「慟哭と嗚咽をこらえ、絶望にひしがれた出発」から半世紀 藤岡弘、が「仮面ライダー」生誕50周年で激アツの祝福コメント

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　日本の特撮ヒーロー番組の金字塔となった「仮面ライダー」第1話が放送されてからちょうど50周年となる4月3日19時30分から、生配信による記者会見が開かれることが明らかになりました。現在、仮面ライダー公式サイトでは、謎めいたカウントダウンが進行中。これに向けて、仮面ライダー1号こと本郷猛を演じた俳優の藤岡弘、さんのコメントが到着しました。

1号ライダー・本郷猛を演じた藤岡弘、さんから熱いメッセージが到着

　藤岡さんは、放送開始当時の自身の状況を激白。放送前に撮影が進んでいた第10話のロケの最中、バイクの事故で瀕死（ひんし）の重傷を負い、第1話の放送は病院のベッドで横になって見届けたという辛い思い出を回想し「こみ上げる慟哭（どうこく）と嗚咽をこらえ、絶望にひしがれた出発であった」と語っています。

　そして、番組は2クール目を迎え2号ライダーの一文字隼人（佐々木剛さん）が活躍しライダー人気が社会現象化する中、ベッドの上での戦いを続けていた藤岡さんは「心ある皆さんの御蔭で奇跡の復帰」をとげ、新1号ライダーとして当時の子どもたちの絶対的ヒーローを熱演。「戻ってきた仮面ライダーと言われ復活し登場してから現在に至るまで、御恩のある皆様によって正に、奇跡奇跡の連続であった」と振り返っています。

　それから半世紀、「初代仮面ライダー1号本郷猛を演らせて戴き、当時の多くの関係者の様々な想い出と御苦労が眼に浮び、今は亡き諸先生、諸先輩の歴史が刻みこまれて現在に至っている事に、あらためて深く感じ入る次第です」と述懐。「ヒーローを演じた責任と影響は多大なものがありこれからもつづいて行くであろう、重い荷を背負いつづけてゆく仮面ライダー、愛と勇気と夢と希望と感動を全世界の子供達に贈りつづけて戴きたいと思うのは、私だけであろうか」と語っています。

　そして、原作者である石ノ森章太郎さんが残した「ヒーローは絶対死なない、『永遠』なり」という言葉を噛み締め、「仮面ライダーはこれからも世界人類の為に戦いつづける……永遠にいつも君達の側に居る……合掌」とつづっています。

誕生50周年の正体とは？

　半世紀前、私たちが想像し得ない苦境を乗り越え、名実ともに日本を代表するヒーローの座を築き上げたパイオニアの声には頭が下がるばかりです。そんな50周年を迎えたこの日、「仮面ライダー」に関わる重大発表が、あの日の放送開始と同じ19時30分に明らかになるとのこと。昭和のライダーで胸を熱くした世代も、平成ライダーで正義の心を培った世代も、令和ライダーに心を揺さぶられている世代も、心して待つ以外ありません！

藤岡弘、さんのコメント（全文）

仮面ライダー第1回目がTV放映されたのが1971年4月3日、50周年とは…年月が過ぎるのは早いものです。想えば波瀾万丈の青春でありスタートであった。

放映前の10話目の撮影中のバイクの事故で瀕死の重傷を負い、再起不能と言われながら大手術を受け、最悪の痛みと苦悩のベットの中で横たわりながら見たのが、仮面ライダー第1回目放映のTVの中の自分の勇姿であった。忘れもしない4月3日、こみ上げる慟哭と嗚咽をこらえ、絶望に打ちひしがれた出発であった。 その後の壮絶な己自身との戦いは言語を絶するので省略する。心ある皆さんの御蔭で奇跡の復帰を果たし、戻ってきた仮面ライダーと言われ復活し登場してから現在に至るまで、 御恩のある皆様によって正に、奇跡奇跡の連続であった。

今も多くの子供達に影響を与えつづけているとは……

初代仮面ライダー1号本郷猛を演らせて戴き、当時の多くの関係者の様々な想い出と御苦労が眼に浮び、今は亡き諸先生、諸先輩の歴史が刻みこまれて現在に至っている事に、あらためて深く感じ入る次第です。 ヒーローを求めてやまない世界の子供達と、その時代その時代のヒーローによって子供達の心に焼き付いた感動は、永遠に子供達の人生に多大な影響を与える事でしょう。

ヒーローを演じた責任と影響は多大なものがありこれからもつづいて行くであろう、重い荷を背負いつづけてゆく仮面ライダー、愛と勇気と夢と希望と感動を全世界の子供達に贈りつづけて戴きたいと思うのは、私だけであろうか……

ヒーローは絶対死なない、「永遠」なり。と言われた、今は亡き尊敬する偉大なる天才、原作者、石ノ森章太郎先生の言葉が身に染みる。

先生の子供達に託された想いは、これから増々輝く時代になると感じる次第であります。 日本人が作り上げたヒーロー仮面ライダー。

仮面ライダーはこれからも世界人類の為に戦いつづける……

永遠にいつも君達の側に居る……

合掌、

藤岡弘、

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