松竹と東映が史上初の共同プロジェクト 特撮コメディー映画「大怪獣のあとしまつ」製作決定

三木聡監督「ふたりと一緒にスタッフ一同、思い切り後ろを向いて撮影に臨みます」

» 2020年02月27日 06時00分 公開
[すももねとらぼ]

 普段はしのぎを削る大手映画会社の松竹と東映が史上初のタッグを組み、オリジナル脚本の特撮映画「大怪獣のあとしまつ」を製作することが発表されました。主演は「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さん、監督/脚本はテレビドラマ「時効警察」シリーズなどで知られる三木聡さんです。いったいなにがはじまるんです?

大怪獣のあとしまつ 土屋太鳳 山田涼介 三木聡 特撮 映画 巨大怪獣の死骸処理をコメディータッチで描く「大怪獣のあとしまつ」に山田涼介さんと土屋太鳳さんをキャスティング

 2社の共同プロジェクトとして製作される同作は、特撮映画に頻出する巨大怪獣が倒された後どうなるのかを描くもの。怪獣の死骸処理という視点が入った特撮作品は存在しますが、その部分だけにスポットを当て、環境問題や政治の混乱を含ませながらコメディータッチで描くのが特徴です。

 本格的なコメディー映画は初挑戦となる山田さんは、死骸処理の現場指揮の任に就く特殊部隊員の帯刀アラタ役。また、ヒロインで帯刀の元婚約者・天音ユキノ役には土屋太鳳さんが起用されました。

大怪獣のあとしまつ 土屋太鳳 山田涼介 三木聡 特撮 映画 夢のコラボにガッチリと握手を交す両社の社長。左が松竹の迫本淳一代表取締役社長、右が東映の多田憲之代表取締役社長

 松竹と東映がガッツリ組んだ初の共同プロジェクトとあって、両社の代表取締役社長もコメントを寄せており、松竹の迫本淳一代表取締役社長は、「本来、スポットがあたらない部分を真剣に作るのがこの作品の面白さですから、その点は昨年大ヒットした映画『翔んで埼玉』を作られた東映さんの力をお借りして、勉強させていただきたい」とコメント。また、東映の多田憲之代表取締役社長も「まさに松竹さんがいなければ成立しなかった企画です。いい映画と面白い映画はイコール。いい結果が出ることによって両社にとっての次のステップもあるはず」と話しています。

 監督/脚本を務める三木さんは「時効警察」シリーズに代表される脱力系コメディーにも定評がありますが、同作について「バカバカしい企画」と独特の表現で賛辞を送りながら、「ふたり(山田さんと土屋さん)と一緒にスタッフ一同、思い切り後ろを向いて撮影に臨みます」(強調は編集部)とこれまたユニークな意気込みを語っています。公開は2020年以降です。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/11/news012.jpg 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. /nl/articles/2502/12/news018.jpg 雑草ボーボーの荒れ地に“牛3頭”を放牧→2週間後…… まさかの光景に「感動しました」「いい仕事してますねぇ〜!!」
  3. /nl/articles/2502/16/news002.jpg 「これは騙されるわw」 すっぴんボサボサ髪の女性が“詐欺メイク”をしたら…… 別人級の仕上がりに「すげぇ!」
  4. /nl/articles/2502/13/news156.jpg 「ひどい……」 ディズニーランド、人気グッズ発売日に人殺到で“地獄絵図” 「通勤ラッシュ並」「阿鼻叫喚」 完売で高額転売も
  5. /nl/articles/2502/13/news004.jpg 高校生娘のため、50代父が初めて作った“サンドイッチ弁当” まさかの出来に驚き「これは女子が大好きなやつ」
  6. /nl/articles/2502/13/news058.jpg ふるさと納税の返礼品でブリをもらったら…… “まさかの緊急事態”に家族騒然 「これはきつい」
  7. /nl/articles/2502/13/news030.jpg なつかしのおもちゃ店「ハローマック」のカプセルトイ、その中の1つが“ひどすぎる”と話題 諸行無常を突きつけるバリエーションに「人の心がないんか」
  8. /nl/articles/2502/13/news039.jpg 漢字の“菜”→画家が線を足していくと…… 斬新な手法と“驚きの結果”に感嘆「どの文字選んでもちゃんと絵になる」
  9. /nl/articles/2502/12/news010.jpg 【今日の計算】「2×3×0÷7」を計算せよ
  10. /nl/articles/2502/12/news064.jpg 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 投稿者に話を聞いた
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  2. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  3. 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
  4. リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
  5. 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
  6. “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
  7. 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
  8. 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
  9. ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
  10. 【今日の計算】「7−2×0+9」を計算せよ
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議