「電車を丸ごと貸し切りにする」ってどんな感じ？ もうすぐ100歳「阪堺電車161形の貸切ライブ」に行ってみた（2/4 ページ）

[鶴原早恵子，ねとらぼ]

地元の女の子「かわいい電車！　これ乗れる？」　……立派なテツ子になってね！

　定期運行の電車が出ていって、わたしたちの161号車がゆっくりと浜寺駅前停留場のホームに入ってきました。続きまして後半です。

161形が入ってきた。やっぱり絵になります

　停留場では「かわいい電車！　これ乗れる？」と運転士に尋ねる地元の女の子の姿も。ごめんね、これ、貸し切りなの……。でも、いつかあなたも乗ってね。そして立派なテツ子になってね……♪

　浜寺駅前停留場を出発して30分弱。我孫子道停留場にある「あびこ道車庫」に入って休憩です。「おぉぉぉ！」普段は入れない車庫への進入に参加者一同大喜び。車両基地はどこであってもファンをワクワクさせてくれますね。

　車内ライブもこの特別な車内空間が相まって大いに盛り上がりました。鉄道カントリー倶楽部は「電車の中でライブしたい！」という半熟BLOODの皆さんの願いから生まれた団体だそうです。参加者と距離がめっちゃ近く、そしてレトロな電車の揺れと音楽のリズムが心地よく……。こんな電車の楽しみ方もいいですね……！

161形は地元の人や親子連れにも当然人気

クイズ大会の景品を用意する半熟BLOODの葵さん（左）と、こがちひろさん（右）

車庫で休憩！　やったー！

電車の中でのライブ。アコースティックな音がレトロな車内に似合っていました。いい雰囲気

　我孫子道を出て約20分、出発した天王寺駅前停留場に戻ってきました。電車貸し切りライブイベントはこれで終了。普段の「乗り」ともまた違う、約2時間20分の新鮮で濃厚なほんわかした時間を過ごせました。

天王寺駅前に帰ってきました。大満足！