【好きなゲームが世間のクソゲーな人インタビュー】回復できる宿屋もないシリーズ異色の近未来ディストピアRPG「ブレス オブ ファイアV」(1/2 ページ)

ゲームシステムも世界観も異色の作品。

» 2020年12月29日 19時00分 公開
[ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 年末企画「自分の好きなゲームが世間ではクソゲーと言われている人インタビュー」。今回はTVゲームとしてのシリーズ最終作「ブレス オブ ファイアV」のお話を伺いました。

※「ブレス オブ ファイア6」はPC/スマホ/タブレット向けのオンラインゲーム。2016年にサービス開始し、約1年半でサービス終了

企画:好きなゲームが世間のクソゲー

「これはクソゲー」「あれはクソゲー」と世間は気軽に言うけれど、遊び方も感性も人それぞれ。むしろ、そんな風に言われている作品の魅力を知っている人に話を聞いてみよう。Twitterで募集をかけたら、2〜3人くらい手を上げてくださるのでは?

……と思っていたら、100人くらいから連絡が来ちゃった企画です。編集部のリソース的に可能な範囲で記事化。1日1本ペースだと公開しきるまでに数カ月かかるので1時間に1本ずつ公開します。

「ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター」がクソゲーと言われている理由(Midoriyamaさん/@midoriyamasabo

難易度がハンパなく高い

 シンボルエンカウントする敵は再出現しないので、「レベルを上げて難所を突破する」という一般的な攻略法が通用しません。

 また、一般的なRPGでいうところの“宿屋”がありません。回復魔法なんて便利なものも(なくはないけど)ほとんどないし、道具屋もまともに存在しません。基本的には、道中で手に入れた回復アイテムでやりくりすることになりますが、戦闘でちょっと多めに被弾しただけで詰んでしまう場合があります。

 また、このゲームには「D-カウンター」という値が。主人公をドラゴン状態にして強化したときなどに増加するのですが、これが100%になってもゲームオーバーです。戦闘後も引き継がれて、減ることはありません。

 このように難解な制約が多く、初見クリアはほぼ確実に不可能。2〜3周してもまともにクリアできないのが当たり前でした。

 では、どうやって最後までクリアするのかというと、このゲームにはさらに「SOL」(シナリオ・オーバーレイ)という、いわゆる“強くてニューゲーム”のようなシステムがあります。

 しかし、例えば「何とかラスボス手前まで到達したが、強過ぎてどうにもならない」というような状況に陥り、ここからSOLを利用して最初からやり直すのも嫌で、ゲーム攻略を投げてしまう人が多かった印象です。

シリーズ内ではかなり異色の世界観

 「ブレス オブ ファイア」シリーズは「1」「2」「3」が王道ファンタジー。「4」はファンタジー色を残しながらも少し暗めの世界観。ですが、本作「5」は“近未来ディストピア”というかなりダークな作品で、従来のファンは「これがブレス オブ ファイア?」と違和感から食わず嫌いされている印象です。

クソゲーとされる理由に納得できるか

 納得できます。難易度の高さ、システムの難しさから自分も何度コントローラーを投げ出しそうになったことか……。

 ただクリア時には難しいからこその達成感がありましたし、ゴールである地上(今作は地下世界からの脱出が主目的)に近づくほど盛り上がっていくシナリオ、変わっていく風景など、遊んでいて面白いポイントも多くて。好き嫌いが分かれるタイトルだと思います。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた