「ドラゴン桜」ヤンキー役で注目 西山潤「辞めたいと思うこと、何回もありました」 同期の活躍、悔やむ日々語る(4/4 ページ)
「(俳優)辞めたいと思うこと何回もありました」
9月18日から26日までMixalive TOKYO 「Theater Mixa」で上演される舞台「ヒミズ」では主演を務める西山さん。本人にとって初の舞台主演とあって“挑戦”になるとのことですが、それまでの道のりでは挫折を多く経験していました。
――あなたの転機はいつ? それはなぜ?
スカウトされて事務所に入ったことです。それがなければ、この業界に入っていなかったです。
転機っていろいろあると思うんですけど、毎回作品と出会うたびにそれが転機ですし、それがなければ今やっている作品もやっていなかったかもしれないし。毎回転機です。
――もともと役者志望だったのですか?
もともと役者になりたかったわけではないです。中学受験したときも、もう辞めようかなと思ったときもありました。でも、入学した中学校が芸能活動が少しできる学校だったので、続けていたら「やっぱりお芝居楽しい、仕事やっていきたい」と思うようになりました。別の学校にもし受かっていたら辞めていたかもしれないですが、それは分からないですね。
――感動したアドバイス
中学2年生のころにドラマ「大奥」をやったとき、部活もやってお仕事もやって勉強もやって、何をしたらいいのか分からない時期があったんです。そのときに、堺雅人さんが「今、現場にいるんだったら仕事100%でやって、いろいろ不安に思うこともあるけれど、今を頑張ればおのずと結果はついてくる。自分のやりたことは見つかってくるから、今頑張りなさい」と言っていただいて、その言葉は今でも心に残っていて、頑張ろうと思えています。
――挫折した経験は?
たくさんあります。子役からやってきて、同期の北村匠海とか、中川大志とか同じ事務所にいる中で、僕より先に売れていって悔しいと思うこともありましたし、辞めたいと思うこと何回もありました。これからも(辞めたいと思うことが)あるかもしれないですが、やっぱり辞めなくてよかったです。
――あなたにとって役者とは?
子役のときに思わなくて、今思うことなんですけど、いかに役の見えないところを見せていくか。表面的なところじゃなくて、人間の見えないところをどう見せていくかという仕事。それを見せられる人がすてきな役者さんだなと感じます。
――今の仕事の目標は?
求められる人。見ている人、監督さんとか制作する側の人にも求められる人になりたいです。
――あなたにとって“挑戦”とは?
ちょうど次、初舞台があるんですけど、それこそ挑戦です。挑戦って、自分が今まで経験したことのないことや、見たことのない景色にどれだけ自分が熱と覚悟を決めて挑めるかだと思うので、次の舞台頑張ります。
――幸せの条件を3つ挙げるなら?
現場にいて芝居をしているとき。バイクに乗っているとき。友達と話しているとき。今日の総括ですね(笑)。
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撮影:こた
動画撮影:岩本新之助
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