矢部浩之、岡村隆史への公開説教からみえた“コンビ愛”が話題 「距離をとっていた」と心境吐露

矢部さんの言葉が刺さります。

» 2020年05月01日 13時22分 公開
[百合野綾ねとらぼ]

 お笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之さんが、4月30日に放送されたラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演。相方・岡村隆史さんを“公開説教”し、Twitterでは「コンビ愛」がトレンド入りするなど、岡村さんに向けた矢部さんの言葉が話題を集めています。

岡村隆史 ナインティナイン お笑い芸人 ラジオ オールナイトニッポン 番組で謝罪した岡村さん(画像は岡村隆史Instagramから)

 前週の放送でCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大が終息したら、一時的に生活が困窮した女性が風俗業で働くという旨の発言で、物議を醸している岡村さん。番組冒頭で、この発言について「多くの人に不快感を与えてしまった」と謝罪すると、「大変な失言だった。情けないです」と反省の意を表していました。

 この謝罪後、「やったなぁお前、やってもうたなぁ」と登場した矢部さんは、「緊急事態よ、ナインティナインも。情けない」と切り出し、「逆に岡村隆史の発言で、なんかええ機会もらったよって思う。公開説教しようと思ってね」と、文字通り“公開説教”を始めました。

 現在のナインティナインの関係について「あんまりいい感じじゃない」と思うところがあったという矢部さん。かつて、高校のサッカー部で岡村さんが先輩、矢部さんが後輩という出会い方をした2人ですが、「元サッカー部の後輩やけど。でももう違うのよね。あんたと俺は」と話すと、続けて「どっかに『先輩として』というのが(まだ)あるから、俺に謝れないのよ」とし、「本番中とか人がいっぱいいるところでは謝れるねん。いい顔できるから。内弁慶なとこあるやんか」と指摘しました。

 また、現在は楽屋が別々だという2人。矢部さんは同じ楽屋だったころを振り返り「例えばプロデューサーとかマネージャーに、俺はコーヒーとか持ってきてくれたら『ありがとう』って出るのよね。普通に。でも俺は1回も聞いたことないねん」と、周囲のスタッフに対しての態度も気になっていたと説教。

 さらに、2010年に岡村さんが体調不良で5カ月の休養から復帰した際、「収録終わりにLINE来たのよ。『全て笑いに』って一行。いやいやもうちょっとあるやろって」と回顧。普段のさまざまな点で違和感を抱いていたようで「やっぱりオフのところが大事なんじゃないかなって思うのよね。お笑い芸人という前に、人間でやっているから」「なんかそういうところを見たくなくて、距離をとっていた」と告白。これに対し岡村さんは「ただただ、楽屋が別になっていただけだと思っていた」と相方の気持ちに気付いていなかったようで、矢部さんは「飽きるのが怖かった。嫌いになるのが怖くて」と本音をこぼしていました。

岡村隆史 ナインティナイン お笑い芸人 ラジオ オールナイトニッポン 前回放送時の岡村さん(画像は岡村隆史オールナイトニッポン公式ブログから)

 不適切発言が物議を醸した件について、リスナーにも甘えていたことから今回のことが起きたのではないかと感じた矢部さんは「犯罪じゃなくモラルとかそういう問題やから」とキッパリ。「電波にのせてそれを言ったから大問題なんやけど、別にラジオってガチガチにせりふが決まっていないし。自分の言葉でしゃべっているから、そういう人間やって思われても仕方ないもんね。致命的やと思う。岡村隆史が女性に対して軽視しているとか。男尊女卑であったり」とコメントしました。

 さらに「俺は40歳までふらふらしていたけど、なんか気付いたの。結婚して間違いなく女の人はすごいなって思えた。やっと結婚して子どもにも恵まれてよりどんどんリスペクトが増していったのよね」と結婚後の心境の変化を語った矢部さん。それを踏まえ、「景色を変えた方がいいと思う。別に結婚しているから偉いんじゃなくて。人間ってうまくできているんやろうなって。全く変わるから」とアドバイスを贈ると岡村さんは、「俺だけが全然変わっていなかった」と自覚したようで「いろんなところに甘えがあったんやろうな」と反省した様子でした。

 この“公開説教”を受け、ネット上では「はっきり言ってくれる関係って本当にいいよね」「矢部さんの言葉がグサッと刺さった」「辛辣(しんらつ)すぎる」「叱り方を知っている人の叱り方」と、矢部さんを称賛するコメントが殺到。「岡村さんには矢部さんが必要」「岡村隆史を一番理解し、尊敬して、ダメ出しできるのは矢部浩之」「叱れる矢部さんは本当に岡村さんが大好きなんだな」「これからも最高なコンビでいてください」と、コンビ愛に胸を打たれた声も多数あがっていました。


関連キーワード

お笑い芸人 | ラジオ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  4. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  5. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」