「こんなおかしなドラマ待ってました!」 オダギリジョー、“犬役”のNHKドラマ大反響で「殴られるような事にはならず、安心しました(苦笑)」(1/2 ページ)
オダギリさんは警察犬役として着ぐるみ姿で出演。
俳優のオダギリジョーさんが脚本と演出を務めるNHKドラマ10「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」第1話が9月17日に放送。オダギリさんが「これ、NHKで大丈夫なの?」とあおっていただけに、放送後もネットで話題になっており、その反響を受け、オダギリさんと池松壮亮さんがコメントを発表しています。
オダギリさんが自身初となる“犬”役を務める「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は、鑑識課警察犬係の青葉一平(池松さん)と、相棒である警察犬オリバー(オダギリさん)が不可解な事件に挑んでいく物語。周囲からは優秀な警察犬と期待されているオリバーが、なぜか一平の目には「ぐうたらな犬の着ぐるみ姿のおじさん」に見えているのが同作の特徴です。
第1話が放送されると、作品名がTwitterでトレンド入り。「攻めてるね〜」「こんなおかしなドラマ待ってました!」「NHKっぽくなくて面白かったわ」「これ放送すんのぶっ飛んでんなって思ったなぁ」「時効警察の匂いがプンプン」「ありがとうNHK、わけがわからないうちに終わったけど最高だった」など、評価する声が多数寄せられていました。
演じてみたい役として「着ぐるみの犬」という設定を長年を温めていたオダギリさん。第1話放送後に行われたインタビューでは、「単純に、ほっとしています」「殴られるような事にはならず、安心しました(苦笑)」「自分のタイミングで見たい方々にもちゃんと届いているんだなと嬉しく思っています」と、挑戦的な同作が好評であることに喜びのコメント。また、「1話で描かれてなかった街の裏の顔も見えてくるので、楽しんでいただけたら」と、池松さんとともに第2話の見どころを紹介しています。
なお、第2話では、一平とオリバーが発見した拳銃は11年間行方不明だった少女の遺体と関係のある物で、ヤクザ組織「関東明神会」構成員の所有物ではないかとの疑惑が浮上。警察が捜査を進める一方、少女の事件を追っていたフリーライター・溝口健一(永瀬正敏さん)は明神会の若頭・龍門(松重豊さん)に取材を申し入れるというストーリーです。
第一話を終えてのオダギリさんと池松さんのコメント
――第一話から大変好評でネットなどで話題になってますがいまどんな気持ちですか?
オダギリジョーさん
単純に、ほっとしています。こういう挑戦的な作品ですし、叩かれることも覚悟していましたが、殴られるような事にはならず、安心しました(苦笑)。NHKプラスやオンデマンドの視聴がかつてない程の数字を出しているらしく(驚)、見逃した方々や、自分のタイミングで見たい方々にもちゃんと届いているんだなと嬉しく思っています。スタッフ、キャスト一同頑張った甲斐がありました。NHKでこういう作品を放送するということ自体が新しいチャレンジですし、それだけでもこの作品が作られた意味があるのかもしれないですね。
池松壮亮さん
とても自信を持って出せる作品だと思って心配はしてなかったですが、実際に大変ポジティブな反響が多くとても嬉しいです。
いまはドラマでも、いろんな目を気にして自制する作品が多い中で、表現にそれを持ち込まず、愛情を持って笑いを仕掛けたオダギリさんのチャレンジの結果だなと。笑うことを諦めちゃいけないし、自由であることを諦めちゃいけないし、そんな思いが表現された作品だと思います。
――第二話はどんな所に注目してほしいですか?
オダギリジョーさん
いろんなことを詰め込んだ一話だったので、まずはこのドラマの設定を受けいれたり、世界観に慣れたところで終わったという人が多いと思います(笑)。第二話は、この作品に他する抗体ができたうえで見てもらえることを考えると、見やすくなってより楽しんでいただけると思います。新たに出てくるキャラクターも何人かいて、一話で描かれてなかった街の裏の顔も見えてくるので、楽しんでいただけたらと思います。僕のことは嫌いになっても、「オリバーな犬」のことは嫌いにならないで下さい!って感じです。
池松壮亮さん
オダギリさんの言われるように第一話はまだ挨拶で、ここからですから「オリバーな犬」は(笑)。二話については、ようやく始まります、いろんなことが。新しいキャラクターも登場しますし、どんどん謎が深まって、不思議な世界に誘われていきます。ぜひ楽しみにしていただければと思います。
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