「アナ・ウィンターがスウェットパンツはいてる」 米VOGUE編集長、見たことがない“在宅ワーク”姿に驚きの声
新型コロナウイルスの打撃を受けたデザイナーたちへの支援も。
米VOGUE誌のInstagramが4月13日(現地時間)、同誌編集長のアナ・ウィンターがスウェットパンツを履き、在宅ワークをしている姿を公開。アナは映画「プラダを着た悪魔」で米女優メリル・ストリープが演じた編集長のモデルと言われるファッション界で最も影響を持つ人物の1人です。スウェット履くのか……。
アナといえば、ボブヘアーにサングラス、ワンピース、ハイヒールというアイコニックなスタイルを崩さないことで有名。今回の写真でも髪型とサングラスはいつものままですが、白いラインの入った赤いスウェットパンツに紺のボーダー入り赤いセーターというくつろいだファッションを見せています。
過去、VOGUEの動画で「スウェットをはく?」という街の人からの質問にはっきり「いいえ」と答えていたことがあるアナだけに、Instagramのコメント欄では「アナが……スウェットパンツをはいている?」「オーマイガー、アナ・ウィンターがスウェットパンツはいてる。世界は変わっていくね」と驚きの声をあげる人が続出しました。
アナのスウェットパンツ姿が人々をざわつかせる一方で、「人が死んでるっていうのに誰も気にしないのか?」と社会の重大な局面にもっと真剣になるべきと批判する声も。これに対しては「ファッション産業と周辺の経済はみんなに影響するんだよ」「ファッションは心に残った最後のものなのに、大目に見てよ」など経済危機にも目を向けるべきというコメントや長期間の緊張状態に少し息抜きが必要といったコメントが散見されています。
新型コロナウイルスの影響で世界の在り方が変わる中、同アカウントは6日(現地時間)にもアナがマスクをする姿を投稿。これまで、マスクをすることに強い抵抗があった欧米社会で、ファッション界の重鎮であるアナが見せたこの姿は多くの人に支持されました。
今回の外出禁止令に伴う経済危機に対し、VOGUE誌と、ファッションデザイナーのトム・フォードが会長を務めるアメリカファッションデザイナー協議会(CFDA)は、2001年のアメリカ同時多発テロ事件後に設立した基金を利用した“A Common Thread”をローンチし、新型コロナウイルスにより不安を抱えるデザイナーたちへの支援を表明しています。
アナは、やはりジーンズにセーターというリラックスした装いの動画を公開し、「トム(フォード)と私は医師ではありませんが、特に国中の中小企業や労働者は壊滅的な経済の影響を受けており、多くの人が助けを必要としています。ファッション業界は大打撃を受けました。私は、給料が払えない、注文が返品される、店舗の閉鎖などにおびえ、仕事や生活が立ち行かなくなる恐れのある多くのアメリカ人デザイナーらと話してきました。私たちが設立した基金は彼らと彼らが一緒に働く才能ある人々を助けていくつもりです」と頼もしいコメントをしています。
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松野兄弟バージョンのグレーも。
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