大のアニメ好きが選ぶ“もっと評価されるべき2021年アニメ”ランキングTOP20! 『バック・アロウ』『ゲキドル』ら快作を抑えた1位は?(2/3 ページ)

» 2021年12月29日 18時00分 公開
[はるのおとねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

10位:MARS RED(4月〜6月放送)

『MARS RED』第4弾PV (C) 藤沢文翁/SIGNAL.MD/MARS RED製作委員会

 2021年は『怪物事変』『ぶらどらぶ』『吸血鬼すぐ死ぬ』『ヴィジュアルプリズン』『月とライカと吸血姫』など吸血鬼が登場するアニメが多数ありましたが、同作もその一つ。同名の朗読劇が原作で、大正時代の日本政府が配備した対ヴァンパイア機関を中心に人間とヴァンパイアの数奇な運命が描かれます。

 同作で評価されたのは「匂いすら感じられそうな画作りと原作者の藤沢文翁さん自ら監督を務めた音響」から来るこだわりの大正時代描写。また「完璧な構成」な1話や、「全米が泣いた級」の6話など特定話数を神回だったとする振り返りや「2020年代によみがった大正版『薄桜鬼』」というコメントもありました。

9位:チート薬師のスローライフ〜異世界に作ろうドラッグストア〜(7〜9月放送)

『チート薬師のスローライフ〜異世界に作ろうドラッグストア〜』本PV (C)ケンノジ/一二三書房, チート薬師製作委員会

 同作は、異世界に転生した主人公・レイジが鑑定や創薬のスキルでその世界になかった薬を次々と作り出し、ドラッグストアで困った人たちを助けるファンタジー作品。『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』や『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』など、2021年に存在感を増した異世界スローライフものの一作です。

 「薬師のアニメなのに毒にも薬にもならない! 現代社会に疲れた人間が何も考えずに観るのに最適なアニメ」というコメントからも分かるように、スローライフをうたうアニメらしい気楽さが魅力の同作。『ジュエルペット』シリーズや『プリパラ』シリーズなどのキッズアニメを長年支えてきた佐藤まさふみ監督の「テロップやバンク演出などの定型パターンを活用した巧みなアニメ作りの技」も光る秀作でした。

8位:「やくならマグカップも」シリーズ(4〜6月、10〜12月放送)

『やくならマグカップも』アニメ本PV (C) プラネット・日本アニメーション/やくならマグカップも製作委員会

 岐阜県多治見市にやってきた主人公の姫乃をはじめとする女子高生たちが、陶芸部での活動を通じて陶芸の楽しさを知っていく『やくならマグカップも』。4月から第1期が放送され、10月から第2期『二番窯』が放送されました。

 「少女×趣味」はいまや定番ジャンルとなりましたが、その中でも「やや素朴」な同作は少女たちの成長を軸に創作や家族の在り方にまでアプローチした物語と、秀逸な画作りが高評価。30分番組の半分を占める、メインキャストが陶芸や街歩きをする実写パートも「アニメとのシナジーがすごい」「素直に聖地巡礼したくなる楽しさ」と好評でした。

7位:SK∞ エスケーエイト(1〜3月放送)

『SK∞ エスケーエイト』第3弾PV (C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞

 『Free!』『BANANA FISH』の監督で知られる内海紘子さん初のオリジナル作品となった同作は、スケートボードをモチーフにしたバトルアニメ。「S」というルール無用のレースで、明るいレキと物静かなランガなど個性的なスケーターたちが競い合います。

 同作は、2021年の女性向け新作アニメでは屈指の人気作だっただけに「既に評価されているので投票できない」とする声もありました。しかしそれ以上に「バトルありギャグあり友情ありの骨太スケボーストーリーなので男性でも楽しめるのでは」「男性にも、少し大人向けのホビーアニメと思って観てほしい」などコメント付きの投票が多数。またキャラクターでは、子安武人さん自身が「期待を裏切らない子安武人キャラ」と語るほど怪演がマッチしたラスボスの変態スケーター・愛抱夢(アダム)が支持を集めました。

6位:RE-MAIN(7〜9月放送)

