【好きなゲームが世間のクソゲーな人インタビュー】プレイヤーも原始の世界に帰ればクソゲーじゃない「太陽のしっぽ」 (1/2)
「原始人というものを極限まで再現」。
年末企画「自分の好きなゲームが世間ではクソゲーと言われている人インタビュー」。今回は「バカゲー」「奇ゲー」とも評されるPS向けソフト「太陽のしっぽ」のファンの方にお話を伺いました。
企画:好きなゲームが世間のクソゲー
「これはクソゲー」「あれはクソゲー」と世間は気軽に言うけれど、遊び方も感性も人それぞれ。むしろ、そんな風に言われている作品の魅力を知っている人に話を聞いてみよう。Twitterで募集をかけたら、2〜3人くらい手を上げてくださるのでは?
……と思っていたら、100人くらいから連絡が来ちゃった企画です。編集部のリソース的に可能な範囲で記事化。1日1本ペースだと公開しきるまでに数カ月かかるので1時間に1本ずつ公開します。
「太陽のしっぽ」の魅力(テツルさん/@te2ruGame)
「太陽のしっぽ」は原始人になりきって、大地を縦横無尽に駆け回るゲームです。一番の魅力は自由度がめちゃくちゃ高く(というか自由過ぎる)、どこまででも行けてしまうところ。これも1つのオープンワールドなのかもしれません。
広大な原始の世界には、時代に合わない摩訶不思議なモニュメントがそこかしこに設置されており、想像力をかき立ててくれます。あと、回復アイテムが和菓子です。謎過ぎて笑ってしまいます。
流れてくる音楽が形式美では説明できない不思議なものが多いのも、かなりお気に入りなポイントです。
移動方法はダッシュとジャンプとなっていて、この挙動がおバカな感じではあるのですが爽快感が高めで、ハマる人はハマると思います。
ゲームを進めていくと文明が発達して便利な武器を手に入るのですが、それを持って強敵マンモスを狩ったときのなんとも言えない喜びはやってみないと分かりません!
世間ではクソゲーと言われている理由
<もろもろの説明が皆無で、意味不明>
「どこに何がある」「何をすればいいのか」など全く分からないので、取りあえず行動を起こしてみるほかありません。
そもそも原始時代に文字などないし、MAPなんてあるわけないのです。自分がどこにいるかとか、そんなことは分かりません。もちろん「ワープ機能」なんてものもないので、もう一度同じところに行きたければ、勘で突っ走っていくしか方法がありません。
で、行動を起こすと次の問題にぶち当たります。
<すぐ寝る>
原始人なので眠たくなったら寝ます。たとえそこが海の底だろうと、山の斜面だろうと、マンモスの縄張りだろうと構わず寝ます。何の前ぶりもなしにいきなりバターっと倒れます。自由度もへったくれもない、プレイヤーにとても不親切な仕様です。かなりストレスになります。
<すぐ死ぬ>
原始人なので布一枚まとっているだけです。防御力なんてクソ食らえです。もちろんその辺のお猿さんなんかにも余裕で殺されます。
山の斜面を滑走してたらいきなり寝てしまって、斜面を滑り落ちて海にダイブし窒息死なんてのもザラです。よく分からずに何も食べずに突っ走っていたら餓死というパターンもあります。
クソゲーとされる理由に納得できるか
納得しています。とにかくゲームとしてストレスポイントが多いうえに、初見プレイでは根気強く付き合わなければ、間違いなく飽きます。
しかし、そのストレスポイントもよくよく考えてみると、原始人というものを極限まで再現したからこそ生まれたものなのです。正直、これほどまでに原始人の気分になって、原始の世界を縦横無尽に本能の赴くまま楽しめるゲームは他にないと思います。
人間は文明を手にして、便利を手に入れました。それならば、文明がない原始の時代に便利なものがないのは、ある意味当たり前なのです。
操作性や便利度ということにとらわれず「原始の世界を楽しもう」と思うことができたのなら、このゲームはクソゲーではなくなるはずです。
※なお、本企画は「インタビュー」として募集を行ったものの、作品愛ゆえか“完成した原稿”を送ってくださる方も。この記事はほぼ原文ママの掲載となります。
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