「涙が出るくらいうれしくて」 笠井信輔アナがテレビ復帰 入院中の支えは“ネットのつながり”
元気そうでよかった。
悪性リンパ腫を公表していたフリーアナウンサーである笠井信輔さんが5月22日、ニュース番組「モーニングCROSS」(TOKYO MX)に出演。地上波では初の仕事復帰を果たしました。
2019年12月に“血液のがん”である悪性リンパ腫を公表し、4カ月半におよぶ入院で抗がん剤治療を受けていた笠井アナ。4月30日に退院を報告した後、5月15日放送のラジオ番組「くにまるジャパン極」(文化放送)の出演で仕事復帰していました。
番組にリモート出演した笠井アナは「本当にねえ、こんなに早く呼んでいただけてうれしく思います!」とにっこり。表情も明るく、声のトーンも変わらずで元気な姿を見せました。
放送前日には治療の節目となる診察があったそうで「非常に抗がん剤治療がうまくいっているということで、100点満点かといったら90点以上はあげられる」と医師から説明を受けたとのこと。“寛解”の判断は先送りとはなるものの、普段の生活や仕事復帰は可能となったことを報告しました。
入院生活については「5日間連続で抗がん剤を打って、それを6回やるんですけれども『また来るなぁ、また来るなぁ』とその度に気持ちを奮い立たせる思いでやっておりました」と過酷な闘病中の心境を回顧。
また、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大で周囲から心配されることも多かったようですが、「血液のがんの病棟というのは無菌状態」と説明し「どちらかというと、守られている中での入院生活だったので、入院中は恐ろしくなることはなかった」と振り返っていました。
入院中もブログやInstagramを随時更新していた笠井アナ。ネットのつながりに助けられたそうで「やっぱりものすごく抗がん剤の副作用がつらいもんですから、鉛を飲んだような状況で何もやる気が起きなくなるときに、コメントが本当に一つ一つ涙が出るくらいうれしくて」と感謝。入院中に世間から忘れ去られてしまうのではないかという不安もあったとしながらも、「ネット上でのつながりがこれだけ生きる力をくれるのか」「良い方向でのネットのつながりというのはこういうことなんだな」としみじみと語っていました。
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現在、抗がん剤治療のため入院中の笠井アナ。
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