箱根湯本駅「贅・箱根よくばり弁当」(1030円)〜箱根ゴールデンコース60年! 夏の疲れは箱根で癒したい!

かれいの西京焼き、小田原蒲鉾、厚焼き玉子と三種の神器が入った正統派幕の内。箱根ゴールデンコースの旅のシメにいただきたい贅沢な駅弁です。

» 2020年09月06日 09時00分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送

【ライター望月の駅弁膝栗毛】

駅弁 小田急50000形電車・特急ロマンスカー「はこね」、箱根登山鉄道・箱根板橋〜風祭間

東京・新宿から箱根へのアクセスの定番、特急ロマンスカー!

小田急ロマンスカーといえば、流線形の先頭車両にある、展望席が自慢です。

現在は最新の70000形電車(GSE)と50000形電車(VSE)に展望席が設置されています。

なかでも50000形は、平成17(2005)年のデビューから15年、シルキーホワイトの車体にバーミリオン・オレンジの帯を巻き、いまも登場時の魅力が色あせることはありません。

(参考)小田急電鉄ホームページ

駅弁 箱根登山鉄道モハ1形+2形電車・各駅停車、箱根登山鉄道・宮ノ下〜上大平台(信)間

箱根の観光といえば、ロマンスカーで湯本へ来て登山電車に乗り継ぎ、強羅からはケーブルカー、早雲山からロープウェイ、大涌谷で黒たまごをいただいて桃源台へ。

桃源台からは海賊船に揺られて元箱根へ向かい、箱根神社にお参りして、芦ノ湖湖畔を散策したら、路線バスで湯本へ戻り、温泉でひと風呂浴びて、お土産を買えば大満足。

新宿のスタートから「箱根フリーパス」を使って巡る方も多いですよね。

駅弁 箱根ロープウェイ・姥子駅前「ゴンドラ庭園」(2011年撮影)

箱根登山電車・箱根登山ケーブルカー・箱根ロープウェイ・箱根海賊船・箱根登山バスの5つの乗り物を乗り継いで、箱根を反時計回りに巡るルートは「箱根ゴールデンコース」と呼ばれ、今年(2020年)9月7日で60周年を迎えます。

最後に開通した箱根ロープウェイの大涌谷〜桃源台間の途中駅・姥子駅前には、昔のゴンドラを展示した「ゴンドラ庭園」があって、懐かしい箱根の旅の思い出が甦ります。

(参考)小田急電鉄ニュースリリース・2020年3月26日分、箱根ロープウェイホームページほか

駅弁 贅・箱根よくばり弁当

「箱根ゴールデンコース」の旅は、ある意味、箱根をいいトコ取りした“贅沢な”旅。

そんな旅の〆に、湯本からのロマンスカーで旅の余韻に浸りながら、駅弁をいただくなら、「贅・箱根よくばり弁当」(1030円)がいいかも知れません。

コチラは、平成21(2009)年の新駅舎開業から箱根湯本駅でも駅弁を手掛ける小田原の「あじ彩(株式会社丸高)」が製造、箱根湯本駅限定で販売されています。

駅弁 贅・箱根よくばり弁当

【おしながき】

  • 白飯 金目鯛そぼろ 白魚甘露煮 鮭の箱根仕立て 川海老佃煮 山くらげ
  • 小田原鯵ずし ガリ
  • かれいの西京焼き 蓮根酢漬け
  • 小田原蒲鉾
  • 厚焼き玉子
  • 箱根山麓豚焼き
  • 煮物(里芋、蓮根、人参、こんにゃく)
  • 蓮根金平
  • 梅山ごぼう
  • わさび漬け
  • 福豆
駅弁 贅・箱根よくばり弁当

掛け紙を外し、ふたを開けると、「あじ彩」の屋号の通り、彩り豊かな弁当が現れました。

かれいの西京焼き、小田原蒲鉾、厚焼き玉子と三種の神器が入った正統派幕の内。

「あじ彩」によると、白飯少なめ、おかずの種類多めの構成は女子旅の皆さんや中高年の旅行者を意識したもので、箱根登山鉄道と協議を重ねながらつくり上げていったそうです。

4種のご飯のお供は勿論、鯵ずしの酢には小田原・片浦産のレモンを使用、ユニークな味わいとなっており、まるで箱根の旅のように、いろいろな味の楽しみが詰まっています。

駅弁 田急70000形電車・特急ロマンスカー「はこね」、箱根登山鉄道・風祭〜箱根板橋間

芦ノ湖を源に、箱根の山から水を集めてきた早川の畔で涼んでいると、小田急70000形電車(GSE)の特急ロマンスカー「はこね」号が、箱根の旅の思い出をたっぷり詰め込んで、ゆっくりと山を下りて行きました。

温泉いっぱい、美味しいものいっぱい、乗り物もいっぱいある箱根の旅。

万全の対策をしたら、箱根の自然に包まれて、夏の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/



Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  2. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  3. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  4. /nl/articles/2404/25/news043.jpg 娘の給食の献立表を見たら…… 正体不明の“謎の料理名”が「これはわからんw」と話題に その意外な正体に納得!
  5. /nl/articles/2404/25/news129.jpg プロ野球チップスでまた“不良品”流出 伊藤大海「176m」表記に続き…… カルビー謝罪「深くお詫び」
  6. /nl/articles/2404/24/news018.jpg 1年半ケージに引きこもっていたシャーシャー猫が、ある夜布団に入ってきて…… 感涙の行動に「まるで別猫」「こんな日が来るなんて」
  7. /nl/articles/2404/24/news017.jpg メルカリで300円の紙モノセットを買ってみたら…… 出品者のあたたかな心遣いに「利益は考えていないんでしょうね」「見ててわくわくします」
  8. /nl/articles/2404/23/news185.jpg 子どもに高級キーボードのパーツを捨てられた → 公式の“先読みしすぎた対応”が話題「そういうこともあろうかと」
  9. /nl/articles/2401/18/news015.jpg 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  10. /nl/articles/2404/22/news124.jpg ダイソー「マルチ万能ほうき」が家事ラクの救世主 名前負け知らずの便利さに「これやばっ!!」「220円に驚き」の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」