矢部浩之、岡村隆史への公開説教からみえた“コンビ愛”が話題 「距離をとっていた」と心境吐露
矢部さんの言葉が刺さります。
お笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之さんが、4月30日に放送されたラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演。相方・岡村隆史さんを“公開説教”し、Twitterでは「コンビ愛」がトレンド入りするなど、岡村さんに向けた矢部さんの言葉が話題を集めています。
前週の放送でCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大が終息したら、一時的に生活が困窮した女性が風俗業で働くという旨の発言で、物議を醸している岡村さん。番組冒頭で、この発言について「多くの人に不快感を与えてしまった」と謝罪すると、「大変な失言だった。情けないです」と反省の意を表していました。
この謝罪後、「やったなぁお前、やってもうたなぁ」と登場した矢部さんは、「緊急事態よ、ナインティナインも。情けない」と切り出し、「逆に岡村隆史の発言で、なんかええ機会もらったよって思う。公開説教しようと思ってね」と、文字通り“公開説教”を始めました。
現在のナインティナインの関係について「あんまりいい感じじゃない」と思うところがあったという矢部さん。かつて、高校のサッカー部で岡村さんが先輩、矢部さんが後輩という出会い方をした2人ですが、「元サッカー部の後輩やけど。でももう違うのよね。あんたと俺は」と話すと、続けて「どっかに『先輩として』というのが(まだ)あるから、俺に謝れないのよ」とし、「本番中とか人がいっぱいいるところでは謝れるねん。いい顔できるから。内弁慶なとこあるやんか」と指摘しました。
また、現在は楽屋が別々だという2人。矢部さんは同じ楽屋だったころを振り返り「例えばプロデューサーとかマネージャーに、俺はコーヒーとか持ってきてくれたら『ありがとう』って出るのよね。普通に。でも俺は1回も聞いたことないねん」と、周囲のスタッフに対しての態度も気になっていたと説教。
さらに、2010年に岡村さんが体調不良で5カ月の休養から復帰した際、「収録終わりにLINE来たのよ。『全て笑いに』って一行。いやいやもうちょっとあるやろって」と回顧。普段のさまざまな点で違和感を抱いていたようで「やっぱりオフのところが大事なんじゃないかなって思うのよね。お笑い芸人という前に、人間でやっているから」「なんかそういうところを見たくなくて、距離をとっていた」と告白。これに対し岡村さんは「ただただ、楽屋が別になっていただけだと思っていた」と相方の気持ちに気付いていなかったようで、矢部さんは「飽きるのが怖かった。嫌いになるのが怖くて」と本音をこぼしていました。
不適切発言が物議を醸した件について、リスナーにも甘えていたことから今回のことが起きたのではないかと感じた矢部さんは「犯罪じゃなくモラルとかそういう問題やから」とキッパリ。「電波にのせてそれを言ったから大問題なんやけど、別にラジオってガチガチにせりふが決まっていないし。自分の言葉でしゃべっているから、そういう人間やって思われても仕方ないもんね。致命的やと思う。岡村隆史が女性に対して軽視しているとか。男尊女卑であったり」とコメントしました。
さらに「俺は40歳までふらふらしていたけど、なんか気付いたの。結婚して間違いなく女の人はすごいなって思えた。やっと結婚して子どもにも恵まれてよりどんどんリスペクトが増していったのよね」と結婚後の心境の変化を語った矢部さん。それを踏まえ、「景色を変えた方がいいと思う。別に結婚しているから偉いんじゃなくて。人間ってうまくできているんやろうなって。全く変わるから」とアドバイスを贈ると岡村さんは、「俺だけが全然変わっていなかった」と自覚したようで「いろんなところに甘えがあったんやろうな」と反省した様子でした。
この“公開説教”を受け、ネット上では「はっきり言ってくれる関係って本当にいいよね」「矢部さんの言葉がグサッと刺さった」「辛辣(しんらつ)すぎる」「叱り方を知っている人の叱り方」と、矢部さんを称賛するコメントが殺到。「岡村さんには矢部さんが必要」「岡村隆史を一番理解し、尊敬して、ダメ出しできるのは矢部浩之」「叱れる矢部さんは本当に岡村さんが大好きなんだな」「これからも最高なコンビでいてください」と、コンビ愛に胸を打たれた声も多数あがっていました。
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