「カメ止め」最新作が“絶賛ドタバタと制作中” スタッフ&キャストが一度も会わない完全リモート制作の意欲作
「一般人がリモートで参加できるシーン」も。
映画「カメラを止めるな!」シリーズの最新作「カメラを止めるな! リモート大作戦!」の制作が決定しました。スタッフとキャストが一度も会わない、“完全リモート”体制で制作。4月末〜5月初旬の完成を目指しており、完成次第、「PANPOCOPINA」YouTube公式チャンネルでの無料配信を予定しています。
上田慎一郎監督初の劇場長編作品である「カメラを止めるな!」は、とある山奥の廃墟で撮影されたゾンビ映画を巡る物語。低予算インディーズ映画として2018年6月に都内のミニシアター2館で劇場公開されるとSNSでの口コミで評判を広げ、累計上映館数は300館、興行収入30億円を超える異例のヒットに。同年の第42回日本アカデミー賞では8部門で優秀賞を受賞するなどその年の映画界を代表する一作となり、同作の半年後を描いたスピンオフ「ハリウッド大作戦!」も制作されました。
同シリーズの最新作と位置付ける短編映画は、新型ウイルスの感染拡大で外出自粛を余儀なくされている日本が舞台。プロデューサーからのむちゃな依頼を受けた映像ディレクター・日暮(演:濱津隆之さん)が、「スタッフキャスト全員、自宅から一歩も出ず、一度も会わず、完全リモート」で再現ドラマの制作に取り組む姿を描くという現実とフィクションが織り交ざった一作となるようです。
さらに、同作は“一般人がリモートで参加できる”シーンも用意され、詳細や参加方法は後日、「カメラを止めるな!」公式Twitterで発表する予定。また、未公開映像や監督とキャストからのメッセージ動画を、4月13日から始まったクラウドファンディングプロジェクト「ミニシアター・エイド基金」内で特典として提供することも決まっています。
ビデオ通話やスマートフォンによる自撮りを通して撮影し、監督が映像編集する体制の同作。脚本、編集も担当する上田監督は、「誰かの暗い気分を少しでも明るくできたら」「誰かにとって『新たな仕事を創出するヒント』になれば」と、新型コロナウイルスのため外出自粛をしている人たちや、苦境に立たされているクリエイターたちを楽しませ、励ますためにこの作品を考えたと明かしています。
上田慎一郎監督コメント
新型コロナウイルスの感染拡大。未曾有の事態に世界中が不安に包まれています。外出自粛要請、感染への不安により「人に会えない」状況が続いています。いま、自分にできること。それはやはり「明るいエンターテインメント」を創って、それを楽しんでもらうことだと思いました。いま下を向いている誰かに前を向いてもらいたい。本作で誰かの暗い気分を少しでも明るくできたらと思います。
現在、仕事を失い生活の危機に瀕しているクリエイターが沢山います。そんな人達に「人と会えない状況でも知恵と工夫でものづくりは出来る」と前を向いてもらいたい。完全リモート制作の本作が、誰かにとって「新たな仕事を創出するヒント」になればとも思っています。
現在、絶賛ドタバタと制作中です。どうぞお楽しみに!
(C)カメラを止めるな!リモート大作戦!
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