「マジレンジャー」から高校教師へ “マジシャイン”市川洋介、教え子・稲葉友の活躍は「テレビで息子と見ていた」(1/2 ページ)
ヒカル先生の教え子がマッハといううそみたいな本当の話。
第33回東京国際映画祭(10月31日から11月9日まで開催)で「魔法戦隊マジレンジャー」のオンライントークイベントが11月3日に開催され、主人公を演じた橋本淳さんをはじめ、松本寛也さん、甲斐麻美さん、別府あゆみさん、伊藤友樹さん、市川洋介さんら主要キャスト6人が登壇。中でも2008年に芸能界を引退後、高校教師へ転身した市川さんの参加が話題となっており、久しぶりの公の場で語られた教え子で俳優の稲葉友さんとのエピソードが「エモすぎ」と特撮ファンの間で話題です。
「マジレンジャー」は2005年から2006年まで放送された特撮ドラマで、魔法使いの小津5兄弟が魔法の力で戦うというストーリー。放送開始15周年とあって当時10代から20代前半だったキャストたちも30代から40代となり「大人になったりしわが増えたり」と照れ笑いでの再会となりました。
最年長の市川さんは、マジレンジャーでは5兄弟を導くヒカル先生を演じていましたが、俳優を辞めてからは高校で数学を教える本物の“先生”に転身。久々の公の場で「マジシャイン役の市川です」の挨拶に「普段は“担任になりました市川です”ばかりで」と感無量の様子でした。
現在は高校3年生の担任を受け持っており、年代的に教え子たちがかつて「マジレンジャー」を見ていた世代とあってエピソードには事欠かないそうです。新しく赴任するたび「ぼくが初めて行く学校でも、向こうはぼくを知っていてくれていることがうれしい」と俳優から教師になったいまも、自身のキャリアの中で「マジレンジャー」だった経験が役立っていると話しています。
また「仮面ライダードライブ」に出演した稲葉友さんが、市川さんの教え子だったというのは特撮ファンの間では有名な話。イベント決定後にTwitterを始めた際には「市川先生…!!」「おぉー! 稲葉、元気?」とファンにとってはエモすぎるやりとりを披露していました。なお、当時はイッチーと呼ばれていたとのこと。
舞台上で稲葉さんとの関係も突っ込まれると、稲葉さんとはハンドボール部の顧問と部員という間柄で、ジュノンボーイの選考について相談を受けたとの秘話を告白。その後「何年かして子どもと仮面ライダーを見ていたら、急に出てきてびっくりした」「活躍してくれてうれしい」と教え子の活躍に顔をほころばせていました。
市川さんにとっては久々の表舞台となりましたが「ヒカル先生の声と喋り方が全然変わらない!」「俳優業引退されても変わらないスタイルってすごいな」とイケメン先生の健在ぶりにファンも驚がく。劇中でも“先生”だったことから「教員という職業がすごく合ってるなと感じる」「自分も高3だから、羨ましすぎる」との声も聞かれ、稲葉さんとのエピソードに「スーパー戦隊演じた役者が教えてた教え子が仮面ライダーになるのはエモすぎ」と感じ入ったファンからのコメントも見られました。
また主演の橋本さんが「皆さんの心に残ってくれればまた奇跡が起こるのかな」と“次”をにおわせ、イエローの松本さんも「これで終わりとは思っていません」と強調していたことにファンも反応。「新作とか期待しちゃうじゃん!」「マジレンジャーの新作絶対見たい!」とのラブコールに加え、引退したキャストも含めて「全員出てくれるのが奇跡」と感謝しています。
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