「ラーメンズ」小林賢太郎が芸能界引退、片桐仁「本人が考えて考えて、決めたこと」 執筆活動などの裏方仕事は継続(1/2 ページ)
一つの歴史が幕を下ろした……。
お笑いコンビ「ラーメンズ」の小林賢太郎さんが芸能活動から引退していたことが分かりました。12月1日に所属事務所が公式サイトを通じて発表しました。
発表によると、「弊社所属タレントの小林賢太郎が2020年11月16日をもって芸能活動から引退し、弊社から離れましたことをご報告致します」としており、2019年ごろに本人から「2020年末をもって、全ての表舞台から引退したい」との相談を受けていたとのこと。
所属事務所は「この素晴らしい才能を引退により終わらせる事を弊社としても容易に認めがたく、何度か話し合いを重ねてきました」としていますが、「本人の強い希望により引退の運びとなりました」と説明しています。
この決定を受け、相方の片桐仁さんもコメントを発表。片桐さんは「最初は本当にビックリしましたが、理由を聞いて納得しました。本人が考えて考えて、決めたことですからね」と理解を示しており、「今の僕がいるのも、学生時代にお笑いの世界に誘ってくれた賢太郎のおかげです。相方には感謝しかありません」とコメント。ファンへ向けては「10年以上もラーメンズの本公演を心待ちにしていた皆様、フェードアウトみたくなって、大変申し訳ありません」と謝罪しました。
一方で、片桐さんによると小林さんは今後も何かしらの活動は継続させるようで「賢太郎は今後も創作活動は続けるそうです。いろいろ新しいことを考えているようなので、楽しみにしていてください」とも。所属事務所は「今後、小林賢太郎は全ての表舞台から引退しますが、執筆活動などの裏方仕事で皆様と御一緒させて頂きますので、これからも今までと変わらぬ御指導、御鞭撻の程よろしくお願い申し上げます」と伝えています。
なお、小林さんの著作権の管理・運営を目的に設立した「スタジオコンテナ」の解散も決定しています。
ラーメンズは1999年ごろからネタ番組「NHK爆笑オンエアバトル」に出演し、演劇に近い世界観のコントで独自路線を開拓。2017年1月には、映像ソフト化されたコント100作品をYouTubeで無料公開し、広告収入を日本赤十字社を通じて各地の災害復興に役立てていくことを発表して話題となりました。
小林賢太郎さんのコメント(12月1日16時20分追記)
所属事務所からの発表後、15時23分に小林さんが「小林賢太郎のしごと」Twitterアカウントを通じてコメントを発表。それによると、表舞台からの引退は4、5年前から考えていたとのこと。
引退について、足を悪くしているというのも要因の一つになっているそうで「ちゃんと手術もして日常生活に支障はないのですが、身体を限界まで追い込むステージパフォーマンスとなると無理が出てきていました」と小林さん。理由はそれだけではなく「様々な経緯をふまえ自分で判断した」としています。
ファンに向けては「作り手と演じ手の仕事量の比率は9:1くらいでした。そんな中途半端で下手くそな僕の演技を、客席から面白がってくれた方々には、本当に感謝しています。笑ってくれてありがとう」と感謝。また、所属事務所からの退所により、仕事場となっているスタジオコンテナがプライベートなアトリエに戻ったことを受け、「環境はシンプルに。創作の世界は無限に。そんな気持ちで今日もまた鉛筆を握ります。目の前には真っ白な原稿用紙、真っ白なキャンバス、真っ白なスケジュール帳。なんか視界が広いですよ」と締めくくっています。
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所属していた事務所は「身体の事を最優先に考え、本人の意思を尊重」と説明。
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