『VOGUE』イタリア版、“真っ白な表紙”に反響 新型コロナウイルス感染拡大受けての試み(1/2 ページ)
「これは素晴らしいメッセージ」「これは感動的だ」などの反応が寄せられました。
ファッション誌『VOGUE』のイタリア版が4月号(イタリア現地時間4月10日発売)の表紙に白1色のデザインを採用。同誌公式Instagramで4月8日(現地時間7日)に表紙が公開されました。カバーフォトなしの真っ白な表紙は『VOGUE』史上初とのことです。
『VOGUE』イタリア版は、「100年以上の長い歴史の中で『VOGUE』は戦争、危機、テロ行為を乗り越えてきました。『VOGUE』の最も崇高な伝統は、見て見ぬふりをしないということです」とした上で、「『VOGUE』史上初めて真っ白な表紙を採用したのは、画像が不足していたからではなく、まったくその反対です。白は同時に多くのことを意味しているからです」と表紙に白紙を使用した意図を説明。白が象徴するところについて、「再生」「暗闇の後の光」「われわれの命を救うために自らの命を懸けて戦っている人々が身につけている制服の色」と新型コロナウイルス感染症による死者が1万7000人を超えたイタリアが、白に込めた複数の意味を挙げています。
ファッション界で大きな影響力を持つ『VOGUE』の大胆な試みに、Instagramのコメント欄には、「ブラボー」「これは美しい」「このメッセージが全てだ」「これは素晴らしいメッセージ」「これは感動的だ」「終息したときに私たちが経験したことを思い出すために、私はこの号を入手します」といったコメントが英語やイタリア語などの言語で寄せられました。
また、3月31日には『VOGUE』ポルトガル版が、男女がマスク越しにキスをする印象的な表紙をInstagramで公開。画像は、言葉以上の価値があるだけでなく、歴史資料としての価値もあるとした上で、2020年の一つの自由の形として表現していました。
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