これがあの「ゲームボーイカラー対応ミシン」!? 布マスクを作ろうとしたらマニア垂涎の珍品が発掘される

ゲームボーイの操作で刺しゅうができるコンピューターミシン。20年ほど前の製品だけどまだまだ現役。

» 2020年05月03日 12時00分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 新居に置けないからと、妹が実家に持って帰ってきたミシンが最強すぎた――。そんなツイートとともに紹介された、「ゲームボーイカラー(GBC)が埋め込まれたミシン」という珍品が驚嘆の声を呼んでいます。これは「ヌオット」! GBCで刺しゅうできるヌオットじゃないか!!


ヌオット これは、あの伝説の……!

ヌオット GBCがスッポリ収まるレアミシン「ヌオット」だ!

 ヌオットはジャガーが2000年代前半に発売したコンピューターミシン。別売の刺しゅうユニットとGBC、同梱の専用ソフトで機能を拡張し、GBCで選んだ図柄を自動で刺しゅうできます。2019年には、ゲームボーイソフトのコンプリート目前のコレクターが、最後の1本としてヌオット用の別売拡張ソフト「MARIO FAMILY」を探し求めていたことで話題となり、知名度を増していました(関連記事)。

 そんなレアものがどうやって出てきたのか? 投稿主のいこぴこ(@icopico_DQX)さんに詳しい話を聞いたところ、布マスクを手作りしているときに、妹さんが「使っていいよ」と引っ張り出してきたのだそうです。「ウイルス流行→マスクを手作り→GBC対応ミシンが発掘」とは、経緯までレアですね。

 ヌオットは発売当時に購入されたものの、ほとんど使わずにしまわれていたそうで、そのせいか保存状態は良好。いこぴこさんはきれいに残っていた箱や同梱品の写真と動画を提供してくれました。動画では、「メダロット」シリーズなどを手掛けた開発会社、ナツメ(現ナツメアタリ)がクレジットされているという発見もありました。


ヌオット 本体と刺しゅうユニットの箱

ヌオット 刺しゅうユニット同梱の専用ソフトと、別売のGBC

ヌオット ソフトもばっちり起動。ここから図柄を選ぶと、その通りにミシンが刺しゅうしてくれる

いこぴこさんが撮影してくれた起動画面

 こうして不思議な因果で見つかったミシンは初見の人も多く、「こんなのあったのか!」と話題に。「販売員時代、売るのに苦労した」と当時を懐かしむ声や、後継製品の「ヌエル」を今も現役で使っている人など、リプライはさまざまな感想で盛り上がっています。

画像提供:いこぴこ(@icopico_DQX)さん


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