「マジレンジャー」から高校教師へ “マジシャイン”市川洋介、教え子・稲葉友の活躍は「テレビで息子と見ていた」(1/2 ページ)

ヒカル先生の教え子がマッハといううそみたいな本当の話。

» 2020年11月04日 18時45分 公開
[小西菜穂ねとらぼ]

 第33回東京国際映画祭(10月31日から11月9日まで開催)で「魔法戦隊マジレンジャー」のオンライントークイベントが11月3日に開催され、主人公を演じた橋本淳さんをはじめ、松本寛也さん、甲斐麻美さん、別府あゆみさん、伊藤友樹さん、市川洋介さんら主要キャスト6人が登壇。中でも2008年に芸能界を引退後、高校教師へ転身した市川さんの参加が話題となっており、久しぶりの公の場で語られた教え子で俳優の稲葉友さんとのエピソードが「エモすぎ」と特撮ファンの間で話題です。

東京国際映画祭 TIIF 魔法戦隊マジレンジャー オンライン トークイベント 配信 橋本淳 松本寛也 甲斐麻美 別府あゆみ 伊藤友樹 市川洋介 15周年 現在 引退 「魔法戦隊マジレンジャー」(画像はYouTubeから)

 「マジレンジャー」は2005年から2006年まで放送された特撮ドラマで、魔法使いの小津5兄弟が魔法の力で戦うというストーリー。放送開始15周年とあって当時10代から20代前半だったキャストたちも30代から40代となり「大人になったりしわが増えたり」と照れ笑いでの再会となりました。

動画が取得できませんでした
OPとEDの主題歌に加えて新曲披露もあり盛りだくさん

 最年長の市川さんは、マジレンジャーでは5兄弟を導くヒカル先生を演じていましたが、俳優を辞めてからは高校で数学を教える本物の“先生”に転身。久々の公の場で「マジシャイン役の市川です」の挨拶に「普段は“担任になりました市川です”ばかりで」と感無量の様子でした。

 現在は高校3年生の担任を受け持っており、年代的に教え子たちがかつて「マジレンジャー」を見ていた世代とあってエピソードには事欠かないそうです。新しく赴任するたび「ぼくが初めて行く学校でも、向こうはぼくを知っていてくれていることがうれしい」と俳優から教師になったいまも、自身のキャリアの中で「マジレンジャー」だった経験が役立っていると話しています。

東京国際映画祭 TIIF 魔法戦隊マジレンジャー オンライン トークイベント 配信 橋本淳 松本寛也 甲斐麻美 別府あゆみ 伊藤友樹 市川洋介 15周年 現在 引退 数学の先生になったヒカル先生(画像はYouTubeから)

 また「仮面ライダードライブ」に出演した稲葉友さんが、市川さんの教え子だったというのは特撮ファンの間では有名な話。イベント決定後にTwitterを始めた際には「市川先生…!!」「おぉー! 稲葉、元気?」とファンにとってはエモすぎるやりとりを披露していました。なお、当時はイッチーと呼ばれていたとのこと。

 舞台上で稲葉さんとの関係も突っ込まれると、稲葉さんとはハンドボール部の顧問と部員という間柄で、ジュノンボーイの選考について相談を受けたとの秘話を告白。その後「何年かして子どもと仮面ライダーを見ていたら、急に出てきてびっくりした」「活躍してくれてうれしい」と教え子の活躍に顔をほころばせていました。


 市川さんにとっては久々の表舞台となりましたが「ヒカル先生の声と喋り方が全然変わらない!」「俳優業引退されても変わらないスタイルってすごいな」とイケメン先生の健在ぶりにファンも驚がく。劇中でも“先生”だったことから「教員という職業がすごく合ってるなと感じる」「自分も高3だから、羨ましすぎる」との声も聞かれ、稲葉さんとのエピソードに「スーパー戦隊演じた役者が教えてた教え子が仮面ライダーになるのはエモすぎ」と感じ入ったファンからのコメントも見られました。

 また主演の橋本さんが「皆さんの心に残ってくれればまた奇跡が起こるのかな」と“次”をにおわせ、イエローの松本さんも「これで終わりとは思っていません」と強調していたことにファンも反応。「新作とか期待しちゃうじゃん!」「マジレンジャーの新作絶対見たい!」とのラブコールに加え、引退したキャストも含めて「全員出てくれるのが奇跡」と感謝しています。

東京国際映画祭 TIIF 魔法戦隊マジレンジャー オンライン トークイベント 配信 橋本淳 松本寛也 甲斐麻美 別府あゆみ 伊藤友樹 市川洋介 15周年 現在 引退 現在と放送当時(画像は橋本淳公式Instagramから)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  2. 「地獄絵図」「えぐすぎやろ……」 静岡・焼津市の地下歩道が冠水 “信じられない光景”にネットあぜん
  3. 「なんで欲しいと思ったんですか?」 酔った勢いで購入 → 後日届いた“まさかの商品”に反響 「理性あったら買わないw」
  4. 友人にメダカと睡蓮をあげる→3年後に見に行くと…… 想像を超える“楽園”に「こんなに……!?」「めちゃくちゃ綺麗」
  5. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほどの変貌が379万表示「そこだけボッ!ってw」 半年後の現在について聞いた
  6. 「24時間テレビ」ラストスパートでのやす子へのわいせつ行為に非難 「胸触りにいってる」「気持ちが悪い」
  7. 「これ600円なの?」 大谷翔平が長く愛用しているデコピンの“おやつ入れ”、始球式で注目「おそろだった」「真美子さんが選んだのかな」
  8. 明石家さんま、69歳バースデー迎え長男から幸せ呼ぶ“輝かしいプレゼント” 同席した元妻・大竹しのぶは「最高の笑顔でした」
  9. 300円で購入した格安熱帯魚を、1年じっくり育てたら……宝石に化けた「価格に見合わない」激変に「ダイヤ感出て綺麗」「ラメがすごい」
  10. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ったら……飼い主も驚きの姿に「もはや魚じゃない」「もう家族やね」 半年後の現在について飼い主に聞いた
  2. 「もうこんな状態」 パリ五輪スケボーのメダリストが「現在のメダル」公開→たった1週間での“劣化”に衝撃
  3. 「コミケで出会った“金髪で毛先が水色”の子は誰?」→ネット民の集合知でスピード解決! 「優しい世界w」「オタクネットワークつよい」
  4. 庭で見つけた“変なイモムシ”を8カ月育てたら…… とんでもない生物の誕生に「神秘的」「思った以上に可愛い」
  5. 「米国人には想定できない」 テスラが認識できない日本の“あるもの”が盲点だった 「そのうちアップデートでしれっと認識しそう」
  6. ヒマワリの絵に隠れている「ねこ」はどこだ? 見つかると気持ちいい“隠し絵クイズ”に挑戦しよう
  7. 「昔はたくさんの女性の誘いを断った」と話す父、半信半疑の娘だったが…… 当時の姿に驚きの770万いいね「タイムマシンで彼に会いに行く」【海外】
  8. 鯉の池で大量発生した水草を除去していたら…… 出くわした“神々しい生物”の姿に「関東圏では高額」「なんて大変な…」
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「なんでこんなに似てるの」 2つのJR駅を比較→“想像以上の激似”に「駅名だけ入れ替えても気づかなそう」