中川翔子、中傷被害は「我慢しないで警察にちゃんと相談して」 弁護士から脅迫罪などについて学ぶ

YouTubeチャンネル登録者数72万人の岡野武志弁護士が登場。

» 2021年10月14日 12時50分 公開
[川上酒乃ねとらぼ]

 タレントの中川翔子さんが10月13日にYouTubeチャンネル「中川翔子の『ヲ』」を更新。20代の男性が自身を誹謗(ひぼう)中傷して書類送検された件に触れ、アトム法律事務所の代表・岡野武志弁護士を迎えて法律や対処法を教わりながら、自身の思いを伝えています。

中川翔子 岡野武志 岡野タケシ 逮捕 誹謗中傷 書類送検 中川翔子さん(画像はYouTubeから)

 7日に、中川さんをネット上の匿名掲示板でたびたび誹謗中傷した20代の男性が書類送検されたと報道。13日公開の動画で中川さんはこの件に触れ、何カ月にも渡って「硫酸かけるぞ」「自殺しろ」という脅迫が「ものすごい勢いで書かれ続けていました」と明かすとともに、以前にストーカー被害にあったことから実際に被害に合う可能性が否定できず「すごく怖かったです」と胸中を吐露しました。

 今回中川さんが警察に相談した理由は、今後の誹謗中傷の抑止につながれば良いと思ったことから。岡野弁護士は専門家の立場から、誹謗中傷は名誉毀(きそん)損罪、侮辱罪、脅迫罪に該当すると解説。また書類送検とは、捜査を行った警察が被疑者を逮捕せず、そのまま検察庁に事件を引き渡すことを指すと話しています。

中川翔子 岡野武志 岡野タケシ 逮捕 誹謗中傷 書類送検 中川さんと岡野弁護士(画像はYouTubeから)

 ネットが普及してソーシャルメディアが広がる中、匿名の不特定多数が1人を侮辱するようなことが増えてきており、厳罰化という流れになっているとも指摘。これまでは、例えば民事裁判を起こす場合の手続きにかなりの時間がかかっていたものの、2022年あたりに施行される「改正プロバイダ責任制限法」では「もっとコンパクトにスピーディー」に手続きが行えるようになると伝えています。

 動画では、誹謗中傷を少しでも減らしていくにはどうすれば良いのかを岡野弁護士に問いかけた中川さん。岡野弁護士は繰り返し警察に相談することが大切としており、1回で諦めるのではなく、2回、3回と相談することで警察での記録が積み重なり、「ただの痴話喧嘩」ではなく警察が介入すべき問題だと認識してくれるようになるとのことです。

 中川さんの事件に関しては、書類送検された被疑者が今後、年末にかけて検察庁から呼び出されて検事から取り調べを受けることになるとのこと。仮に起訴されて刑事裁判になったとしても民事裁判とは別であるため、懲役刑が下されたとしても中川さんが損害賠償を請求することは可能だそうです。

 最後に中川さんは、「あらためてですけど、言葉って本当に人の命を奪いかねないナイフになりえることを義務教育とかで教えてほしいですね」と切実な願いをコメント。「匿名だからバレないだろうとかそういうことじゃなくて、本当に本人に届いてどれだけ恐ろしい思いをさせるか」と自身の被害を踏まえて語り、「SNSって、好きとか楽しいとかうれしいとかをシェアしたり発信したり、誰かをほめたりほめてもらえたり、そういうハッピーを無限に楽しめたりできると思うので攻撃するのはやめた方がいいと思います」と訴えかけました。

 また、現在被害にあっている人には「被害者なのに泣き寝入り……こういうことじゃなくて、ちゃんとすぐに警察に相談していいということなので、我慢しないで警察にちゃんと相談してください。ちゃんと警察は動いてくれると思います!」と強い意思で伝えていました。

中川翔子 岡野武志 岡野タケシ 逮捕 誹謗中傷 書類送検 思いを語る中川さん(画像はYouTubeから)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」