東北に伝わる“謎の儀式”に誘われて… 恐る恐る「芋煮会」に参加した初体験者の漫画にほっこり
人間、芋煮鍋くらい大きな器でおおらかにありたい。
» 2020年10月31日 12時00分 公開
[沓澤真二,ねとらぼ]
東北地方の秋の風物詩、「芋煮会」を初体験した関東出身者の実話漫画が興味深いです。ネットで「芋煮戦争」(関連記事)なんて物騒な言葉を知り、恐る恐る参加した結果は……?
作者のひーこ(@hiiko_otoboke)さんが4年前に、引っ越し先の仙台で初めて迎えた秋の出来事。町内会の連絡で、草刈りのあとに芋煮会が催されると知ります。
千葉で生まれ育った彼女にとって、芋煮会は未知の風習。事前にきちんと調べておかなければとネットを漁ったところ、恐ろしい情報が次々に入ってきました。
というのも、芋煮会の調理法は地域ごとに異なり、ネットではしばしば、宮城の「豚肉&みそ味」と山形の「牛肉&しょうゆ味」(※)の対立構造が語られているのです。「宮城で山形の芋煮を称賛したり、宮城の芋煮を『豚汁』と呼んだりすると、酷い目に遭う」などとまことしやかに語られているのを見て、ひーこさんは恐れおののきます。
※実際は県内でも地域差があり、一概には言えません
こうして入念にリサーチして迎えた芋煮会当日。ひーこさんが見たものはというと……。
堂々と芋煮を「豚汁」と呼んだり、「山形のほうが好き」と言ってしまったりと、ぶっちゃけまくる地元民の姿なのでした。現実がネットよりもずっとおおらかで、よかったよかった。
リサーチは取り越し苦労になってしまいましたが、ひーこさんは気楽に芋煮会を楽しめた様子。4年が経った今では、秋が来ると芋煮が恋しくなるそうで、すっかりなじんでいるようです。不毛な争いは気にせずに、河原で芋を煮よう!
作品提供:ひーこ(@hiiko_otoboke)さん
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