知ってるようで知られてない? 「アメリカのディズニーパーク」を偏見で紹介する:ディズニー求めて東へ西へ(2/4 ページ)
東西パーク、どっちがお勧め?
ざっくりとした「ディズニーランド・リゾート」「ウォルト・ディズニー・ワールド」の紹介はここまでにして、極私的なお勧めをご紹介していきましょう。
手軽にいける海外パーク、カリフォルニアのディズニーランド・リゾートがお勧め!
まず、西海岸のカリフォルニア、ディズニーランド・リゾートをお勧めします。なんといっても推しは「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」です。映画「スター・ウォーズ」シリーズをテーマにした新エリアで、時間軸的にはエピソード8.5というタイミングながら、映画に登場したことがない辺境の惑星「バトゥー」が舞台です。
このエリアでは皆さん自身がスター・ウォーズの物語を作り出せるという立て付けになっており、ミレニアム・ファルコンをその手で操縦できたり、レジスタンスの一員としてカイロ・レンと対決することだってできるのです。
最もお勧めなのは、2019年12月にオープンしたばかりの新アトラクション「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・レジスタンス」。バトゥーの村のはずれにひっそりと存在するレジスタンスたちの隠れ家から、スター・デストロイヤーに潜入しているフィンと合流すべく新人レジスタンスこと私たちがミッションに参加するのですが……。
このアトラクションの驚くべきポイントはそのスケール感と技術。アトラクションはいわゆる「トラックレスライド」と呼ばれる仕組み(東京ディズニーランド「プーさんのハニーハント」などで利用されているもの)で動いており、どこに向かうのかが分からないというスリルもありながら、追いかけてくるカイロ・レンから逃げる道中、目の前に広がるのはまさに“スター・ウォーズの宇宙”。巨大な迫撃砲の間をすり抜けていったり、あのAT-ATとのバトルを繰り広げたり……。すべてが規格外のライドです。
体験前にネタばれをしたくないので非常に抽象的な説明になってしまいますが、私が一番驚いたのはライドの設計。舞台は宇宙に浮かぶスター・デストロイヤー内。でも私たちはそもそも惑星バトゥーにいて、またバトゥーに帰ってくるというストーリーになるのは当たり前。どうやってスター・デストロイヤー内に行くか、そしてどう戻ってくるかの2つのポイントは、これまでディズニーテーマパークにはなかった、すさまじい技術が使われています。おそらく誰もが、初体験時に口をあんぐりあけてしまうはず!
ただし、一つだけ注意を。このアトラクションは本稿執筆時点では公式アプリを通じた整理券「Boarding Group」に登録していなければ体験できません(待ち行列もファストパス配布もありません)。そのためまず公式アプリをインストールし、開園時間ぴったりにアプリから登録する必要があります。開園後数分でBoarding Groupの登録が終了してしまうことがほとんどですのでご注意を!
その他、先にレポートした新パレード「マジック・ハプンズ」もお忘れなく。そして間もなく、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーに待望の新エリア「アベンジャーズ・キャンパス」が登場します。スパイダーマンが空を飛び、アントマンのピム粒子を使った巨大なメニューを楽しめる、スーパーヒーローが集う場所です。こちらも楽しみですね。
カリフォルニア側のディズニーランド・リゾートは残念ながら、COVID-19の影響で本記事の公開時点では臨時休園が続いており、いまだ再開のめどがたっていません。新要素がたくさんあるので、早く状況が落ち着いて、安心して渡航できるようになることを祈ってます。
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