ゴジラのテレビアニメシリーズ爆誕!! 「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」、 2021年4月放送へ

【修正あり】ボンズ×オレンジ制作、監督・高橋敦史、シリーズ構成・円城塔、キャラデ原案・加藤和恵、怪獣デザイン・山森英司。

» 2020年10月07日 08時00分 公開
[ADAKENねとらぼ]

 60年以上の歴史を持つ怪獣の代名詞「ゴジラ」の完全新作テレビアニメシリーズ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」の制作が決定。2021年4月からTOKYO MXほかで放送開始されることになりました。毎週テレビで見られるゴジラのアニメ、すごい時代になったものだ。

ゴジラ S.P <シンギュラポイント> テレビアニメ ゴジラ初のテレビアニメ、“シンギュラポイント”の意味とは?

 映画第一作目の「ゴジラ」が誕生したのは1954年。以後、時代とともにさまざまな作風で描かれ、近年では2016年、庵野秀明監督による「シン・ゴジラ」が話題になった他、2019年にはハリウッド製作の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が公開。また、アニメとしては2017年、2018年にかけて劇場版3部作「GODZILLA 怪獣惑星」「GODZILLA 決戦機動増殖都市」「GODZILLA 星を喰う者」が公開されましたが、今回のテレビアニメはこれらの作品とは全く異なる新たなオリジナルストーリーとなっているとのことです。また、Netflixでの日本先行全世界独占配信も行われます。

ゴジラ S.P <シンギュラポイント> テレビアニメ 怪獣デザイン 解禁された山森英司さんによるゴジラデザイン

 アニメ制作は「僕のヒーローアカデミア」や「血界戦線」「A.I.C.O. Incarnation」などで知られるボンズと、「宝石の国」「BEASTARS<ビースターズ>」などCGアニメに定評があるオレンジが担当。監督は「僕アカ」や「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」の高橋敦史さん。シリーズ構成/脚本はSF作家で芥川賞作家の円城塔さん。音楽は「弱虫ペダル」シリーズなどで知られる沢田完さんです。

ゴジラ S.P <シンギュラポイント> テレビアニメ キャラクターデザイン原案 加藤和恵 キャラデザ原案は「青エク」の加藤和恵さん

 キャラクターデザイン原案は『青の祓魔師(エクソシスト)』の作者である漫画家の加藤和恵さん。怪獣デザインは「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「風立ちぬ」などスタジオジブリ作品に参加してきたアニメーターの山森英司さんが手掛けます。どんなハイクオリティーな作品になるのか楽しみです。

監督・高橋敦史さんのコメント

子供の頃雑誌で見たゴジラから逃げ惑う人々のエキストラ募集の記事、自分が映画に出れるかも?! 大勢の中でどうやって目立てばいいか演技プランを考えました。結局その夢は叶いませんでしたが今回ついにあの時の演技プランが報われるのかも知れません。


シリーズ構成・脚本・円城塔さんのコメント

世の中には解けない謎が多くある。もっともそのほとんどは、考え続けていくうちにだんだん小さくなっていく。しかしここにごくごくまれに、考えれば考えるほど増え続けていく謎があり、たとえばそれはゴジラと呼ばれる。ここ数年、なんとかそれを抑え込もうとしてきたが、手記はここで途切れている。


キャラクターデザイン原案・加藤和恵さんのコメント

子供の頃からお馴染みの「ゴジラ」に、まさか関わらせていただく日がくるとは…仕事は大変緊張しました。高橋監督、脚本の円城先生、アニメのプロの皆さんが作り上げるゴジラの世界を、楽しむなにかしらの一助になっていたらと思います。キャラクター達がどう動くのか、私も一視聴者として楽しみにしています!


怪獣デザイン・山森英司さんのコメント

この作品に関わる機会を下さった関係皆様に感謝致します。そして、何人もの作業を経て画面になった怪獣達を、多くの人に楽しんで頂ければ幸いです。又、ゴジラ好きで、この依頼を最も喜び、楽しみにしながら、完成を見られずに他界した、兄に捧げます。


音楽・沢田完さんのコメント

大学時代、作曲の恩師・池野成先生が映画「ゴジラ」の音楽のオーケストレーションをされていて、更にその恩師であり「ゴジラ」音楽の産みの親・伊福部昭先生にも自分は管弦楽法を学びました。そんな自分がこの作品に関わる事になり並々ならぬ思いが駆け巡っています。同時に長いシリーズの新たな一ページを開く「ゴジラ S.P」に参加できる喜びを噛みしめています。



修正履歴:初出時、タイトルに“史上初のテレビアニメシリーズ”と表記していましたが、1970年代にハンナ・バーベラ・プロダクション制作の「Godzilla」、また、1999年から2000年に掛けて米国で放送された「Godzilla: The Series」と海外でのテレビアニメシリーズが存在します。これらの作品の位置付けはともかく、“史上初”とすることは妥当な表記ではないと判断し、おわびとともに“完全新作のテレビアニメシリーズ”と表現をあらためました。

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