【好きなゲームが世間のクソゲーな人インタビュー】“90年代の子ども目線”で再評価してほしい「クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲」(1/2 ページ)

難易度の低さとボリュームの少なさなどから悪評価を受けているソフト。

» 2020年12月30日 21時00分 公開
[ねとらぼ]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 年末企画「自分の好きなゲームが世間ではクソゲーと言われている人インタビュー」。今回は1994年に発売されたアクションゲーム「クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲」のお話を伺いました。

企画:好きなゲームが世間のクソゲー

「これはクソゲー」「あれはクソゲー」と世間は気軽に言うけれど、遊び方も感性も人それぞれ。むしろ、そんな風に言われている作品の魅力を知っている人に話を聞いてみよう。Twitterで募集をかけたら、2〜3人くらい手を上げてくださるのでは?

……と思っていたら、100人くらいから連絡が来ちゃった企画です。編集部のリソース的に可能な範囲で記事化。1日1本ペースだと公開しきるまでに数カ月かかるので1時間に1本ずつ公開します。

「クレヨンしんちゃん2 大魔王の逆襲」が世間ではクソゲーと言われている理由(春日 大夜さん/@daiya_kasuga

 前作「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児」(SFC版)は難易度が超絶に高かったことで知られているのですが、それに対して「大魔王の逆襲」は低難易度。良く言えば「ダレないボリュームでまとまっている遊びやすいゲーム」なのですが……

  • 値段の割にゲームのボリュームが少ない
  • 登場するキャラクターが少ない。特にひろし、みさえがいないこと、ハイグレ軍団のチョイスも微妙

 といった理由から、クソゲーの烙印(らくいん)を押されております。

このゲームの魅力

 アニメ「クレヨンしんちゃん」は言わずと知れた長寿番組(1992年4月放送開始)ですが、「大魔王の逆襲」が発売された当時はまだ放送が始まって約2年という黎明期。人気作ではあったものの、大人ウケはあまりよろしくなく……という時代に放たれたゲームでした。また、このころはテレビゲームの歴史も浅く、今よりも風当たりが強かったかと思います。

ORICON NEWSの双葉社「ライツ事業部クレヨンしんちゃん編集室」室長・鈴木健介氏への取材記事(2020年8月公開)によると、アニメ「クレヨンしんちゃん」は1992年4月27日放送の第7回以降、視聴率は「ほぼ毎回10%超をキープ」。その一方で、「下品」「子どもたちに見せたくない」作品だという声は「最近まであって、一時は編集部にしょっちゅう抗議の電話があったそうです」とのこと。20年超放送される長寿番組になったことで同作を見て育った大人も増え、作品に対するイメージが変わってきたという

 確かに、このゲームは大人がプレイしたら「ボリュームが少な過ぎる作品」という印象になってしまうかもしれません。

 ですが、私が遊んだのは小学3年のころ。「ゲームは1日1時間」という制約もあるなかで、子どもでも簡単にエンディングを見ることができた“取っつきやすく短時間で楽しめる神ゲー”でした。BGMも聴き減りせず、今でも多くの曲を口ずさむことができます。

 社会的な逆風もあるなかで、大好きなしんちゃんを楽しく動かせ、エンディングにたどり着ける達成感を味あわせてくれた素晴らしいゲームだと思っています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2403/26/news158.jpg 元横綱・貴乃花、再婚後の激変ぶりに驚きの声 ヒゲ生やした近影に「ショーケンみたい」「ワイルドー」
  2. /nl/articles/2403/27/news130.jpg 中山美穂、金髪&ミニ丈の大胆イメチェンに視聴者びっくり! “格付け”出演の最新ビジュアルに「誰だか分からなかった」
  3. /nl/articles/2403/26/news169.jpg 「『ちゅ〜る』の紅麹色素は大丈夫?」 小林製薬の「紅麹」報道で飼い主に不安広がる
  4. /nl/articles/2403/27/news126.jpg ミス筑波大モデル、25キロ減量したビフォーアフターに「ホント凄い」 整形疑う声も「元々は埋もれてたようですね」
  5. /nl/articles/2403/26/news161.jpg 【まとめ】小林製薬「紅麹」問題 味噌や酒など紅麹原料使用メーカーの自主回収相次ぐ 20社以上が発表
  6. /nl/articles/2403/27/news127.jpg 日本エレキテル連合・中野、ネタで酷使し容姿に異変→手術を決断 「ダメよ〜、ダメダメ」でブレイク、2022年にがん公表
  7. /nl/articles/2403/20/news067.jpg 「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友だちから連絡→まさかの正体に爆笑 友だちはその後ジブリを見た?
  8. /nl/articles/2403/26/news016.jpg ドイツ人家族が日本のバウムクーヘンを実食、一番おいしいと絶賛したのは…… 満場一致の結果に「参考になります」「他の食べ比べもお願い」
  9. /nl/articles/2312/30/news041.jpg 「紫のトトロ買った」 “ジブリを1ミリも知らない”友人から連絡→まさかの正体に爆笑「それトトロやない」
  10. /nl/articles/2403/26/news145.jpg 「ご安心ください」 “紅麹ショック”でDHCとファンケルが声明…… サプリ販売は継続中 小林製薬では死亡患者がサプリ摂取
先週の総合アクセスTOP10
  1. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  2. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  3. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  4. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  5. 田代まさしの息子・タツヤ、母の逝去を報告 「あんなに悲しむ父親の姿を見たのは初めて」
  6. 「遺体の写真晒すのはさすがに」「不愉快」 坂間叶夢さんの葬儀に際して“不適切”写真を投稿で物議
  7. 大友康平、伊集院静さんの“お別れ会”で「“平服でお越しください”とあったので……」 服装が浮きまくる事態に
  8. 妊娠中に捨てられていた大型犬を保護 救われた尊い命に安堵と憤りの声「絶対に許せません」「親子ともに助かって良かった」
  9. 極寒トイレが100均アイテムで“裸足で歩ける暖かさ”に 今すぐマネできるDIYに「これは盲点」「簡単に掃除が出来る」
  10. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開
先月の総合アクセスTOP10
  1. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  2. パーカーをガバッとまくり上げて…… 女性インフルエンサー、台湾でボディーライン晒す 上半身露出で物議 「羞恥心どこに置いてきたん?」
  3. “TikTokはエロの宝庫だ” 女性インフルエンサー、水着姿晒した雑誌表紙に苦言 「なんですか? これ?」
  4. 1歳妹を溺愛する18歳兄、しかし妹のひと言に表情が一変「ちがうなぁ!?」 ママも笑っちゃうオチに「かわいいし天才笑」「何度も見ちゃう」
  5. 8歳兄が0歳赤ちゃんを寝かしつけ→2年後の現在は…… 尊く涙が出そうな光景に「可愛すぎる兄妹」「本当に優しい」
  6. 1人遊びに夢中な0歳赤ちゃん、ママの視線に気付いた瞬間…… 100点満点のリアクションにキュン「かわいすぎて鼻血出そう!」
  7. 67歳マダムの「ユニクロ・緑のヒートテック重ね着術」に「色の合わせ方が神すぎる」と称賛 センス抜群の着こなしが参考になる
  8. “双子モデル”りんか&あんな、成長した姿に驚きの声 近影に「こんなにおっきくなって」「ちょっと見ないうちに」
  9. 犬が同じ場所で2年間、トイレをし続けた結果…… 笑っちゃうほど様変わりした光景が379万表示「そこだけボッ!ってw」
  10. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」