デヴィ夫人、“不妊の一番の原因は堕胎”発言を謝罪 番組公式サイトも「全くの誤り」「大変いき過ぎたものでした」

番組内での発言が物議を醸していました。

» 2020年10月28日 19時55分 公開
[のとほのかねとらぼ]

 タレントのデヴィ夫人が10月28日、ブログを更新。24日に放送された「胸いっぱいサミット!」(関西テレビ)で問題視された不妊治療に関する発言を、「不妊治療に当たっている方々、中絶せざるをえなかった方々等を心ならずも傷づけてしまったり、不快な思いをさせてしまったことは残念であり大変申し訳なく思っております」として謝罪しています。

デヴィ夫人 胸いっぱいサミット! 不妊治療 謝罪 ブログで謝罪文を掲載しました(画像はデヴィ夫人オフィシャルブログから)

 問題となったのは、番組で不妊治療の保険適用拡大について議論が繰り広げられる中、パネラーとして番組に出演したデヴィ夫人が、「日本の女性たちにそうはをさせないことが一番いい」「不妊になるのは堕胎が原因です」と明言したコメント。“そうは”は、中絶方法の1つで、子宮内の胎児を体外に出す手術を指しますが、これを「子宮内に傷をつけちゃう。そうすると絶対に着床しないんですよ」と説明。

 他の出演者が、「堕胎をしていなくても不妊になっている方たくさんいる」とコメントした際にも、「それはうそです。前に付き合っていた男の人とそういうことがあって、堕胎しましたって言えないじゃないですか、女性は。隠していますよ、全員が」「(不妊の)九割九分が堕胎です」と反論していました。

 その後、番組内では「事実と異なる発言がございました。不快な思いをした方々におわび申し上げます」と同局の竹下萌奈アナウンサーが謝罪。デヴィ夫人も謝罪の言葉を述べていましたが、ネットではこの発言が不適切だと指摘する声などが相次いでおり、物議を醸していました。

 これを受けデヴィ夫人は、ブログで謝罪コメントをあらためて掲載。当該の発言は、「カソリック教徒だったため、中絶によってその方自身、または周りの方々が生涯取り返しのつかない後悔に陥ってほしくないという強い思いから」と説明しつつ、「言葉と表現が足りず、一方的な発言が先行した結果こうした事態を招いたこととなり、深く反省しております」と配慮に欠けていた言葉だったことを謝罪しました。

 番組公式サイトでも、「『不妊治療の保険適用拡大』の話題の中で出演者の一人から、不妊と中絶の関係性について事実と異なる不適切な発言がありました。不妊の原因は女性だけにあるわけではありません。不妊症につきましては、女性側だけでなく男性側・免疫など様々な原因が報告されています」とコメント。デヴィ夫人の発言については、「全くの誤り」「不妊に悩まれている方々を始め多くの方々を深く傷つけ、不妊や中絶に関する偏見を助長しかねない大変いき過ぎたものでした」と否定し、謝罪の言葉を述べています。

デヴィ夫人 胸いっぱいサミット! 不妊治療 謝罪 番組公式サイトにも謝罪文が掲載(画像は「胸いっぱいサミット!」公式サイトから)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」