神田沙也加さんが35歳で急逝 加藤夏希、宮本亞門、梶浦由記らが追悼「ただただ、とても残念」「もっと生きて欲しかった」(1/2 ページ)

突然の訃報に悲しみが広がっています。

» 2021年12月19日 11時42分 公開
[川上酒乃ねとらぼ]

 俳優の神田沙也加さんが12月18日に急逝。生前、ドラマで共演しプライベートでも親交のあった加藤夏希さんや宮本亞門さん、梶浦由記さんらが神田さんの生前の姿を思い返しながら追悼しました。

神田沙也加 逝去 急死 急逝 死去 マイ・フェア・レディ 急逝した神田沙也加さん(画像はローブ公式サイトから)

 報道によると、神田さんは18日に主演舞台「マイ・フェア・レディ」の北海道公演のため訪れていた札幌市で急逝したとのこと。公式サイトでは神田さんの急逝を伝えるとともに、「私共もまだ信じ難く、受け止めることができない状況でございます」と悲しみをあらわにしていました。

神田沙也加 逝去 急死 急逝 死去 マイ・フェア・レディ 「マイ・フェア・レディ」での衣装を着た神田さん(画像は神田沙也加Instagramから)

 この報道を受け、2003年に放送されたドラマ「ヤンキー母校に帰る」(TBS系)で共演した加藤さんは、ブログを更新し「まだ全然信じられなくて、嘘なんじゃないかって何度も検索…」と突然の訃報を信じられないでいるとコメント。「カラオケをしたり、絵を描いては見せ合ったりと、10代の青春の一時期を共に過ごしました。高い声で笑うサーヤの姿は今でも鮮明に覚えています」と当時を思い返しながら、「皆さんと同じように、側からみて順風満帆に過ごしているんだろうなと思っていた矢先だったので、とても辛く悲しい知らせで、ただただ、とても残念です」と悔しさをにじませていました。

神田沙也加 逝去 急死 急逝 死去 マイ・フェア・レディ 2010年に再会した際の加藤さんと神田さん(画像は加藤夏希オフィシャルブログから)

 また、2004年7月に神田さんが赤ずきん役で出演したミュージカル「INTO THE WOODS」で演出を担当していた宮本さんは「娘のような沙也加が亡くなった」と訃報をツイート。神田さんがオーディションに合格した際のエピソードを思い返しながら、「天国で穏やかに暮らしてください。でも、僕はどうしても寂しくて、悔しい。これからなのに、もっと生きて欲しかった」と悔しさをにじませていました。

 他にも、神田さんがユナ役の声優を務めていたアニメ「ソードアート・オンライン」シリーズで楽曲を手掛けた梶浦さんは、「ご一緒させて頂いたスタジオで、いつもキラキラと明るく聡明で、天使のような美しい歌声にみんなが聞き惚れいつの間にかニコニコしていた、あの多幸感が忘れられません」と生前の神田さんを回想しながら追悼しています。

 神田さんは1986年に、歌手の松田聖子さんと俳優の神田正輝さんとの間に誕生。2001年に“SAYAKA”名義で芸能活動を開始すると、2002年には1stシングル「ever since」で歌手デビューし、さらに映画「ドラゴンヘッド」への出演で本格的に俳優デビュー。歌手や俳優として順調にキャリアを重ねますが、2005年には「ゆっくりと時間をとっていろいろなことを勉強し、将来のことを考えたい」という希望し芸能活動を休止します。

 その後、2006年には本名の“神田沙也加”として芸能界に復帰し、2012年にはアニメ「貧乏神が!」の艶光路撫子役で声優デビュー。2014年にはミュージカル・アニメーション映画「アナと雪の女王」のアナ役の日本語吹き替えを担当して大ヒットに貢献。2018年には長年の目標だった第43回菊田一夫演劇賞を受賞するなど、俳優としても大きな功績を残していました。一方で、プライベートでは2017年に俳優の村田充さんと結婚。Instagramでは仲むつまじい姿をたびたび公開していましたが、2019年12月に離婚を発表していました。

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