米人気セレブたちが続々ワクチン接種の重要性を呼びかけ 「自身のモラルやプロとしての義務」「ワクチン接種が最善」(1/2 ページ)

反マスクや反ワクチンのデモも未だ多い米国。

» 2021年08月06日 17時45分 公開
[城川まちねねとらぼ]

 世界各国でCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の変異種であるデルタ株が猛威を振るい、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によれば国内で61万以上が命を落としている米国。マスク着用義務への反対デモや反ワクチン、陰謀論が飛び交うことによる公共衛生への危険を感じるセレブたちが、ワクチン接種を促す発言をしています。

ジェニファー・アニストン ワクチン 9月号の表紙を飾ったインタビューで(画像はジェニファー・アニストンのInstagramから)

 

 米俳優のジェニファー・アニストンは米InStyle誌のインタビューで撮影現場ではワクチンを未接種、または受けたかどうかという情報を与えることを拒否するスタッフが去っているという事実を告白。COVID-19のワクチン接種を拒否する人々へ向け「まだ反ワクチン派や、事実に耳を貸そうとしない人々がいる。本当に残念なことです」と語りました。

 続けて「毎週のルーティンとして、ワクチン接種を拒否したか、“ワクチンを受けたかどうか”開示しない人々を失い、遺憾です。私たちみんなが毎日テストを受けるわけではないし、情報を提供することは自身のモラルやプロとしての義務だと思います」と強調。「それぞれ個々の意見を持つ権利があり、扱いにくい事柄」としつつ、「しかし多くの意見は恐れやプロパガンダ以外のものに基づいてるとは思えません」と自身の見解を述べました。

 アニストンが出演するApple TV+のドラマ「ザ・モーニングショー」は2020年の始めから撮影が開始され、感染症の広がりを受け中断するなど影響を受けていました。また日本ではU-NEXTで5月31日から配信された、自身の出世作である米ドラマ「フレンズ」のメンバーが再集結する「フレンズ:ザ・リユニオン」など、感染症対策を必要とするなかで撮影に及んだ俳優の1人でした。

アリアナ・グランデ ワクチン マスク姿を投稿(画像はアリアナ・グランデのInstagramから)

 また、米歌手のアリアナ・グランデも1日(現地時間)、SNSでマスクを着用した画像とともに長文でワクチン接種を呼びかけています。「事態はまだ収束していません! マスクを着用しつつ躊躇している、あるいは興味を持っているみんなのことをできたら助けたいと思っていて、情報をシェアしたいのです」と、ワクチン接種が進んでいない地域での感染が広がっていることを伝えながら、情報を得られる医療関係のアカウントを紹介しました。

オリヴィア・ロドリゴ ワクチン バイデン米大統領とオリヴィア(画像はオリヴィア・ロドリゴのInstagramから)

 さらに、米俳優で歌手のオリヴィア・ロドリゴは7月、バイデン米大統領の若者へワクチン接種を呼び掛ける手助けを求める声に応じ、ホワイトハウスを訪れました。

 18歳らしいピンク色のシャネル製ツイードスーツに身を包み、ホワイトハウスを訪れたオリヴィアは、自身のSNSにもバイデン大統領との2ショット写真を投稿。「今日ホワイトハウスを訪れ、大統領とワクチン接種の重要性について話すことができ、とても光栄です。若くても、免疫不全ではなくても、あなたの健康とあなたの愛する人の健康のためにはワクチン接種が最善です」と同世代の若者へ向け呼びかけました。若者に絶大な人気のあるオリヴィアは今後もSNSなどを通じてワクチンに関する情報を広めていくとのこと。若年層でのワクチン接種拡大に期待が寄せられています。

 米国でも一度は解除されたマスク着用義務が再び課されるなど人々のストレスとなる動きがあるなか、セレブたちがワクチンを接種する姿を公開するなど積極的に情報を提供してくれることは、少なからず人々の不安を取り除いてくれるかもしれません。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/13/news021.jpg 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  2. /nl/articles/2501/12/news018.jpg 【ハードオフ】たった“1650円”のジャンク品を持ち帰ったら…… “まさかの結末”に仰天 「中古店は宝の山」
  3. /nl/articles/2501/11/news038.jpg セリアのイス脚カバーの“じゃない”使い方に「天才ですか!?」 斬新な活用法に「めっちゃ可愛い」「探してくる!」
  4. /nl/articles/2501/10/news070.jpg 中2長女“書店で好きなだけ本を買う権”を行使した結果…… “驚愕のレシート”が1300万表示「大物になるぞ!!」「これやってみよう」
  5. /nl/articles/2501/12/news004.jpg 「やばいやばい」 ブックオフに990円で売っていた“まさかの掘り出し物”に大興奮 「ラッキーすぎる」
  6. /nl/articles/2501/12/news031.jpg “スカイラインの墓場”に潜入したら、目を疑う光景が…… ヤバすぎる実態に衝撃走る「ここまでやる人はいない」「凄いな」
  7. /nl/articles/2501/12/news022.jpg 「腹がいたいwww」 一家で体調不良→78歳おじいちゃんの“お年玉”に爆笑 「これは本当に気持ちがこもってる」
  8. /nl/articles/2501/13/news017.jpg 100均の毛糸5色を“シェブロン編み”していくと…… うっとり美しい防寒グッズ完成に「分かりやすくてスイスイ編めた」「色のセンスも素敵!」
  9. /nl/articles/2501/13/news025.jpg 道に落ちていそうな黒い石ころ→磨いたら…… まさかの“正体”が158万再生「超すごい」「砂利に似ているのに」【海外】
  10. /nl/articles/2501/13/news013.jpg 夫婦でプラダンの二重窓をDIYしたら…… 予想以上の断熱効果に驚き「す、す、すっごい! 一番分かり易くて、可愛いくて、何より簡単そう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
  2. ハードオフに1650円で売られていた“まさかの掘り出し物”→修理すると…… 見事な復活劇に「相場が上がってしまうw」
  3. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
  4. 北海道の用水路で“巨大な外来魚”を捕獲→さばいてみると…… 中から出てきた“ヤバすぎる物体”に大興奮「ずっと釘付け」
  5. 【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
  6. 「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
  7. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は……斜め上のキュートな活用術に大反響 2024年に読まれた面白記事トップ5
  8. 米津玄師、紅白で“205万円衣装”着用? 星野源“1270万円ネックレス”も話題…… 「凄いお値段」「びっくりした」
  9. 【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
  10. サバの腹に「アニサキス発見ライト」を当てたら……? 衝撃の結果に「ゾワっとした」「泣きそう」と悲鳴 その後の展開を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」