【4代目バチェラー黄皓インタビュー】再び旅路についた真意を告白 波乱の展開は「僕の中では何も後ろめたさはない」(1/2 ページ)

「番組史上最大の波乱」が待つというエピソード4の配信を前に、本人を直撃しました。

» 2021年12月01日 17時00分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 シーズン3の衝撃の結末からはや2年、Amazon Prime Videoに『バチェラー・ジャパン』が戻ってきました。

11月25日から配信が始まった婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4は、容姿端麗、高学歴、高収入のバチェラー(独身男性)を多くの女性が奪い合う様を描いた人気シリーズの最新版。初週はエピソード3まで配信され、久々の“華やかな地獄絵図”に注目が集まっています。

『バチェラー・ジャパン』シーズン4 | 予告編

 シーズン4では、シリーズで初となる海外からのスタートとなった他、過去最大となった女性応募者数、過去シリーズからの参加者、エピソード1のローズセレモニー後にホストを担当する坂東工さんから告げられた意外な展開、さらに、これまでの『バチェラー・ジャパン』では見られなかった“本国のバチェラー”を思わせる参加者の行動など、序盤から見どころが多いですが、特筆すべきはバチェラーの人選です。

 今回のバチェラーは、2020年にAmazon Prime Videoで配信された“男女逆転版バチェラー”『バチェロレッテ・ジャパン』の参加者で、最後の2人に残った実業家の黄皓(こう・こう)さん。かつて、本当の自分の姿を出しきれず、真実の愛をつかめなかった男が、バチェラーとして再び舞い戻ってきました。

 初週に配信されたエピソード3までで既に不穏な空気が漂い始め、エピソード4は「番組史上最大の波乱」が待つとされる『バチェラー・ジャパン』シーズン4。黄さんに今思うところを聞いてみました。

バチェラー・ジャパン シーズン4 黄皓 インタビュー 桑原茉萌 休井美郷 黄皓(こう・こう)さん。1986年生まれの35歳。10代で中国から来日後、商社での勤務を経て起業。現在は3社の代表を務める(以下、シーンカットを除く写真の撮影はバチェラー大好き羊肉るとん

恋愛的な引きずりはなかった――『バチェロレッテ・ジャパン』後、再び旅路に戻ってきた黄皓の真意

―― これまでの『バチェラー・ジャパン』はもちろん、『バチェロレッテ・ジャパン』も全て見てきた人間としては、今回は意外な人選という印象です。『バチェロレッテ・ジャパン』参加からバチェラーとなったいきさつを聞いていきたいのですが、最初に、黄さんが『バチェロレッテ・ジャパン』で男として学んだことはどういうものだったのかを教えてください。

 僕に限った話ではないでしょうが、普段、男性の恋愛している姿を身近で見ることはあまりないんです。友人の恋愛相談をそんなに聞くわけでもなければ、男性の友達が女性を口説いてるのを目の当たりにすることも多くなかったから、どういう口説き方をしているのか知らないわけです。

 僕自身は口説き方やアプローチを自分なりのスタイルでやってきましたが、『バチェロレッテ・ジャパン』では、あんなに恥ずかしげもなく感情表現して、あんなに真っすぐ愛情を伝えるやり方もあるのだと学んだので、(當間)ローズや杉ちゃん(杉田陽平)の影響はすごく多かったです。言葉で感情を伝えてもらいたい瞬間も多いでしょうし、ローズみたいに抱きしめてあげるだけで安心する瞬間もあるでしょう。

 『バチェロレッテ・ジャパン』のときの福田萌子さんは、ものすごい不安だったと思うんです。僕は最初それに気付けなかった。彼女は“選択肢”を持っている人間だったから、選ばれる男性参加者である僕らの方が不安なはずだと考えていましたが、そもそもみんなが自分のことを本当に愛してくれているのか不安な中、杉ちゃんやローズが寄せた「好きだよ」とか、大切に思っているという言葉はすごく彼女を安心させただろうし、それは本当にいい勉強というか学びでした。

バチェラー・ジャパン シーズン4 黄皓 インタビュー 桑原茉萌 休井美郷

―― 『バチェロレッテ・ジャパン』の後、バチェラーとなるまでの黄さんはどんな日々を過ごされていたのでしょう。実業家として仕事に精を出していたのか、恋愛絡みの部分で消化できないものを抱えたままだったとか。

 恋愛的な引きずりはなかったです。あの旅でも精いっぱいの答えを出しましたし、萌子さんが出した答えもそう。あの結末に対してちゃちゃを入れる立場にもなければ、そうさせたのも自分だったので、それを引きずったりは正直ありませんでした。

 ただ、萌子さんも言っていたように、もっとリスクマネジメントをせずに接することができたら変わったのかなと思うことはあります。でもそれは、萌子さんをもう一度口説き直したいという感情ではなかったです。どちらかといえば、(『バチェロレッテ・ジャパン』の参加で)2、3カ月仕事に完全に穴を開けてしまったので、旅の後は仕事に忙殺されていて、こと恋愛について言えば、この1年は本当に恋愛できる状態じゃなかったんです。

―― 恋愛できる状態でなかったのは仕事が主な理由ですか?

