デレマスP作「たべるんごのうた」局所的超絶人気で音MAD大増殖、登坂アナの朗読動画まで登場 こいつはりんごろう
ンゴー。
現在ニコニコ動画を中心に、「たべるんごのうた」なる大変素朴でシュールで山形県な歌がじわじわと広がりを見せています。初見では元ネタも分からない謎の歌ながら連日複数の音MADがランキングに入り、ついには元NHKの登坂淳一アナによる朗読動画まで登場してしまいました。
この歌はいったい何なのか。震源地はどこなのか。あまりの人気ぶりに調べてみたところ……チクショウ、またアイマスP(プロデューサー/アイマスシリーズプレイヤーのこと)勢の仕業だったぁ!
たべるんごのうたはこうして生まれたんご
「たべるんごのうた」は、ソーシャルゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」(デレマス)に登場するキャラクター「辻野あかり」をこよなく愛するPバチさんが作った歌。山形のリンゴ農家出身である辻野あかりが、山形りんごのおいしさを語るというものです。公開されたのは、2020年1月11日。
その歌詞は「ネットで調べて都会では語尾に『んご』を付けるのがはやっていると思い込んでいる」辻野あかりのキャラを反映し、「たーべるんごー たべるんごー」といった具合で気の抜ける仕上がり。合成音声で作られており伴奏もなく、非常に静かです。
映像はデフォルメされた辻野あかりと、原作で辻野あかりのカードに出てくるマスコットキャラ「りんごろう」がくるくる踊るというもの。最後は「こいつはりんごろう(ンゴー)」と雑な紹介で終わる、あまりにもシュールな不思議空間となっています。
しかしその素朴さが、Pたちの魂に宿る“何か”に火を着けた!!
音声MADが増えていくんご
公開から1日、「たべるんごのうた」に感銘(?)を受けた他のPによる伴奏付きバージョンの動画が公開されます。そこからさらに「ポポーポポポポ♪」(スーパーの呼び込みくん)ぽいバージョンやアニメの主題歌「Star!!」に乗せた「たべるんごのうtar!!」など、アレンジや音MAD動画が少しずつ作られていきました。
そして2月24日、1本の強烈な動画が投稿されます。ヒカルさんの「traveling」の音声をつなぎ合わせた、いわゆる“人力ボーカロイド”方式で「たべるんごのうた」を歌わせた異常に完成度の高い動画「たべるんごのうただ」がそれです。作成したのは、ビリーバンバンが「薄紅」を歌うきっかけとなったメカPさん。
ここから本格的にさまざまな派生動画祭りに発展。「炎のキン肉マン」で作った「キン肉マンごのうた」やら、AIR「鳥の詩」で「鳥んごの詩」、大塚愛さん「さくらんぼ」で「さくらんごのうた」、コンギョで「たべるんギョのうた」、ドカベンで「ドカベンごのうた」、Bad Apple!!で「Eat Apple!!」などもうやりたい放題です。ニコニコオールスターズか?
そして当然のように作られる、「ssss.gridman」のOP「union」で作った「SSSS.たべるんごマン」。「林檎、シャリっとさせたくて」じゃないんだよ。
現在ニコニコ動画のランキングは連日辻野あかりとりんごろうのサムネイルが並び、寝て起きるたびに新しい「たべるんごのうた」が作られている無限りんご祭り状態に。そして4月14日、とうとう元NHKアナウンサーの登坂淳一さんが自身のYouTubeチャンネルで歌詞の朗読動画を公開してしまったのは前述の通り。ちなみにこの動画は、ビリーバンバンも巡回済み。んごー……。
声がほしいんご
こうしておよそ3カ月をかけ、じわじわとPたちに広まっていった「たべるんごのうた」。しかし、なぜか辻野あかり自身の声を使った動画はありません。最初のオリジナル版も、前述の通り合成音声です。いったいなぜでしょうか。
理由は簡単で、彼女はゲーム中でボイス未実装なのです。デレマスには多数のキャラがいるのですが、その中でボイスが実装されているキャラの方が少数。声が実装されるには人気投票系のイベントで上位に入る必要があり、彼女もまたボイス実装待ちの列に並んでいる状態なのです。
あまりの広まりっぷりに作られたきっかけがどこかに吹っ飛んでしまいそうになっていますが、そもそも「たべるんごのうた」は辻野あかりに人気投票系イベントで投票してもらいたいという思いで作られたもの。投稿者コメントには大きな赤字で、以下のように書かれています。
第9回シンデレラガール総選挙並びにボイスアイドルオーディションで辻野あかりをよろしくお願いします!
