「ほんとに泣きそうになった」 新潟県燕市が帰省自粛学生に「コシヒカリ」と「布マスク」等送る応援施策、申し込んだ学生が感謝語る
市長からの心温まる手紙にも注目が集まっています。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が拡大する中、新潟県燕市が帰省を自粛している学生に対して「燕市産のコシヒカリ5キロ」と「手作り布マスク1枚」などを送る応援を行っています(関連記事)。「市内有志の皆さんからのご厚意」で実施されているというこの支援に申し込んだ学生を取材しました。
行われているのは、燕市への帰省を自粛している、新潟県外に住む燕市出身の学生に対して、「燕市産のコシヒカリ5キロ」と「手作り布マスク1枚」などを燕市が送るという応援施策。市内有志からの厚意で実現したものだといい、当初は首都圏在住の燕市出身者で東京つばめいと(※)に登録した人を対象にしたものでしたが、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことを受け、4月17日からは「新潟県外のすべての都道府県」に対象地域が拡大されました。
(※)東京つばめいと……燕市出身で首都圏在住の18〜30歳の人(市内に通勤通学していた人も含む)を対象にしたもので、「首都圏で暮らしている燕市出身の若者の応援」「燕市出身の若者同士が交流できる場の提供」「登録者と燕市や市内企業とをつなぎ、Uターンを促進(Uターン相談など)」を目的に設立。
「なんかほんとに泣きそうになった」――母からのLINEで知ったふるさとの支援
Twitterではこの支援に申し込んだ人からの「なんかほんとに泣きそうになった、、ありがとう燕、全国に誇れるふるさと」というツイートが話題に。
ねとらぼ編集部ではツイートを行った学生のとしき(@adtr_toshi23)さんを取材し、どのように施策を知ったのか、支援物資が届いたときの気持ちなどを聞きました。
――支援品を受け取ったときの率直な感想を教えてください。
としき:本当に感動しました。地元燕市の温かさを感じる支援品でした。中に鈴木市長からのお手紙が入っていたのですが、その内容を読み、涙が出そうになりました。地元から離れても、燕市民のことを思い続けてくれるのがとてもよく伝わりました。素晴らしい取り組みだと思います。
――燕市産のコシヒカリ5キロ、手作り布マスク1枚、市長からの手紙のほかにも支援品も入っていたようですね。
としき:他にはみそ、乾燥マイタケ、きゅうり、ミョウガのみそ漬けが入っていました!
――燕市の学生応援施策を知った経緯について教えてください。
としき:きっかけは母からのLINEでした。「燕市出身の学生に燕市からお米とマスクが配布されるらしい」という旨のメッセージが来て、つばめいとから申し込みをしました。
――支援品が届いたのはいつごろでしょうか。
としき:4月12日に申請を行い、届いたのは4月18日です。
――最後に今回の支援を通じて感じたこと、伝えたいことがあれば教えてください。
としき:今、(新型)コロナウイルスによって大変な思いをしている方たくさんいらっしゃると思います。ですがこんな時こそ、燕市が行った取り組みのような人を思いやる気持ちが一番大切なのではないでしょうか。こういった人の温かさに触れることで頑張ろうという気持ちになれます。
大変だからこそ、支え合って乗り越えたい。そんな想いが伝わる燕市からの対応でした。こういった取り組みが全国的に広まっていけばいいなと思っています。
燕市によると、応募時期によっては送付内容が変わる場合もあると言い、現在多くの応募があり、「発送までお時間をいただいております」とのこと。帰省自粛学生への応援の詳細については燕市の「東京つばめいと」のページで紹介されています。
画像提供:としき(@adtr_toshi23)さん
(Kikka)
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