小林プロデューサー×羽住監督のバイオ対談 空白の2006年描く、“サスペンス”としての「バイオハザード」とは(1/3 ページ)
25周年を迎えた「バイオハザード」が初の連続CGドラマに挑戦。
サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」シリーズ初の連続CGドラマ『BIOHAZARD:Infinite Darkness(バイオハザード:インフィニット ダークネス)』が7月8日にNetflixで配信されます。
1996年にゲーム第1作が発売されてから、サバイバルホラーの金字塔として世界中から高い人気を誇るバイオハザードシリーズ。2021年は25周年という節目を迎え、さまざまな企画も始動。5月にはゲーム最新作『バイオハザード ヴィレッジ』を発売しました。
そんなアニバーサリーイヤーをさらに盛り上げるのが、シリーズ初の連続CGドラマとなった今作。オリジナルのキャラクターも交えながら、シリーズでも高い人気を誇るレオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドが、2000年(過去)と2006年(現在)2つの時間軸から次第に浮かび上がってくる巨大な陰謀に迫ります。
監督は、『海猿』や『MOZU』シリーズ、『太陽は動かない』などを手掛けた羽住英一郎氏が3DCGアニメに初挑戦し、プロデューサーは、バイオハザードシリーズ製作/原作監修である小林裕幸氏(カプコン)。今回は、ともにヒットメイカーである2人の対談を実施し、これまで描かれてこなかった“サスペンス”としての「バイオハザード」を聞きました。
小林裕幸氏(こばやしひろゆき)
日本のゲームクリエイターでカプコンのプロデューサー。「バイオハザード」シリーズをはじめ、「戦国BASARA」「デビルメイクライ」「ドラゴンズドグマ」シリーズなどを手掛ける。
羽住英一郎氏(はすみえいいちろう)
映画監督。2004年に『海猿』で映画監督デビューを果たし、『MOZU』シリーズや『太陽は動かない』などを手掛ける。
新しいバイオハザードを描いた“サスペンス要素”
――羽住監督は初のCGアニメに挑戦されました。小林プロデューサーが、羽住監督を起用したいきさつを教えてください。
小林裕幸氏(以下、小林): 製作プロデューサーの篠原宏康さん(トムス・エンタテインメント)と監督を誰にしようか話し合った際に、篠原さんが羽住監督の作品が好きだったいきさつがあり、お願いさせていただきました。
過去、一緒にお仕事をされたわけではないものの、本当に羽住監督の作品が好きで、一緒に仕事をしたい思いが強く、実は飛び込み営業的なアプローチをしたそうなのですが、監督がご了承いただいたことで実現しました。よく受けていただきましたよね(笑)。
羽住英一郎氏(以下、羽住): 篠原さんからは、「今回の『バイオハザード』はドラマ的サスペンス要素を全面に出したい」とお話をいただきました。ただ、3DCGアニメは全くやったことがないですし、ゲームも全くやらない人間なので(もちろん「バイオハザード」は知っていましたが)、世界中の熱狂的なファンに比べると何も知識がない自分が(監督を)やっていいものかとは思いました。
しかし、製作サイドの「こうしてほしい」というビジョンが明確だったので、自分でも応えられることがあるかもしれないと思ってすぐにやりたいとお返事させていただきました。3DCGアニメ作品であることや大勢のファンが支持する作品の新作を作ることは、すごくチャレンジングなお話でしたので、やってみたいなと。
日々進歩している最新技術に触れられますし、普段、実写を制作しているときには会えないスタッフと一緒に仕事ができるのは勉強になるなと思いました。
――「サスペンス要素を全面に出したい」とのことですが、サスペンス要素を加えたことはどういった背景があったのでしょうか
小林: 過去、『バイオハザード ディジェネレーション』(2008年)と『バイオハザード ダムネーション』(2012年)、『バイオハザード:ヴェンデッタ』(2017年)と3作CG映画を製作していて、ホラーやアクションといった「バイオハザード」として必要な要素を描きながら、さまざまなキャラクターを描いてきました。
そうした流れを踏まえた上で、4作目はCG映画の形式や話の内容を少し変えたい思いがあり、連続CGドラマとしてサスペンス要素を取り入れました。シリーズとしては、ホワイトハウスを出すのが意外にも初めてだったり、この時代の大統領(※1)を登場させたりと、政治色が強く出ているバイオハザードはなかなかないので、それは僕も楽しみでした。新しい「バイオハザード」を描けたと思いますね。
【※1】:「バイオハザード4」に登場した女子大生アシュリー・グラハムの父親。2004年当時、ロス・イルミナドスの教徒らに誘拐されたアシュリーをヨーロッパへ向かい救ってくれたレオンを信頼している
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吉さん「人狼(ライカン)毎日ぐーるぐる」。
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