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» 2020年12月28日 14時00分 公開

【好きなゲームが世間のクソゲーな人インタビュー】コンボ数499999995hitsが実現するやり込みの深さ「グランディア エクストリーム」 (1/2)

「『エクストリーム』はやり込みという形で、プレイヤー自身が冒険をするゲームなのです」。

[ねとらぼ]

 年末企画「自分の好きなゲームが世間ではクソゲーと言われている人インタビュー」。今回は、2002年にPS2向けソフトとして発売された「グランディア エクストリーム」。やり込みプレイによって「499999995(4億9999万9995)hits」を達成したことで話題を集めた本作のプレイヤーさんにお話を伺いました。

企画:好きなゲームが世間のクソゲー

「これはクソゲー」「あれはクソゲー」と世間は気軽に言うけれど、遊び方も感性も人それぞれ。むしろ、そんな風に言われている作品の魅力を知っている人に話を聞いてみよう。Twitterで募集をかけたら、2〜3人くらい手を上げてくださるのでは?

……と思っていたら、100人くらいから連絡が来ちゃった企画です。編集部のリソース的に可能な範囲で記事化。1日1本ペースだと公開しきるまでに数カ月かかるので1時間に1本ずつ公開します。

「グランディア エクストリーム」(ありのすさん/@a_ri_no_su

 「グランディア エクストリーム」はかつてクソゲーと評され、ワゴンセールの常連だったという過去があります。でも、僕はこのゲームの魅力だったらいくらでも語れると思います。2002年発売なのに今でもプレイしているくらい好きなので。

このゲームの魅力

 このゲームの魅力は何と言ってもやり込み要素です。

アイテムコンプリート

 このゲームには1066種ものアイテムが登場しますが、これらをコンプリートするのはかなりの難易度です。

  • 特定箇所の宝箱から0.08%の確率で出現する期間限定アイテム
  • 特定の敵から0.01%の確率で入手できるアイテム
  • 固定ダンジョンを最奥にいるボスからのみドロップされる確率0.72%のアイテム
  • ランダムダンジョンを走破した後の報酬としてのみ入手できる確率1.2%のアイテム

 などを筆頭に入手方法、難易度ともにバリエーションに富んでおり、攻略本をして「全アイテム収集には目眩がするほど険しく、長い道のりが用意されている」と言わしめるほど。

育成要素

 キャラクターを強化するレベル、必殺技、合体技、スキル、マナエッグなどの育成要素が非常に多岐にわたっており、面白さを増しています。

  • レベルは経験値によってアップしますが、敵よりも低いレベルやノーダメージで倒すと経験値にボーナスがつくため、戦闘に戦略性が生まれます
  • スキルは、経験値とは別に得られる「スキル経験値」によってレベルアップ。こちらも敵を短時間で倒したり必殺技で倒したりするとボーナスがつきます
  • 必殺技は使用回数によってレベルが上がったり新必殺技を覚えたり。熟練度システムを採用しているので重点的に育てることも可能です
  • 合体技は、特定のタイミングで特定の必殺技を使用することでひらめく仲間との協力技。新たな合体技を探す楽しみやパーティー編成に彩りを与えてくれます
  • 異なる「マナエッグ」(魔法習得アイテム)同士を合成(合成パターンは666通り)することで、新しく強力なマナエッグを作りだすことが可能

 こういった多彩な育成要素のおかげで、このゲームは“各人が各人の目標に向かって”どこまでもやり込むことができます。

強化後の可能性

 先ほどの育成要素による強化はすればするほど強くなり、また、各要素の組み合わせによって驚くべき効果を発揮します。

  • クリア後の裏ボスを最弱魔法一発で倒す
  • クリア後の裏ボスをスキルを活用し道具だけで倒す
  • 仲間との合体技だけでストーリーボスを倒す
  • 100億以上のダメージをたたき出す
  • 4億9999万9995Hitをたたき出す

 など他作品ではなかなかできないプレイが、このゲームでは実現します。その可能性はまさに無限大です。

※なお、ありのすさんのやり込みプレイについては電ファミニコゲーマーの記事「156日間PS2を起動しっぱなし、RPG最大のヒットコンボ数かもしれない「499999995hits」(4億9999万9995ヒット)を達成した男現る。『グランディア エクストリーム』での狂気のやり込みについて聞いてみた」に詳しく掲載されています。全体的にゼロの数がどうかしている良記事

世間ではクソゲーと言われている理由

 やはりシナリオにあると思います。

 「グランディア」「グランディア2」は秀逸なストーリーをもった作品でしたが、「エクストリーム」はその前2作と比べると、ストーリーの穴が目立ち、つじつまの合わない描写も多々見られます。また、このRPGシリーズは広い世界を冒険する感覚が味わえる“シナリオ型RPG”として人気を確立してきたのですが、「エクストリーム」は拠点探索型の狭い世界になってしまいました。

 「エクストリーム」は「1」「2」とは明確に差別化された作品(ナンバリングタイトルでないこともその証左だと思います)なのですが、多くのユーザーにとっては期待外れのクソゲーと感じてしまったのだと思います。

クソゲーとされる理由に納得できるか

 ストーリーの穴やつじつまが合わない描写については納得しています。

 ただ「シナリオ型RPGを期待していたのに裏切られたから」という理由には……。というのも図書館で「エクストリーム」発売前のゲーム雑誌を読みあさったところ、どの雑誌でも発売前から「グランディア エクストリームはこれまでの2作とは違う」ということが、明確に打ち出されていたからです。この前情報を得ていたにもかかわらず、勝手に期待して勝手に裏切られたとクソゲー扱いするのであれば、納得できません。

 「グランディア」の「1」「2」は主人公の冒険を追体験するゲーム。「エクストリーム」はやり込みという形で、プレイヤー自身が冒険をするゲームなのです。

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