知ってるようで知られてない? 「アメリカのディズニーパーク」を偏見で紹介するディズニー求めて東へ西へ(1/4 ページ)

» 2020年06月06日 11時00分 公開
[宮田健(dpost.jp)ねとらぼ]

注:本稿は2月下旬の取材に基づくものです。現在米国のディズニーテーパマークは休業中で、ウォルト・ディズニー・ワールドは7月11日から段階的に再開の予定です。


 日本で「ディズニー」というと、やっぱりディズニーの「テーマパーク」が思い浮かぶでしょう。本音は映画もメディアも配信サービスもディズニーです……と言いたいところですが、今回はそのテーマパークを、それも「アメリカ本家の」ディズニーテーマパークを、極私的な大好きポイントに絞って紹介したいと思います。

「アメリカのディズニーランド」はいくつある?

 東京ディズニーリゾートは“ランド”、“シー”の2つのパークがあります。では、本家アメリカにはいくつのディズニーテーマパークがありますか? と聞かれて速答できる人はなかなかいないかもしれません。そこで今回は、知っているようで知られていない本家アメリカにおけるディズニーテーマパークをまとめて紹介しましょう。

西軍:カリフォルニアのディズニーランド・リゾートはウォルトが作り出した“元祖”

ディズニーランド・リゾート 西海岸、カリフォルニアはアナハイムにあるディズニーランド・リゾート。東京ディズニーランドのシンデレラ城に比べると小さい「眠れる森の美女城」がシンボルです

 あのウォルト・ディズニー本人が作った本家ともいえるテーマパークが、カリフォルニアはアナハイムにある「ディズニーランド」。1955年7月17日にオープンし、今年2020年に65周年を迎える老舗のテーマパークです。

 マジックキングダム型パークの原型であり、メインストリートの先にはシンボルとなるキャッスルが存在し、そこから放射状にファンタジーランドやトゥモローランド、アドベンチャーランドなどテーマに沿ったエリアが設置され、皆さんもご存じのアトラクションがたくさん用意されています。

 2019年には最新のエリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」がオープン。さらに2020年2月には最新のパレード「マジック・ハプンズ」がスタートしたばかりです。

マジック・ハプンズ 2020年2月28日にスタートしたばかりの新パレード「マジック・ハプンズ」

 そして2001年2月、すぐ隣に第2パーク「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー」がオープンしました。カリフォルニアそのものをテーマにしたパークでしたが、2012年にはピクサーの人気映画をテーマにした「カーズランド」を、2018年には「ピクサー・ピア」をオープン。みんなが大好きなキャラクターたちが登場するパークになりました。近日中には待望の新エリア「アベンジャーズ・キャンパス」もオープン予定です(当初は7月18日オープン予定でしたが、臨時休園のため残念ながら延期に……)。

 カリフォルニア側の2つのテーマパーク、3つのオフィシャルホテルを含めたエリアは「ディズニーランド・リゾート」と呼ばれ、カリフォルニアの都市型テーマパークとして大変人気です。

東軍:フロリダの広大な土地に拡がるウォルト・ディズニー・ワールドはまさに“リゾート”

 そしてもう一つ、アメリカにはディズニーの“リゾート”が存在します。それが、アメリカの東側、フロリダ州オーランドにある「ウォルト・ディズニー・ワールド」です。

マジック・キングダム 東京ディズニーランドと同様、シンデレラ城がシンボルの「マジック・キングダム」

 この“世界”には、東京ディズニーランドの原型となった「マジック・キングダム」、近未来の世界をイメージした「エプコット」、映画をテーマにした「ディズニー・ハリウッドスタジオ」、動物たちとの共存をテーマにした「ディズニー・アニマル・キングダム」の4つのテーマパーク、25を超えるオフィシャルホテルが存在する一大テーマリゾートです。山手線1周の1.6倍の面積という、広大な土地を生かしたリゾートで、世界のディズニーパークの中でもかなり異質なものです。

アニマルキングダム ディズニー・アニマルキングダムでは、映画「アバター」の世界を再現した新エリアも。巨大な岩が浮かんでいます

 ちなみに、ウォルト・ディズニー・ワールドという名称は当初は違ったものでした。ウォルト・ディズニー本人は1971年のマジック・キングダムオープンを見ることなく亡くなりました。実兄であるロイ・ディズニーはこのテーマパークにはウォルトの思いが残されているとし、当初ディズニー・リゾートとしていた名称を「ウォルト・ディズニー・ワールド」に変更したという経緯があります。そのため、個人的にはディズニー・ワールドではなく、長くてもしっかり“ウォルト・ディズニー・ワールド”と表現したいと思っています。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  4. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」