「泥臭いのが一番かっこいいんです」 猪野広樹、座長としてコロナ禍で舞台に立つ覚悟 「PERSONA5 the Stage #2」インタビュー (1/3)
「全11公演がもう本当に勝負。自分たちもそうですけど、お客さんもある意味勝負」。
俳優の猪野広樹さんが主人公を演じる、アトラスの人気ジュブナイルRPG「ペルソナ5」の舞台化作品第2弾「PERSONA5 the Stage #2」が10月1日に開幕しました。
2019年12月に上演された第1弾に続き、脚本/演出・舞台音楽作詞を西森英行さんが務める同作。昼間は高校生として大都会での学園生活を送る主人公は、放課後は謎のスマホアプリ“イセカイナビ”を通じて、腐った大人たちの心の世界“パレス”へ潜入し、“心の怪盗”となり華麗に暗躍。謎とスリルあふれるストーリーが、爽快感たっぷりのバトルアクションと、友情を育みながら成長していく心理描写とともに描かれます。
“高校生”と“心の怪盗”の顔を持つ主人公を演じる猪野さんに、再び今作で座長を務める意気込みや、コロナ禍での舞台に立つ覚悟、そして猪野さん自身についてたっぷり聞きました。
「PERSONA5 the Stage」第2弾は、よりダンサンブルに
――猪野さんは多くの舞台作品などで存在感のあるお芝居をされていますが、「PERSONA5 the Stage」特有の違いなどはありますか? ワクワクすることは何ですか?
猪野: 仲間が増えていくストーリーの舞台って、俺やっていないと思うんですよね、「PERSONA5 the Stage」以外に。やればやるほどパワーアップしていくし、怪盗団の人数も増えていくじゃないですか。それを舞台でなかなかやっていないなって。
例えば、舞台「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageでは、仲間がいるところから始まった。一方で「PERSONA5 the Stage」は、仲間がいるところから掘り下げるんじゃなくて、仲間がいないところから増えていくのが見どころなのかなと思います。
――前作を振り返ると、どうですか?
猪野: いやー前作は「どうすんねん? この舞台、どうやって表現しますの?」って感じで始まって(笑)。西森(英行)さんのプランに乗っかりつつも、自分たちのアイデアも取り入れて下さって、全体としてはまとまったかなと思います。
前作である程度「PERSONA5 the Stage」のベースができたとしたら、本当に安易ですけど今作は、めちゃめちゃパワーアップはしていますね。
――では、今作でよりブラッシュアップしたと感じる部分は?
猪野: 今作は、前作と比べてすごくダンサンブル。前作は日常パートのお芝居も多くて、パレスのパートでも、会話のある場面が多かったんです。
今作ではアンサンブルの方達にも協力してもらって、すごくリズミカルでダンスの要素が増えました。視覚で楽しんでもらえる作品になったのかなと思います。
――今作でも、猪野さん演じる主人公の名前は上演ごとに公募されていますよね。前作では自分の名前が毎回変わるのに混乱したりしませんでしたか?
猪野: 「今日は俺こんな名前なんだ」とは思いましたけど(笑)。でも、自分で「俺○○だから」って名乗る場面がないんです。だから、僕は全然苦労しなかったんですけど、周りが苦労していましたね(笑)。
楽屋の鏡前や舞台の上手袖、下手袖、裏通路など、至る所に「今日の主人公の名前」が貼ってあるんです。今回も大変だと思います。前作では、よくみんな忘れなかったなーと思っていました(笑)。
――(笑)。ちなみに、稽古ではどのような呼び名で行われているのでしょうか?
猪野: 稽古では、例えば偉人の名前をお借りして、坂本龍馬とか。猪野広樹のときもあったり、(出演者の)佐々木喜英を使ったり。たまに、今日これでいこうっていうの忘れたときは、塩田康平君とかが勝手に変な名前で呼んでくれるんです(笑)。
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