東京駅「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」(1250円)〜愛知万博から15年、いまも駅弁にあるレガシー!
なぜ、名古屋名物が東京でも駅弁になっているのでしょう。歴史をひもといてみると……!
【ライター望月の駅弁膝栗毛】
西日を浴びて外堀沿いを進む、東京始発の特急「あずさ」号。
中央線特急の一部列車は、東京・千葉始発で運行されています。
「あずさ」「かいじ」は、多くの列車が甲府や松本を終着としていますが、「中央本線」は、東京から塩尻を経由して、名古屋までを結ぶ路線です。
一般に東京〜塩尻間は「中央東線」、塩尻〜名古屋間は「中央西線」と呼ばれます。
江戸・東京らしさを感じさせることが多い、日本ばし大増が製造し、「JR東日本フーズ」が販売する、首都圏の駅弁。
そのなかで、ひと際“異彩を放つ駅弁”といえば「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」(1250円)。
味噌カツ、ひつまぶし…というと、やっぱり、名古屋のご当地料理ですね。
なぜ、名古屋名物が東京でも駅弁になっているのか…歴史を紐解いてみますと?
この駅弁のルーツは、平成17(2005)年に開催された「愛・地球博」にちなんだ「愛知万博開催記念 味噌カツ・ひつまぶし風弁当」にあります。
当時の掛け紙にも「愛知万博開催記念」の文字が躍っていました。
早いもので、愛知万博開催から15年。
私も万博のラジオ番組を担当、建設中の会場を取材したこともあり、懐かしさを憶えます。
【おしながき】
- 茶飯
- うなぎ蒲焼
- 舞茸煮
- 錦糸玉子
- 刻み海苔
- 菜の花お浸し
- 山椒
- 白飯
- 味噌カツ
- キャベツとコーンのサラダ
- 赤蕪漬
白飯に甘辛の味噌だれがしっかりしみ込んだ「味噌カツ」と、茶飯に「うなぎの蒲焼き」という2つの味を、一度に楽しめる「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」。
首都圏にいながらプチ名古屋気分が味わえる楽しみに加えて、程よい大きさのうなぎが入った駅弁を、比較的手軽な価格帯でいただけるのは有難いものです。
そんなおトク感も、ひたひたとロングセラーへの道を歩んでいる理由なのかもしれません。
東京〜名古屋間の所要時間は、一般的な東海道新幹線で約1時間半。
東海道本線の普通(快速)列車を乗り継ぐと、約6時間。
中央本線・塩尻経由で、特急「あずさ」と「しなの」を乗り継ぐと、5時間あまり。
東京駅八重洲口から発車するJRバスの「東名ハイウェイバス」も、約5時間です。
「密」を回避して、さまざまな移動手段を楽しみたい2020年の夏です。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
関連リンク
Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
「志摩スペイン村」微塵も人がいないのに突如トレンド入り 「にじさんじ」周央サンゴの“正直すぎるレポ”で話題に
「ゆっくり茶番劇」商標取得者が「使用料の支払いは不要」 権利は保持すると主張
「ゆっくり茶番劇」商標取得者の代理人が謝罪 「皆様に愛されている商標であることを存じておらず」「爆破予告については直ちに通報致しました」
人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
“はじめてのお散歩”にドキドキの子柴犬 二足立ちで飼い主にしがみつく姿がいとおしくてキュンとする
息子くんにかまってほしい元野良の子猫、必死にスリスリすると…… 抱きしめられる相思相愛な姿に癒やされる
亡くなった伯父から預かったSDカードを開いたらとんでもないものが―― 戦中・戦後の貴重なモノクロ写真が1万点以上、「これはすごい」と注目の的に
胸ポケットから保護子猫が「ひょこっ」 動物病院で目撃された光景に「キュン死させるつもりですか」の声
有吉弘行、上島竜兵さんへ「本当にありがとうございますしかなかった」 涙ながらの追悼に「有吉さんが声を詰まらせるとは」
キンコン西野、勝手に婚姻届を出される 「絶対コイツなんすよ」“妻になりかけた女性”の目星も
先週の総合アクセスTOP10
- 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
- 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
- フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
- 「ゆっくり茶番劇」商標取得者の代理人が謝罪 「皆様に愛されている商標であることを存じておらず」「爆破予告については直ちに通報致しました」
- YOSHIKI、最愛の母が永眠 受けた喪失感の大きさに「まだ心の整理ができず」「涙が枯れるまで泣かせて」
- 「ディ、ディープすぎません?」「北斗担、間違いなく命日」 “恋マジ”広瀬アリス&松村北斗、ラストの“濃厚キスシーン”に視聴者あ然
- 有吉弘行、上島竜兵さんへ「本当にありがとうございますしかなかった」 涙ながらの追悼に「有吉さんが声を詰まらせるとは」
- 岩隈久志、高校卒業式でドレスをまとった長女との2ショットが美男美女すぎた 「恋人みたい」「親子には見えません」
- キンコン西野、勝手に婚姻届を出される 「絶対コイツなんすよ」“妻になりかけた女性”の目星も
- 子猫のときは白かったのに→「思った3倍柄と色出た」 猫のビフォーアフターに「どっちもかわいい!」の声
先月の総合アクセスTOP10
- 「普通ではなかった」 坂上忍、「バイキング」卒業翌日に“生放送”の重圧語る 都内自宅取り壊しの決断も明かす
- どうやって着てるんだ! 冨永愛、背中丸見えな“人魚風衣装”に「誰にも真似できない」と反響
- 柴犬が1年ぶりの再会に待ちきれず…… 帰省したお姉ちゃんを見つけてよろこびを爆発させる姿に涙が出る
- 「カムカム」最終回目前、怒涛の展開に視聴者からのツッコミ殺到 「突然のどエラい告白で放送事故」
- 「お綺麗すぎてぶち抜かれた」 フワちゃんが2時間メイクで雰囲気一変、シックな黒ドレスでのモデル姿に称賛の声
- この画像の中に猫が隠れています 見つかるとスッキリなクイズに「わからん」「手こずった」
- 「きもい」「仕事減ったな」水谷隼、誹謗中傷DMへ怒り 「後で泣き喚いても一切同情しないから」
- だいたひかる、虐待の疑いで通報される 警察の訪問受け「アンチが多い事もお伝えしておきました」
- 里田まい、入学準備中の長男に「違う、そうじゃない」 父・田中将大選手そっちのけの推し愛が暴走
- 息子が、大親友ハスキーの「あそんで」を無視した結果…… 激おこワンコとのわちゃわちゃなやりとりに21万いいね