『RE-MAIN』PV第3弾 (C) RE-MAIN Project

 2021年は東京2020オリンピックに合わせてか、『灼熱カバディ』『バクテン!!』などアニメでは珍しいスポーツを題材にした作品が豊作でしたが、『RE-MAIN』がそのトップとなりました。同作は交通事故の影響で中学3年間の記憶を失った高校生・清水みなとが、とある約束をきっかけに中学時代に打ち込んでいた水球を再開するところから始まる青春ストーリーです。

 水球という多くの人になじみの薄いスポーツを題材にし、さらに記憶喪失の主人公というトリッキーな設定を持ち込みながら1クールでまとめたシリーズ構成が最大の評価点。『TIGER & BUNNY』を手がけた西田征史さんによるもので、「『これで泣かない奴はいないだろ』という具合の、最後の瞬間のために丁寧に作り込まれた物語」「前半の物語が好きなほどつらい中盤を越えて、それでも前に進んでいく終盤の輝きを見届けてほしい」といったコメントが寄せられました。

5位:セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-(4〜6月放送)

『セブンナイツレボリューション -英雄の継承者-』クライマックスPV (C)Netmarble Corp.& Netmarble Nexus Inc.・セブンナイツ製作委員会

 『セブンナイツレボリューション -英雄の継承者-』は、スマートフォン用ゲーム『セブンナイツ』が原作ですが、本編の遠い未来を描いたオリジナルストーリー。英雄の力を持つ<継承者>たちの頂点に立つ集団<セブンナイツ>の戦いを描かれます。

 「燃えと萌えを両立した王道ファンタジーアニメ」と完成度の高さがたたえられながらも、「手料理がなぜか全てコロッケになってしまうメインヒロインなど愛嬌(あいきょう)もたくさん」あったという同作。放送中に印象的だったゲーム版CMのうたい文句「壮大な冒険に期待しなさい!」に恥じない、壮大な面白さで楽しませてくれました。

4位:バック・アロウ(1〜6月放送放送)

『バック・アロウ』第3弾PV (C)谷口悟朗・中島かずき・ANIPLEX/バック・アロウ製作委員会

 『バック・アロウ』は巨大な壁に囲まれた大地・リンガリンドを舞台にしたロボットアニメ。『スクライド』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』の谷口悟朗さんが監督を、『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』の中島かずきさんがシリーズ構成や全話脚本を務めました。

 2クールにわたった同作について、ネット上では第1クールで視聴を断念したとする声も見られますが、本アンケートでは多くの投票者が「中盤からの面白さ、燃えっぷりが異常」「(終盤における)軍師管理大元帥があまりにかっこいい」と第2クールからの盛り上がりを評価しました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/13/news176.jpg 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. /nl/articles/2411/14/news014.jpg ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. /nl/articles/2411/14/news042.jpg 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  4. /nl/articles/2411/14/news090.jpg ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  5. /nl/articles/2411/14/news167.jpg 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. /nl/articles/2411/14/news187.jpg 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. /nl/articles/2411/13/news162.jpg 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  9. /nl/articles/2411/14/news035.jpg 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  10. /nl/articles/2411/12/news194.jpg 「予約しました」 サッポロ一番の袋に見せかけた“笑っちゃいそうなグッズ”が話題 「サッポロ一番味噌ラーメン好きがバレちゃう」
先週の総合アクセスTOP10
  1. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  2. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  3. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  4. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」
  5. イモト、突然「今日まさかの納車です」と“圧倒的人気車”を購入 こだわりのオプションも披露し光岡自動車からの乗り換えを明かす
  6. 「この動画お蔵かも」 親子デートの辻希美、“食事中のマナー”に集中砲火で猛省……16歳長女が説教「自分がやられたらどう思うか」
  7. 老けて見える25歳男性を評判の理容師がカットしたら…… 別人級の変身と若返りが3700万再生「ベストオブベストの変貌」「めちゃハンサム」【米】
  8. 「ガチでレア品」 祖父が所持するSuica、ペンギンの向きをよく見ると……? 懐かしくて貴重な1枚に「すげえええ」「鉄道好きなら超欲しい」と興奮の声
  9. 「デコピンの写真ください」→ドジャースが無言の“神対応” 「真美子さんに抱っこされてる」「かわいすぎ」
  10. 「天才」 グレーとホワイトの毛糸をひたすら編んでいくと…… でっかいあのキャラクター完成に「すごい」「編み図をシェアして」【海外】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた