「テセウスの船」で“怪演”注目 大人を惑わす演技力の柴崎楓雅、「全部が初めての年」な13歳の素顔とは(1/2 ページ)

次の出演作も楽しみ。

» 2021年11月29日 18時00分 公開
[のとほのかねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「優等生から一変! 大人も震え上がらせる演技力」との見出しで、「第104回ザテレビジョンドラマアカデミー賞ザテレビジョン賞」を受賞し、日曜劇場「テセウスの船」での“怪演”ぶりが話題となった13歳の柴崎楓雅(しばざき ふうが)さん。最後の最後まで大人たちを翻弄(ほんろう)させる演技力が「不気味」「強烈」と注目を集めています。

柴崎楓雅 テセウスの船 加藤みきお 怪演 岸辺露伴 一究 撮影/こた

 「テセウスの船」で注目を集めた後、高橋一生さんが主演を務め、新作エピソードの放送も決定している「岸辺露伴は動かない」の第1話「富豪村」に一究役として出演した柴崎さん。村の案内人として岸辺露伴たちにマナーの試験を課すキャラクターでしたが、放送当時「一究役の子が憎らしいほど達者な演技で、エンディングロールの名前を検索したら『テセウスの船』のサイコパスな少年の画像が出てきて思わず悲鳴をあげました」「一究が最高だった」「再現度がすごい!」と引き続き演技力が高く評価されていました。

 確かな演技力が注目を集めている柴崎さん。プライベートは13歳という中学1年生のパーソナルを伺いました。

動画で見る

柴崎楓雅

しばざき ふうが

2008年4月22日生まれ。東京都出身。小学生のころにスカウトされ芸能デビュー。2020年放送の日曜劇場「テセウスの船」で加藤みきお少年を演じ注目を集めると、第104回ザテレビジョンドラマアカデミー賞ザテレビジョン賞を受賞。「岸辺露伴は動かない」やNHK大河ドラマ「麒麟がくる」映画「約束のネバーランド」「明日の食卓」などに出演。

「テセウスの船」で大人たちを圧倒

柴崎楓雅 テセウスの船 加藤みきお 怪演 岸辺露伴 一究

 小学校のころにスカウトされたことがきっかけで芸能界入りした柴崎さん。怪演と注目を集めたTBS系日曜劇場「テセウスの船」は、俳優の竹内涼真さん演じる田村心が、平成元年にタイムスリップして父親が逮捕された殺人事件の謎を追うミステリー作品で、先の読めない展開や“黒幕探し”がネットで話題となり、第6話からはクライマックスへ向け視聴率も右肩上がりとなっていました。

 そんな盛り上がりに貢献したと言っても過言ではないのが、加藤みきお役を演じた柴崎さん。絶妙な怪しさと狂気をはらんだ美少年が犯人の1人だとだと分かるとネットでは「サイコパス風の演技めちゃめちゃ上手すぎた」「ダークナイトのジョーカーレベルのチートで凄まじかったな…」とその迫真の演技に驚きの声が多数寄せられており、本人にとっても転機となったことを語りました。

 「『テセウスの船』は転機となった作品で、初めての連続ドラマ出演でもあったので、すごく印象深い作品。僕が演じる加藤みきおが犯人だと分かってからたくさんインタビューをしていただく機会が増え、学校での反響もすごかったです。第104回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 ザテレビジョン賞をいただけたことは、最高にうれしかったです」

 また、共演した竹内さんからはたくさんの影響を受けたという柴崎さん。「こういう感じでやった方がいいよと、演技のアドバイスをたくさんもらって撮影を乗り切ることができることができたと思います」と撮影時を振り返りました。

尾野真千子も「怖かった」と高評価

柴崎楓雅 テセウスの船 加藤みきお 怪演 岸辺露伴 一究

 さらに、「岸辺露伴は動かない」で演じた一究は、原作のキャラクターが持つ不気味さを見事に表現。露伴たちにマナーの試験を課すキャラクターなだけに演技指導には苦労したとのこと。

柴崎楓雅 テセウスの船 加藤みきお 怪演 岸辺露伴 一究 (画像はYouTubeYouTubeから)

 「『岸辺露伴は動かない』のときにお辞儀の練習があって、もともと姿勢が悪かったのですが、マナー指導の先生から言われて少しだけ姿勢が良くなったと自分では思っています」

 2021年に公開された映画「明日の食卓」では、尾野真千子さん演じる石橋あすみの息子・ユウの二面性を演じきり、尾野さんが「怖かった」と称賛したこともありました。

 「『明日の食卓』で演じた石橋ユウは、家族に悩みを抱えている役だったので気持ちの上がり下がりを気をつけて演じました。この役もサイコパス系のお芝居だったので、最初は気付かれないように普通の子っぽい演技を心がけて、後からどんでん返しみたいにサイコパスを意識して演じました」

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/27/news009.jpg しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  2. /nl/articles/2404/27/news020.jpg パパに笑顔を見せる4カ月の赤ちゃん、ママの顔を見ると…… あるあるな反応に「なんで?!」「ママをすごく信頼してる証拠」とさまざまな声集まる
  3. /nl/articles/2401/26/news015.jpg スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  4. /nl/articles/2404/27/news003.jpg 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  5. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  6. /nl/articles/2404/27/news008.jpg 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  7. /nl/articles/2404/27/news010.jpg 巨大ウサギのデカさを伝えるため、2Lペットボトルを横に置いてみたら…… 衝撃の比較結果に「えっ、500mlじゃないんですか」「マジで大きい」
  8. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  9. /nl/articles/2404/26/news187.jpg 実写「シティーハンター」、最後まで見るとあるはずの仕様がない配慮「わかってる」「粋なはからい」「いい判断」
  10. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」