また作者のバチさんはTwitterで「りんごパンデミックに対して辻野あかりをおもちゃにするだけになっては流石に申し訳が立たないので」とコメントし、キャラを真面目に紹介する動画「たべるんごのこのうた」も公開しています。関連動画を楽しむ際には、この思いは忘れずに視聴したいところ。
とはいえ、このブーム自体は辻野あかりに対して追い風になる可能性は高そうです。第9回シンデレラガール総選挙とボイスアイドルオーディションは、4月17日からゲーム内で開催。果たしてたべるんごパワーでどこまで上位に入れるのか……見ものんご。
関連記事
「デレステ」新アイドル実装でなぜPたちは荒れたのか
「欲しいモノが簡単に手に入ったら、つまらないでしょ?」というセリフも火に油を注ぐ形に……。【訂正】ついに来たな! 「シンデレラガール総選挙」で勝つために、今こそ人類は『野望の王国』を読もう
※そのままマネすると犯罪に問われる可能性があります。オッ、オゲェ〜〜!! クリスマスイブだぞ!? 池袋晶葉ちゃんの限定ガチャが急に来たので「モバマス」と池袋晶葉ちゃんのすごさをガチで説明します
いつもよりテンション高めの「マシーナリーともコラム」第20回。ついにこの日が来たな! 全池袋晶葉ちゃんPが泣いた、“池袋に池袋晶葉ちゃんが降臨”した日
いつもより熱量高めなマシーナリーともコラム、第6回。闇に飲まれなさそう 「デレステ」新カード背景の神崎蘭子が最高の笑顔でクソコラグランプリ素材化
この笑顔は光属性。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
ありふれた鍵の穴に、毛糸でビーズを編み付けると…… 自慢したくなるふわふわアレンジが話題【海外】
着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
スーパーで売れ残った瀕死のケガニを水槽に入れたら……翌日、まさかの展開 胸を打つ光景に「鳥肌立った」「泣きそう」
マインクラフトで作った“超有名ゲームでおなじみの場所” 2カ月かけて建築した大傑作に絶賛「背景まで……」「全部ブロックだ!」
海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
ふと横にいる1歳息子を見ると……“まさかの姿”が100万表示 ママ絶叫の光景に「あああ!!」「これは尊すぎてやばい」
太巻きずしを手軽に作る方法が目からウロコ “身近なもの”で簡単にできる技に「天才的」「もっと早く知りたかった」
古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
散歩中、花を見つけた柴犬が…… “1秒後の展開”に感涙の声「ほわああああ泣ける」「あと100000000000年生きるべき」
- 【ハンドメイド】余った布が大変身! 捨てるのがもったいなくなる活用法に「天才じゃないですか!」「素敵なアイデア」
- 高校生のときに出会った“同級生カップル”→「親に頼らん!」と必死に貯金して…… 19年後、現在の姿に反響
- 岡田紗佳、一連の騒動を生中継で謝罪 頭を深く下げ「申し訳ございませんでした」
- 庭に置かれた“普通の物置” → DIYで“まさかの姿”に大変貌 「え?物置ですか?」「すごすぎ」
- “部屋が汚すぎて”彼氏に振られた女性→1人孤独に片付けを続け、600日後…… まさかの光景に「感動しました」
- 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
- 一般家庭で暮らすワニ、“ご飯だよ”の合図を聞いた瞬間 400万再生の予想外すぎる顔に「温室育ちの純粋な目をしてて草」
- 普通の折り紙1枚を、パタパタ折っていくと…… プレゼントにぴったりな美しいアイテム完成に「すげぇつくりたい」「かわいい」
- クルマのドアが開かない……! 車内から緊急脱出する“驚きの方法”に目からウロコ 「貴重な情報」「良い知識」
- 大人なら5秒で解きたい!「9+0÷2−3」の答えは?【算数クイズ】
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
- 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議