連載
» 2021年01月28日 18時00分 公開

「ヒープリは不遇だったと言わせるつもりはない」と語る悠木碧の思いに、僕たちができることサラリーマン、プリキュアを語る(1/2 ページ)

あらためて「ヒーリングっど プリキュア」は製作者に愛されている作品だと思いました。

[kasumi,ねとらぼ]

 「ヒーリングっど・プリキュア」(「・」はハートマーク)は不遇な作品である。

 コロナ禍の影響で2カ月間の再放送を余儀なくされ、全国各地で行われるはずだったイベントも軒並み中止、春の映画は二度も延期となり、玩具や関連グッズの売り上げも大きく落ち込みました。

 これを不遇と言わずして何と言うのでしょう。

 だって、クリスマス前の商業的にも大切な日曜日に「秋の行楽」のお話が放送されていたのですよ。「ヒーリングっど プリキュア」は、新型コロナ禍に巻き込まれた不幸な作品なのです。

 自分はずっとそう思っていました。

 しかし、プリキュアたちはそうは思っていなかったようです。

 キュアグレース役の声優、悠木碧さんは「ヒーリングっど プリキュアを不遇だったと言わせるつもりはない」と力強く語っているのです。

ヒーリングっど プリキュア アニメ ニチアサ 「ヒーリングっど プリキュア」の主人公の一人キュアグレース(声:悠木碧)

kasumi プロフィール

プリキュア好きの会社員。2児の父。視聴率などさまざまなデータからプリキュアを考察する「プリキュアの数字ブログ」を執筆中。2016年4月1日に公開した記事「娘が、プリキュアに追いついた日」は、プリキュアを通じた父娘のやりとりが多くの人の感動を呼び、多数のネットメディアに取り上げられた。



ヒーリングっどプリキュアが置かれた状況

 2020年2月に放送開始したプリキュアシリーズ第17作「ヒーリングっど プリキュア」。

 “地球のお医者さん”を掲げ、キャッチコピーは「手と手でキュン!ハートつないで地球をお手当て!」。病原体をモチーフにした敵「ビョーゲンズ」から地球を守りお手当するプリキュアが描かれます。

 この「ビョーゲンズと戦って地球をお手当する」という設定が、2020年初頭より猛威を振るった新型コロナウイルスと偶然にもシンクロしてしまうこととなりました。怪物「メガビョーゲン」は治療が遅れると、どんどん強くなり増殖して感染を広めていく設定も現実とリンクしてしまいました。

(※ただしWebの製作者インタビューではビョーゲンズの描写は、新型コロナを連想させないように注意をしている旨の発言もしています)。

ヒーリングっど プリキュア アニメ ニチアサ キングビョーゲンと対峙(たいじ)する「ヒーリングっど プリキュア」の4人

 このコロナ禍はプリキュアの製作現場にも直撃します。

 製作は遅れ、2020年4月28日より9週にも渡る再放送を余儀なくされます。結果「ヒーリングっど プリキュア」は2021年2月21日までの全45話での放送となるようです(例年のプリキュアは1月末終了で全48〜50話なので、約1カ月の延長で3〜5話少ない形で落ち着きました)。

 2020年3月公開予定だった春のプリキュアオールスターズ映画「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」は二度の公開延期後、ようやく10月に公開となりました。声を出すことはもちろんミラクルライトでの応援も禁止となり、一部内容の差し替えも行われました。しかしコロナ対策を万全で臨むものの客足は鈍く、歴代プリキュアオールスターズ映画の中で最も興行収入が低くなるのは確実となっています。

ヒーリングっど プリキュア アニメ ニチアサ 映画プリキュアミラクルリープは終盤の展開が熱いのです

 全国各地で行われるはずだったプリキュアショーなどの子ども向けイベントもその多くが自粛、さらに2020年9月に予定されていた「ヒーリングっど プリキュアLIVE2020」も中止となり、その代わりとして無料のオンラインイベントが実施されました。プリキュアライブは大人向けのプリキュアイベントとして、ここ数年で大きく盛り上がっていただけに、その勢いにも水を差す形となってしまいました。

 さらにテレビ放送とおもちゃ販売のスケジュールにもズレが生じ、結果としてバンダイナムコのトイホビー売り上げおよび東映アニメーションの国内版権売り上げも大きく落とすこととなりました。

 「ヒーリングっど プリキュア」は、他の娯楽コンテンツ同様にコロナ禍の直撃を受けることとなったのです。

ヒーリングっど プリキュア アニメ ニチアサ 追加戦士キュアアースの登場とおもちゃ販売の時期にもギャップが生じることとなった
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  2. 「モンストのせいで彼氏と別れました」→ 運営からの回答が“神対応”と反響 思いやりに満ちた言葉に「強く生きようと思う」と前向きに
  3. 「この抜き型、何ですか……?」 家で見つけた“謎のディズニーグッズ”にさまざまな推察、そして意外な正体が判明
  4. 人間に助けを求めてきた母犬、外を探すと…… びしょ濡れになったうまれたての子犬たちを保護
  5. 幼なじみと5年ぶりに再会したら…… 陸上選手から人間ではない何かに変わっていく姿を見てしまう漫画が切ない
  6. ブルボンの“公式擬人化”ついにラスト「ホワイトロリータ」公開 イメージ通り過ぎて満点のデザイン
  7. 「幸せな風景すぎて涙出ました」 じいちゃんの台車に乗って散歩するワンコのほのぼのとした関係に癒やされる
  8. 「遺伝ってすごい」「足長っ!」 仲村トオルの“美人娘”ミオがデビュー、両親譲りのスタイルに驚きの声
  9. 猫「飼い主、大丈夫か……?」 毎日の“お風呂の見守り”を欠かさない3匹の猫ちゃんたちがかわいい
  10. 天才科学者2人が最強最高のロボを作成するが…… 高性能過ぎて2人の秘密がバラされちゃう漫画に頬が緩む

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 痩せたらこんなに変わるのか 丸山桂里奈、現役時代の姿が別人過ぎて「誰かわからん」の声殺到
  3. 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
  4. セーラーサターンの変身シーン、四半世紀を経てアニメ初公開にネット湧く 「ついに公式が」「感謝しかない」
  5. 「髪型体型全て違う」 丸山桂里奈、引退直後のセルフ写真にツッコミ 4年前のスレンダーな姿に「今も輝いててかわいい」の声も
  6. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  7. 「マジで助けてくれ」 試験中止で教授に“リスのさんすうノート”を提出することになった大学生に爆笑
  8. 「140秒とは思えない満足感」「なぜこれだけの傑作が埋もれているのか」 崩壊した日本を旅する“最後の動画配信者”のショートフィルムが話題
  9. 「化粧! 今すぐ落としてこい!」 男性教師に怒鳴られる生徒をかばう女性教師を描いた漫画に納得と感謝の声
  10. 畠山愛理、いま着たらピチピチなレオタードを公開 「とんでもなく可愛い」「見惚れてしまいました」と反響