水戸駅「常磐路三国弁当」(1500円)〜常磐線「ひたち」でつながる! 茨城・福島・宮城の味

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! 茨城県・水戸駅「常磐路三国弁当」です。

» 2020年11月01日 09時00分 公開
[ニッポン放送(1242.com)]
ニッポン放送

【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年3月20日)

駅弁 E657系電車・特急「ひたち」、常磐線・久ノ浜〜末続間
駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁 駅弁

3月14日から全線で運転を再開した常磐線。

品川〜いわき間の特急「ひたち」も3往復が仙台発着となりました。

「スーパーひたち」時代は、いわきで切り離された4両編成で仙台へ向かうことが多かっただけに、10両の長編成が、福島県浜通り地方を走る風景は感慨深いもの。

かつて、特急「ゆうづる」「みちのく」といった東北特急が走った時代を思い起こさせます。

駅弁 E657系電車・特急「ひたち」、常磐線・山下〜浜吉田間

福島・宮城県境の常磐線(駒ヶ嶺〜浜吉田間)は、地元自治体のまちづくり計画と合わせ、内陸に移設する形で、ひと足早く、平成28(2016)年12月に運転を再開しました。

もちろん、この移設された新線区間も、特急「ひたち」が走るのは初めてのこと。

まだ新しい高架橋や築堤の下に広がる水田やいちご畑のビニールハウスを眺めて、特急「ひたち」は、仙台に向けて4時間半の旅のラストスパートに入ります。(参考)JR東日本水戸支社・仙台支社ニュースリリース、平成28(2016)年7月28日分

駅弁 常磐路三国弁当

常磐線全線運転再開のシンボルと言ってもいい、特急「ひたち」の仙台直通運転。

この運転再開を記念して、水戸駅弁の「しまだフーズ」が、3月14日から製造しているのが、常陸、磐城、陸前の3つの国の味覚を1度に味わえる「常陸路三国弁当」(1500円)です。

掛け紙にも偕楽園、フラの女性、仙台七夕と伊達政宗公が描かれており、特急「ひたち」が駆け抜ける茨城・福島・宮城の美味しいものが、ギュッと詰まった駅弁です。

駅弁 常磐路三国弁当

【おしながき】

  • 常陸牛しぐれ煮ご飯
  • 大洗産釜揚げしらすご飯 漬物大根のしそ巻き
  • 鮭炊き込みご飯
  • 牛たん塩焼き
  • えごま豚しゅうまい
  • 笹かまぼこ
  • 玉子焼き
  • ほうれん草のごま和え
  • 煮物(軍鶏肉団子、玉こんにゃく、人参、いんげん)
  • 梅れんこん
  • 大学いも
駅弁 常磐路三国弁当

水戸を拠点とする「しまだフーズ」の駅弁らしく、茨城県産コシヒカリのご飯をベースとして、肉も常陸牛のしぐれ煮、福島のブランド豚・えごま豚の焼売、仙台らしく牛たんの塩焼き。

さらに、仙台の笹かまぼこ、いわき特産の大根漬けのしそ巻きが香の物、デザートは茨城らしい大学いもと、3つの県の特産がわかりやすく入っています。

特急「ひたち」の旅のお供はもちろん、いますぐは足を運ぶことができない方も、東京駅「駅弁屋 祭」でも販売されているこの駅弁で、常磐線の旅気分が味わえそうです。

駅弁 E657系電車・特急「ひたち」、常磐線・赤塚〜内原間

江戸時代、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出たのは、千住からでした。

南千住・北千住を通って千葉・東葛地方から茨城を縦断、福島・浜通りを経由し、杜の都・仙台まで1本で結ぶ「常磐線」。

東京〜仙台間を、「はやぶさ」でビュンと1時間半で行く旅と、「ひたち」で4時間かけてゆっくり快適に行く旅が、再び選べるようになったことが、何よりも嬉しい常磐線の運転再開です。

連載情報

photo

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/21/news189.jpg 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  2. /nl/articles/2411/22/news014.jpg 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  3. /nl/articles/2411/22/news114.jpg 中村雅俊と五十嵐淳子の三女・里砂、2年間乗る“ピッカピカな愛車”との2ショを初公開 2023年には小型船舶免許1級を取得
  4. /nl/articles/2411/21/news027.jpg 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  5. /nl/articles/2411/22/news032.jpg 「壊れてんじゃね?」 ハードオフで買った110円のジャンク品→家で試したら…… “まさかの結果”に思わず仰天
  6. /nl/articles/2411/22/news018.jpg 猫だと思って保護→2年後…… すっかり“別の生き物”に成長した元ボス猫に「フォルムが本当に可愛い」「抱きしめたい」
  7. /nl/articles/2411/22/news171.jpg なんと「身長差152センチ」 “世界一背が低い”30歳俳優&“世界一背が高い”27歳女性が奇跡の初対面<海外>
  8. /nl/articles/2411/22/news145.jpg 大谷翔平と真美子さん、「まさかの服装」に注目 愛犬デコピンも大谷家全員で“歩く広告塔”ぶり発揮か
  9. /nl/articles/2411/20/news027.jpg 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  10. /nl/articles/2411/22/news184.jpg 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた