小学館『日本短編漫画傑作集』を「少年青年漫画編」のサブタイ追加し発売 小学館「ご指摘を踏まえて、社内で検討した結果」
第1巻は1959年から1967年頃の傑作を収録。
» 2021年06月30日 18時55分 公開
[ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
小学館は6月30日、かねて発表していた国内短編漫画アンソロジーを『日本短編漫画傑作集 少年青年漫画編』に改題して発売しました。
もとは『日本短編漫画傑作集』という書名で発表されていましたが、収録作品に対し「選者に女性がいない」「少女漫画が収録されていない」といった指摘が相次いでいました。
『日本短編漫画傑作集 少年青年漫画編』は、日本漫画史から厳選された短編のアンソロジー(全6巻)。例えば第1巻は、手塚治虫、平田弘史、白土三平、さいとう・たかを、石ノ森章太郎……と1960年代に活躍した巨匠の名前が並んでいます。
Twitterでは、「日本短編漫画傑作集」と銘打っているにもかかわらず、選者に女性が含まれていないことに批判が。また、女性作者の作品は収録されているものの、収録作品に“少女漫画”と呼べる作品が見当たらないことに疑問を持つ人も多く、「選者が全員男性って意味わからん」「書名は“日本の短編漫画全般”を指していながら少女漫画を除外するのはいかがなものか」といった声が上がっていました。
小学館は6月30日、ねとらぼの取材に対し「ご指摘を踏まえて、社内で検討した結果、少年青年漫画編というサブタイトルを加えました」と回答しています。
6月30日には第1巻〜第3巻を発売。残る第4巻〜第6巻は7月30日の発売を予定しています。価格は各1680円。
【7月1日19時追記】タイトルと本文を一部修正しました
【7月1日20時30分追記】本文を一部修正しました
各巻ラインアップ
- 1巻 1959年から1967年頃まで(手塚治虫、松本正彦、平田弘史、白土三平、さいとう・たかを、石川球太、石ノ森章太郎、つげ義春、青柳裕介、池上遼一)
- 2巻 1968年から1970年頃まで(永島慎二、水木しげる、宮谷一彦、佐々木マキ、横山光輝、藤子不二雄A、佐藤まさあき、ちばてつや、やまだ紫、つりたくにこ、ダディ・グース)
- 3巻 1971年から1974年頃まで(安部愼一、永井豪、松本零士 、かわぐちかいじ、辰巳ヨシヒロ、川崎ゆきお、つげ忠男、 ジョージ秋山、鈴木翁二、諸星大二郎、上村一夫、山上たつひこ)
advertisement
関連記事
- 「みんなで選ぶ短編漫画傑作集」Twitterハッシュタグが盛況 萩尾望都『半神』をはじめおすすめの名作続々
小学館の『日本短編漫画傑作集』に少女漫画が含まれず、物議を醸した件を受けてハッシュタグが発生。 - 『鉄腕アトム』偽原稿がオークションに出品、手塚プロ公式サイトで注意喚起 「素人目には分からない」「やたらリアル」
これは騙される……。 - 報ステ「女性蔑視」と炎上したCMを取り下げ謝罪 「ジェンダー平等は時代遅れ」とは何だったのか?
「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかって スローガン的にかかげてる時点で 何それ 時代遅れって感じ」。 - 防犯ポスターに「短いスカートが性犯罪を誘発」 批判受け菅公学生服が謝罪
「性犯罪の被害者に責任を負わせている」と批判が集まっていました。 - 『ミノタウロスの皿』が丑年早々無料公開 藤子・F・不二雄の傑作で黒い気分を満喫しよう
価値観とはなんぞやと考えさせられるSF短編。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた