伊豆の別荘が“マイナス50万円”でも売れない? 空き家問題で増え続ける「マイナス価格物件」の実態(1/5 ページ)
少子高齢化・人口減少、大都市への集中により出口の見えない日本の空き家問題。
2018年、「人気観光地・伊豆の温泉付き別荘が100円で販売されている」とネット上で話題に。取材したところ、実際の販売価格はたったの1円。不動産情報サイトが100円以下の販売価格に対応していなかったため、そう表示されていただけで、ホントは駄菓子よりも低価格だったのです。しかし、空き家問題が深刻化している日本ではこのような物件は珍しくなく、それどころか“マイナス価格”で販売されている物件が増え続けているといいます。
つまり、お金を払うどころか数十万〜数百万円をもらって、家がゲットできるというわけ。今回はそんな“マイナス価格物件”を数多く扱ってきたリライト社を取材し、「−50〜80万円で“買える”のに、買い手が1年間つかなかった物件」を見てきました。
−50〜80万円で“買える”のに、買い手が1年間つかなかった物件
列車に揺られて、やってきたのは静岡県東伊豆町の物件の内覧会。ここは相模湾が一望できる風光明媚な土地で、近くには稲取ゴルフクラブも。バブル期は憧れの別荘地として知られていました。なぜその物件がマイナス価格で販売されているのか、UR(旧・日本住宅公団)で40年間勤務するなど、長年不動産業界に携わってきたリライトの相山和夫さんにお話を伺いました。
── かつて伊豆は別荘地の代名詞でしたよね。
相山:伊豆高原とかはもうすごかったですね、私もいっぺん買おうと思ったけれども、高くて手が出ませんでした。手ごろな物件は崖のところぐらいでね。
── それが今では、ちょっと年季の入った物件ばかりが目立ちますね。
相山:もうここで新築を建てられた方って、たぶんここ10年いないんじゃないですかね。隣の物件なんて屋根が半分崩れかけていて、ちょっと悲しいですよ。
── この物件は、いくらで買えるんですか?
相山:1円です。しかも売主さんがこっそり50〜80万円負担してくれるので、マイナス50〜80万円です。
── 問い合わせはどれぐらい来たんですか?
相山:500件じゃきかないです。
「モーニングショー」(テレビ朝日系)で紹介されたときは150件超えました。内覧会も一番多いときで30組近く来たんですけど、結局それでも決まりませんでした。
「決めた」と言う人も多いんですけど、「帰宅して考える」と言ったあとに……。
── 断られるんですか?
相山:そうですね。前回も2日来られて2日目で「絶対申し込むから」と言う方がいて。なかなか申し込みいただけないので1週間ギリギリになって聞いたら「やっぱりやめる」と。そういう方が多いんですよね。
── なぜですか?
相山:結局、管理費と初期費用がネックだったんでしょうね。初期費用が一番大きいんじゃないかな。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「太ももの筋肉が段違い」 “すさまじい完成度”の春麗のコスプレに「ご本人ですか?」と21万いいねの反響
-
「数やば」 ハードオフで目撃した“まさかの光景”が124万表示 「初めてみた」「いってみたい」
-
東京駅で“あるはずのない落とし物”が見つかり話題に 深まる謎に「未使用なのか」「すげぇ」「意味が分からない」
-
猫用ハウスにワンコがすっぽり、見過ごせなかったニャンコは…… 電車で見ちゃダメな“反撃”に「会話が聞こえてきそう」「笑ったww」
-
足の踏み場もないほど散らかった亡き母の部屋…… 息子の依頼で掃除の達人が見事片付けた結果に「驚いた」「素晴らしい仕事」
-
“4000万円超” 田中律子、プレミア高級車を公開 「夢とロマンスが詰まってる」
-
「朝から眼福や……」 元鉄工所勤務の大食いタレントが“気になる”人続出 「くっそかわいいな」「お名前知りたいです!」
-
とある道の駅で…… 10歳の子どもが熱烈に欲しがった“意外すぎる商品”に7万6000いいね「初めて見ました!」「狂おしいほど魅力的」
-
「隠れ家としては最適」 Amazonで“家”を買ったら……? “驚きの構造”が900万回再生の人気【米】
-
マクドナルド、ポテト250円祭を“まさかの方法”でアピール “懐かしすぎるアイテム”に「若い人に伝わる?」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- 「驚愕の修理代」の金額明かす お見送り芸人しんいち、約2000万円の愛車が故障で「終わった」「お金がないです」
- プロ警鐘「エアコン、夏が終わったらコレやらないと……」が530万再生 水漏れや“内部のスライム化”を防ぐコツが目からウロコ
- “医療ミス”で両頬に大きな火傷 「鏡見るたび涙が止まらない」フォロワー24万人のモデルが悲痛の声 「周りの目が怖い」
- スーパーで買ったニンニクを土に植えると…… ぼこぼこ増える驚きの簡単栽培に「たくさん出来て最高」「植えてみよう」
- 「これは合格出せない」 リンガーハットがジョブチューン挑戦→“まさかの不合格メニュー2品”に騒然
- 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
- 「本当に56歳…?」 “王騎”大沢たかお、“腕と足の太さがほぼ同じ”の圧倒的肉体を披露 「かっこよすぎる」
- モグラに似てる“ヤベぇ虫”を、2カ月育ててみたら…… 感動の展開に「これはマジで凄い」「学術発表レベル」
- カインズの「撒くだけで防草できる砂」本当かどうか検証してみたら…… 驚きの結果に「魔法のような砂、買いに行きます!」「これさえあれば」
- “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
- 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
- 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
- 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
- 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
- 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
- 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
- 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
- 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
- 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声