「滋賀なのにライオンズ推し、なぜ?」 ブルーの“元”西武車が元気に走る「近江鉄道」懐かしの旅(1/4 ページ)
西武線といえば「黄色い電車」、あれが滋賀で元気に活躍しています。あー癒やされる景色〜。
昭和時代に生まれた電車は本当に少なくなりました。
「あのとき自分が乗った電車はもうないのか」と少ししんみりします。でも、かつて都市部の通勤電車として活躍しつつ、まだ現役として十分使える当時の頑丈な車両は、別の鉄道会社(あるいは別の国)でまた走ることも多くあります。地方では大手鉄道会社で走っていた車両がたくさん活躍しています。
2020年8月、近江鉄道にさわやかな水色の“新型車両”がデビューしました。こちらは西武鉄道の通勤電車として活躍した「黄色い電車」を生まれ変わらせた車両です。
今回は関東・西武沿線住みの昭和な方が多分「再会」しに行きたくなりそうな、滋賀県を走る「近江鉄道」の旅に出てみましょう。
首都圏からのアクセスもよい近江鉄道 “元”西武鉄道の車両がたくさん運行
近江鉄道は琵琶湖の東岸を走る路線で、総延長は約59.5キロ。米原駅〜貴生川駅の本線、高宮駅〜多賀大社前駅の多賀線、八日市駅〜近江八幡駅の八日市線を有しています。
2013年3月から路線を4区間に分け、それぞれに愛称が付けられました。何線を使えばどこへ行けるか、地理感のない人でも分かりやすくなっています。
- 彦根・多賀大社線:米原駅〜多賀大社前駅
- 湖東近江路線:高宮駅〜八日市駅
- 万葉あかね線:八日市駅〜近江八幡駅
- 水口・蒲生野線:八日市駅〜貴生川駅
米原駅で「東海道新幹線」と「JR琵琶湖線・東海道本線・北陸本線」、近江八幡駅と彦根駅で「JR琵琶湖線」、貴生川駅で「JR草津線」と「信楽高原鐡道」に接続しています。米原駅で東海道新幹線と接続しているので、首都圏からのアクセスも楽です。東京駅から約2時間30分で近江鉄道に乗車できます。
近江鉄道は湖東平野を走り、田園風景と里山の懐かしい風景が大きな魅力の路線です。
ちなみに、琵琶湖はかなり離れているのでまったく見られません。琵琶湖の景色を楽しむならば、琵琶湖の西岸を走るJR湖西線(関連記事)などに乗るとよいでしょう。
このほか、車内からよく見えるのは東海道新幹線(!)。同じ鉄道車両なのに、こちらはのんびり、東海道新幹線は矢のようにビューンと通過していきます。本線の高宮駅〜五箇荘駅間では東海道新幹線と競争したりもします(もちろん東海道新幹線の圧勝ですが)。
始発駅の近江八幡駅で、埼玉県所沢市が拠点である「埼玉西武ライオンズ」のロゴが入った駅名標を見かけました。
「なぜ滋賀県なのにライオンズ?」と思うかもしれません。実は、近江鉄道は西武グループの一員。西武グループの創業者で西武鉄道の初代社長である堤康次郎氏は滋賀県愛荘町出身です。「滋賀は西武発祥の地」と大切に思い、地元に貢献しています。近江鉄道に元西武車が多いのも納得です。
懐かしの赤色とベージュ色を組み合わせた「懐かし」の昭和な西武鉄道と近江鉄道の塗装を再現した車両もあります。昭和時代を知る鉄道ファンはこの辺りも見逃さないようにしたいところです。
関連記事
- 滋賀県民の鉄板ネタ「琵琶湖の水止めたろか!」を実行すると滋賀県が水没し自滅することが判明
京都「うちらの勝ちどすえ」 - この神出鬼没ぶり、まさに忍者!! 湖国を走る謎電車「SHINOBI-TRAIN」を探せ!
運行予定非公開の忍者電車。京都在住の筆者が2021年6月まで運行延長決定記念で飛び乗ってきました。 - ロングシートなんて大嫌い? 乗り鉄がこだわる「座席」のお話
ほんとはこだわりたいんです。でもロングシートもいいものです。回転クロスシートも褒め称えたいんです。 - 「WEST EXPRESS 銀河」で再び脚光 いまだ元気に現役、“昭和イケメン”な国鉄型電車「117系」に乗ってきた
レトロでなんとも言えない感じがたまりません……! 「WEST EXPRESS 銀河」に乗る前にぜひ。 - 曇りの日に撮影された滋賀県「白髭神社」がまるで異世界 湖の白に鳥居の朱色が美しく映える
夢で見る景色のよう……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
-
高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
-
ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
-
「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
-
「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
-
プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
-
間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
-
「もしかしてネタバレ?」 “timeleszオーディション”候補者がテレビ局を退社 ディズニーの“船長”としても話題
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
-
グルーミングが出来ない生まれたての子猫、とんでもない体勢になり…… 想像以上のへたくそっぷりに「どこにも届いてないww」「反則級」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた