「漫才は色んな形があっていい」 サンド富澤、“漫才の定義”に一石投じたマヂラブの優勝ネタに賛辞送る(1/2 ページ)
テツandトモも決勝に出たことあるし漫才を画一的に考えなくていいのでは。
お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の富澤たけしさんが12月22日、若手漫才師の日本一を決める大会「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)についてブログを更新。優勝したマヂカルラブリーに賛辞を送り、“漫才の定義”や審査員という大役への思いをつづっています。
最後まで我流を貫き通して優勝したマヂカルラブリーを、「決勝の決勝でほぼ喋らずに転がってるネタをやる勇気は凄い。怖くて自分ならできません。一歩間違えば大惨事になる可能性もあるネタです」とたたえた富澤さん。間違いなくこの日1番多くの笑いを取ったのはマヂカルラブリーでしたが、“2人の掛け合い”がほぼ存在しないタイプのネタだったことに、ネット上では“漫才の定義”をめぐり議論が活発化していました。
富澤さんは、「テレビで見ている方も『漫才とは』という自分なりの定義があると思うので、毎年のように『あれは漫才か!?』みたいな話題があがります。僕らの漫才もよく『コントじゃん』という方もいます」と自身のネタを引き合いに出しながらこの一件に言及。「漫才は色んな形があっていいし、だからこそ新しい形が産まれ、進化していくんだと思います」と画一的でない自由さこそが漫才の進化や発展に欠かせないとしており、マヂカルラブリーが決勝に進んでいる時点で“大会側は漫才として認めている”という事実から、「M-1で見る漫才について話すなら『漫才かどうか』ではなく『好きな漫才かどうか』が正解なのかもしれません」と自身の考えを明かしています。
かつては出場者の立場で、M-1に挑む若手漫才師たちの気持ちも痛いほど分かる富澤さんは、「自分が何者かをさらけ出し、数十秒のうちに判断して人の人生が変わるかもしれないボタンを押したことがありますか?」と審査員という役目にも言及。最後には、「また数ヶ月、あそこはあの点数で良かったのか…とか考えるのでしょうね。何年も続けるには体に良くない仕事かもしれません」と重みのある言葉も残していました。
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