ケツメイシ「さくら」、16年の時経て“令和版”MV公開 テーマは萩原聖人&鈴木えみの演じた“別れ”から“再会”に(1/2 ページ)

楽曲は2005年発表。

» 2021年02月16日 17時30分 公開
[斉藤賢弘ねとらぼ]
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 ケツメイシの代表曲「さくら」の“令和版”MVが2月16日、俳優の久間田琳加さんと伊藤あさひさんを新しくW主演に迎えた形で公開。高校を卒業した2人が夢に向かってひたむきに努力する姿をストーリー仕立てで展開しています。

ケツメイシ「さくら」(2021年 ver.)

 2005年2月16日に発売された同曲は、大切な人との記憶をさくらの花びらとともに思い出すという切なくも美しい作品。俳優の萩原聖人さんとモデルの鈴木えみさんがMVに当時出演し、桜の木の下で出会った男女が映画の世界をともに志す中で、やがてそれぞれ別の道を歩き出していくという、少しビターな物語を繰り広げていました。

ケツメイシ「さくら」

 ベスト盤『ケツノパラダイス』(3月31日発売)のため、16年の歳月を経て生まれ変わったMVでは、高校生のミク(久間田さん)とリツ(伊藤さん)が桜の花咲く公園で、「お互い夢に向かって突っ走る」「2人とも夢をかなえられたら、またこの場所に戻ってこよう」と指切りして誓い合う場面からスタート。

 韓国に渡ったミクがKポップアイドルの夢をつかみ取る一方、リクは足の故障をきっかけに箱根駅伝出場を断念し、「僕の操縦する飛行機でたくさんの人の思い、夢を乗せて旅立ちをつないでいきたい」との気持ちを胸に、「パイロットになる」という新たな夢を発見。リクが舞い散る桜の花びらを手で受けるという過去MVのオマージュとなる場面から、成長した2人が公園で約束どおり再会するという、感動的な結末へとつないでいます。同じ曲なのに受ける印象が全然違う。

ケツメイシ さくら 萩原聖人 鈴木えみ 久間田琳加 伊藤あさひ “令和版”MVで主演を演じた2人

 以前のMVに親しんできたファンからは、「こうして青春時代の曲が再び新しくなるのは嬉しい」「新しい方もまた違ったストーリーでなんかいい」と、時代に合わせて新しく解釈され直した映像を高評価する声が上がる一方、「ハッピーエンドで終わってしまうのが、ちょっと残念」と、原曲が持つ切ないイメージと懸け離れたストーリーに違和感を覚えるという声も登場。また、「MV更新されただけでまるで新曲のような完成度」「どの時代にも対応して色褪せない神曲」と、歌の生命力の強さをたたえる人も見られました。


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