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» 2020年07月29日 18時30分 公開

「いつまでも見ていられる」「アイデアがすばらしい」 箱根登山鉄道をプラレールで再現した動画がガチですごいと話題に (1/2)

山を登って下りて、クルッ……。スイッチバックのシーンが見物! 制作者さんに話を聞きました。

[呼んでる渋沢,ねとらぼ]

 急カーブと坂道、名物のスイッチバック……。箱根登山鉄道のいいところを濃縮したガチなプラレール動画が公開され、「いつまでも見ていられる!」とエンドレスで見続けてしまう人が続出しています。

 制作したのは、以前「快走する振り子式の仕事猫さん」(関連記事)や「めっちゃほっこりするナローゲージとプラレールの親子動画」(関連記事)などを公開した、えちごや(@shimotan53)さん。2020年7月23日に全線で営業運転を再開した箱根登山鉄道(関連記事)をプラレールで再現しています。

 動画は箱根湯本駅から出発進行。箱根登山鉄道の車両がグイグイと坂道を登っていきます。坂道や駅だけでなく、トンネルや鉄橋の様子もうまく再現。エンドレスで見続けてしまうほどハマってしまう人が多く、2020年7月28日時点で131万回も再生されています。

箱根登山鉄道 プラレール 再現 運転再開  箱根湯本駅を発車(えちごやさんTwitterより、以下同)
箱根登山鉄道 プラレール 再現 運転再開  鉄橋やトンネルも再現

 箱根登山鉄道の名物「スイッチバック」が特にいい……! 車両の向きをくるりと回して変える自動回転台と、車両が通過すると方向が切り替わるポイントレールを組み合わせて再現しました。前後の進行方向を変える実車のそれとは違いますが、リズミカルに回れ右して元気よく登っていく様子がたまりません。

 このほか、高低差約400メートルにもなる箱根登山鉄道の路線を、高さ100メートルにつき橋脚1段と換算してその高低差をプラレールでもうまく表現。こうして坂を登り終えると、標高541メートルの終点強羅駅に到着します。

箱根登山鉄道 プラレール 再現 運転再開  名物のスイッチバックもレールの組み合わせで再現
箱根登山鉄道 プラレール 再現 運転再開  標高541メートルの終点強羅駅に到着

 強羅駅からは入れ替わりで坂を下る車両が出発します。もちろんスイッチバックのギミックもきちんと作動します。

 坂を下る車両にはレトロ調に「箱根登山電車」と大きく書いてあります。箱根登山鉄道では走っていないはずの車両……これは何でしょうね。

箱根登山鉄道 プラレール 再現 運転再開  強羅駅から箱根湯本駅に向かう車両には「箱根登山電車」の文字

 いつまでも見続けてしまうくらい圧巻のできで再現した箱根登山電車のレイアウトはいかにしてつくられたのか、作成者のえちごやさんにお話を伺いました。

──箱根登山鉄道のよさが濃縮されていますね! 完成までにどのくらい時間がかかりましたか?

 レイアウトは部屋を空けて資材を搬入するのも含めて、2〜3時間程度だったと思います。

──なぜこの作品を作ったのですか……?

 最近、かねてより作りたいと思っていたスイスのレーティッシュ鉄道で活躍するGe4/4 II形電気機関車を2両製作したのですが、そのうちの1両を箱根登山鉄道との姉妹提携30周年記念で作られた特別塗装車両にしました。スイスを「箱根登山電車」と漢字で描かれた車両が走りました。

 このスイスの機関車と箱根登山鉄道の車両を同じ線路で走らせてみたいと思うのは自然な流れでした。箱根登山鉄道の運転再開前夜に簡単なレイアウトを作ってツイートしようとしたのですが、動画を確認するとやっぱり物足りなさが否めませんでした。

 「一部屋」使えば割と良い感じに再現できそうな気もしてきたので、日をあらためて作り直したのが今回の動画になります。

──姉妹鉄道を共演させるためにつくったのですね! あらためてレイアウトのこだわりポイントを教えてください

 ブロック橋脚(門型のパーツ)1段を100メートルとして標高をある程度忠実に再現しつつ、疑似的にスイッチバックを再現したところです。実際のスイッチバックはくるくる回転しませんけれどね(笑)。

 細かいところでは、大平台駅に犬小屋も配置しました。大平台駅は急勾配を登って入線してくる姿が圧巻なのでよく途中下車するのですが、電車が来ない間はホームのワンちゃんと戯れています。文字がかすれていますが、頭をなでてあげるといいことがあるかもしれないそうです。

箱根登山鉄道 プラレール 再現 運転再開  自動回転台パーツでスイッチバックを表現。大平台駅ホーム端のワンちゃんと犬小屋も忠実に再現
箱根登山鉄道 プラレール 再現 運転再開  大平台駅ホーム端にあるワンちゃんと犬小屋(写真:えちごやさん)

──ワンちゃんまで……! このほか、どんなところに苦労しましたか?

 意外と撮影が苦労しました。2分15秒の間ずっと中腰はなかなかつらいですし、足がもつれてブレてしまったり、線路に足を引っかけたりして何度も撮り直しました。

 でもそのかいあって、ドローンで車両を追跡しているように臨場感のある動画になりましたね。これが自分も一緒に走っているように錯覚して楽しめるポイントになったのかなと考えています。

 以前にJR上越線を模したレイアウトで同じような撮り方をした動画がありますので、もしかしたら同じように楽しめる方がいるかもしれません。

──スイッチバックで活躍する「自動で回る転車台」がほしくなりました

 あの回転台は「チャギントン ハンゾーと自動回転台セット」と「チャギントン ウィルソンのぐるぐるタワーと回転台セット」に含まれているパーツです。残念ながらこれらは廃版になっているようで……。コメントでも欲しいという声が多かったので再販してほしいものです。

──特にうれしかった反応がありましたら教えてください!

 「いつまでも見ていられる」というコメントが多くて特にうれしいです。あと、箱根登山鉄道が多くの人に愛されていると感じられました。すばらしい鉄道なので、行ったことのない方はぜひ訪れてほしいなと思います。



 実物イメージ通りのレイアウトになるよう思いを込めたえちごやさん。さすが、箱根登山鉄道に乗ったときの感じがよく伝わってきます。次はどの思い出の路線を再現してくれるのでしょう、次なる新作も楽しみです!

素材提供:えちごや(@shimotan53)さん

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