【料理で事故った体験談】自家製ローストビーフで喉を詰まらせたら、病院で約1時間苦しむことになった“意外な理由”(1/2 ページ)
医師「何にも詰まってなさそうなんだけど……」。
ねとらぼ読者から、料理中に起こった危険な出来事をインタビューする企画「お料理で事故った話、教えてください」。今回は「自家製ローストビーフで喉を詰まらせたら、医師に『何にも詰まってなさそうなんだけど』と言われた」というお話。
連載:お料理で事故った話、教えてください
料理は毎日食べるもの。だけど、するのは意外と危ないもの。日々の暮らしの中で見落しがちな「家事にはどんな危険があるのか」「注意すべきポイント」に気付くために、いろいろな人から体験談を募集していろいろ聞いてみよう、という企画です。
「何にも詰まってなさそうなんだけど……奥さん、パニック障害とか持病ありませんか?」
数年ほど前になりますが、ウォーターオーブンを買ったばかりでそれを使って料理するのに凝っている時期がありました。
あるとき、ローストビーフを作った私は、食いしん坊の妻のことを考えて少し厚めに切って出しました。
―― あら、いいですね。食べ応えありそう。
ただ、それが失敗でした。
一切れを口に入れた妻はそれをそのまま飲み込んでしまい、急にしゃがみ込んで苦しみ出したのです。急いで救急車を呼び、3歳の長男も置いていけないので家族3人で救急車に乗り込み病院に向かいました。
ですが、救急の先生は「何にも詰まってなさそうなんだけど……奥さん、パニック障害とか持病ありませんか?」と首をかしげていて。そのまま1時間ほど妻は苦しみ続け、「ほんとに詰まってるし、もう自分で取り出すからハサミ貸してくれ!」と言い始めました。
―― ……何が起こったのでしょうか?
レントゲンを撮ってもらったのですが、どうやらローストビーフが写らなかったようで……。
※編集部注:調べたところ、病院のWebサイトなどを見ると確かに「レントゲンに映らないものの誤飲は診断が難しい」と記載されていることがある(なお、子どもや動物を対象とした情報が多い)。
最終的には、先生がローストビーフを目視で確認し、取り出してもらって助かりました。
ちなみに、妻がローストビーフを飲み込んでしまったのは「匂いで気持ち悪くなったから」らしく。その原因にも心当たりがあったようで、そのまま救急病院でエコーを撮ってもらったところ、妊娠していることが分かりました。その子はいま6歳になります。
本企画では取材させていただける読者の方を募集しています
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