「まだ出会っていないのかもしれないですね……？」 松本穂香×瀬戸利樹、“本音”をさらけ出せる存在を語る 映画「君は彼方」インタビュー（2/3 ページ）

[百合野綾，ねとらぼ]

松本穂香&瀬戸利樹の“本音で話せる存在”とは

――劇中では、澪の「後悔」が重なっている描写が多いと思いますが、お二人は普段後悔してしまうタイプですか？

松本：　後悔はしないですが、反省はします。反省してから「じゃあ次どうしたら良いだろう？」と考えるようにしていますね。プライベートでは、後悔しないように意識的に伝えたいことは伝えているんじゃないかなと思います。

瀬戸：　同じくです。後悔って思ったことはあまりないです。自分の中で「後悔したなー」って思いたくない性格なのかも。松本さんと同じで、反省はしますけど。もともとポジティブな方だからかもしれませんが。

(C)「君は彼方」製作委員会

――澪は本音を出すのが苦手で、思ったことを言うのも我慢してしまうタイプ。今の若者らしさが出ているキャラクターかと思いますが、お二人は人に本音で話せる方ですか？

松本：　誰にでも本音では話せないので、相手によりますね。誰にでも心は開かないし、大切な人には本音で話したいなと思いますが、大切な人にでも「これを言ったら傷つけちゃうかな？」みたいなことは言わないですよね。

瀬戸：　僕もそうですね……。

松本：　ただ、大事な人であればあるほど、ちゃんと自分の気持ちは伝えておいた方が良いなと思いますね。それがポジティブな話じゃなくても、お互いのためになるんだったら、ちゃんと伝えよう！　という風には思います。

瀬戸：　例えば、親と友達と恋人だったら、本音をいえるのって全員同じ？

松本：　いえ。恋人だからいえること、とか。

瀬戸：　はぁ……すごい。

松本：　えっ!?　何ですか？　（そういう経験は）ないですか？

瀬戸：　今まであんまり恋人に自分のことを話したことはないですね。

松本：　それじゃあ、そういう人にまだ出会っていないのかもしれないですね……？（笑）

瀬戸：　（大笑い）。なるほど、そうなんですかね？　もうちょっと模索します（笑）。