 1つはメディアに出て人の目に触れたことで、色眼鏡をかけた状態で異性と接することが多くなったから。誰も本気にしてくれないし、僕もあと一歩踏み込みづらい。交わしたやりとりがそのままさらされたりするようなリスクもある。恋愛をしたい30代半ばの男性としての僕と、会社の代表としてしっかりしないといけない自分、両方の葛藤があるので、なりふり構わず誰かを口説いたりアプローチすることもなく、どちらかといえば仕事仕事な1年でした。

バチェラー・ジャパン シーズン4 黄皓 インタビュー 桑原茉萌 休井美郷 複数の企業の経営者としての顔も持つ黄さん

―― そういう状況にありながら、なぜシーズン4のバチェラーとなったのかが気になります。その辺りのいきさつを。

 今回のバチェラーの候補として自分の名前が挙がったことは当然うれしかったです。ただ、本当に自分にできるのかなという不安な気持ちと、プライベートでなかなか恋愛できない、後ろめたいことは何もしていないけれど、さらされ方によっては一気に不利になる状況を危惧していた中で、『バチェラー・ジャパン』ってある種すごくフェア。全てを人にさらけ出す分、堂々と恋愛できるなと思ったことが1つ。

 もう1つはやっぱり『バチェロレッテ・ジャパン』で全てを出し切れなかったこと。僕は萌子さんに合わせたコミュニケーションをしていたつもりでしたが、結果として、本当の自分を知ってもらえきれなかった。今回自分が萌子さんの立場に立って15人の女性と向き合うことになったときに、まるっと自分を出したらどんな化学反応、どういう評価をしてもらえるのか、自分のことを一生大事にしてくれる人がその中にいるのかなと純粋にワクワクしたのもありました。

バチェラー・ジャパン シーズン4 黄皓 インタビュー 桑原茉萌 休井美郷

―― 不安と好奇心があったと。そのせめぎ合いがあったとして、一歩踏み出せたポイントは?

 人生は1回しかないということ。明日死んでもおかしくない中で『バチェラー・ジャパン』『バチェロレッテ・ジャパン』もご縁があって参加することができた。そういうチャンスは誰にも平等に巡ってくるわけじゃないですが、僕にはたまたまその話が来た。こういうのって運命だし、目の前に飛んできたものを全力で楽しむ“遊び”が人生にはあっていい。だからこそ出たいと思ったし、そこで見つけたパートナーと結婚するのを僕はすごく面白いきっかけだと思っています。

 今までも恋愛したことがないわけじゃなくて、真剣な恋愛をしてきましたし、婚約したこともあります。でも結婚に至らなかった。タイミング、フィーリングだけじゃなくハプニングが絶対大事だと思う中で、『バチェラー・ジャパン』ってフィーリングこそ自分たちで見つけるものですが、タイミングとハプニングが用意された場所で、これは自分の背中を押す1つのきっかけになるだろうと思ったので、ここで結婚するパートナーを見つけること自体に違和感はなかったです。

―― 『バチェロレッテ・ジャパン』は選ばれる側、『バチェラー・ジャパン』は選ぶ側です。そうした違いは感じましたか?

 『バチェロレッテ・ジャパン』のときは、「選ぶ側はいいよな」と(笑)。僕らは一生懸命アピールして、あとは天命を待つだけで、ある種、最後の決断というか責任を他人に押し付けられる。でも、いざやってみると、選ぶ側の方がしんどいぞと。

 本来、みんなが追い求める存在のはずなのに、歴代のバチェラー、バチェロレッテは多分みんな不安。本当に好きでいてもらえてるのかなとか、本当に彼女たちが追うにふさわしい人間でいれているのか、彼女たちの言葉は本心なのかどうか勘ぐっちゃうのが旅の常だったので、選ぶ側が優位だと思ったら大間違い。

 特に今回は僕がバチェラーだと知らずに女性たちはエントリーし、僕からすれば超不利なところからのスタート。選ぶ側だけど見定められる側でもあるのは難しかったし、苦しかったですね。

バチェラー・ジャパン シーズン4 黄皓 インタビュー 桑原茉萌 休井美郷
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/25/news174.jpg 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  2. /nl/articles/2404/26/news154.jpg 元「AKB48」メンバー、整形に250万円の近影に驚きの声「整形しすぎてて原型なくなっててびびった」
  3. /nl/articles/2404/21/news011.jpg 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  4. /nl/articles/2404/12/news174.jpg 築年数不明の平屋にある、ボロボロ床板をはがしてみたら…… 発覚したヤバい事実に「ビックリ!」「大丈夫でしたか?」心配と驚きの声
  5. /nl/articles/2404/26/news022.jpg ママの足にくっつく生後7カ月の赤ちゃん、甘えてるのかと思いきや…… 計算された行動と「ちいこい後ろ姿がかわいすぎ」て目が離せない
  6. /nl/articles/2404/25/news016.jpg 「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
  7. /nl/articles/2404/25/news069.jpg “作画軽減ガンダム”をガンプラで作成 → 使用パーツも最小限の再現ぶりに「完全に一致」「部品軽減ガンダム」
  8. /nl/articles/2404/23/news090.jpg 誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
  9. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  10. /nl/articles/2404/26/news024.jpg 0歳赤ちゃん「(ママ来たっ!)」→喜びが抑えきれなくて…… 尊すぎるダンスが300万再生「心が浄化されていく」「朝から癒やされました」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」