「カレーパングランプリ」で“どら焼き”が受賞!? 「和菓子かどうかも怪しい」どら焼きを作った富山の和菓子屋さんの挑戦(1/2 ページ)
未知の領域への挑戦、その背景は。
「いま1番おいしいカレーパン」を投票で決する「カレーパングランプリ」で、2021年に“どら焼き”が「バラエティ部門」の金賞を受賞しました。どら焼きがカレーパン……?
受賞したのは、明治3年(1870年)創業の老舗和菓子店「中尾清月堂」(富山県高岡市)のどら焼き「ホットドラバター カレー」。どら焼きの皮にカレーとバターをはさんでおり、電子レンジで温めて食べる商品です。
「ホットドラバター カレー」は中尾清月堂のホット専用どら焼き「ホットドラバター」(関連記事)シリーズの最新フレーバー。それまで同シリーズは2018年発売のオリジナル(小豆あん+バター)、クリームチーズ、アーモンドチョコに、2019年登場の五郎島金時(ごろうじまきんとき)の4種を展開していました。
温めて食べる“ホット専用”というどら焼きの新境地を開いた「ホットドラバター」シリーズですが、フレーバーは「甘い」という典型的な和菓子のイメージから外れず展開していました。そこでなぜあえてカレー味に挑戦したのか聞いてみました。
暑い季節に食べてほしい
「2018年12月に販売を開始したホットドラバターは、温めて食べるという特性上、冬に食べるイメージが強い商品でした。2019年の春先、これからの季節にホットドラバターをお客様に必要としていただくにはどんな味が求められるのか、どんなシーンをご提案すべきなのかを商品開発会議で話し合った結果、『夏に食べたくなる味』『スパイシー』『カレー』といったアイデアが生まれました」(中尾清月堂)
「ホットドラバター カレー」の構想が始まったのは、「ホットドラバター」シリーズが始まって間もないころ。しかし、中尾清月堂は和菓子店。カレー味のどら焼きを作るうえで不安はなかったのでしょうか。
「通常は甘い香りが立ち込める中尾清月堂の工場内に、カレーのにおいが漂ってしまうのではないかという心配がありました」(同社)
やはり、カレーのにおいは気になるところ。実際の過程では「他のお菓子にスパイシーな影響が及ばないよう、生産体制に配慮しています」とのことです。
生地は他のホットドラバター同様「中尾清月堂のどらやき」をベースに、温めてふわふわの食感になるものをカレー専用に砂糖不使用で開発。あんはバターや生地との相性、全体とのバランスにこだわり、40種類以上のカレーを試した結果、野菜が溶けこみマイルドでピリッとスパイシーさが残る味に仕上げました。
構想から開発、完成まで約1年半。2020年に「ホットドラバター カレー」は完成しました。「『甘くない』『和菓子かどうかも怪しい……』、そんな『ホットドラバター カレー』への挑戦は、企画・製造・販売スタッフともに未知の領域であったことに間違いありません。おいしさに自信はありましたが、異色さゆえ、来店されたお客様に受け入れていただけるのか。ただただ不安でした」と同社。
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