【追悼】「イル・ディーヴォ」カルロス・マリン、日本を愛し愛された太陽の人 「日本のために何ができるか」熱い思いが実った「故郷」歌唱動画初公開(2/2 ページ)
プロ集団を率いる頼もしいリーダー、カルロス
並木安里さんは活動初期から10年以上にわたって、イル・ディーヴォの日本語通訳を担当。メンバー4人全員が異なる国の出身で、それぞれソロとして活動してきたバックグラウンドを持つことから「意見が合わないときはフラストレーションを感じていた様子でした」と、初期にはよそよそしい雰囲気もあったと振り返っています。一方で当時から“アーティストとして、お互いの才能へのリスペクト”は持ち続けていたとも。やがて信頼関係が芽生え、カルロスがリーダーとしてグループを代表する場面があったとあるエピソードを明かしてくれました。
「都内から離れた山の中のロケーションで、テレビ用に取材撮影したときのことです。アーティストの美的感覚やイメージに関わることで、カルロスさんにどうしても納得できないことがあって議論になりました。ウルス、セバスチャン、デイヴィッドはこだわりを貫くカルロスを最後まで仲間として見守っていました。控室で熱くなって戦う姿勢のカルロスさんと静かに結果を待つ他のメンバーの姿は私の心を打つものでした。 4人のお互いを思い合う気持ちで、最終的にはカルロスさんの望み通りとなりました」
「日本のことが心から大好きで、2011年の東日本大震災のときには日本のファンそして日本の人たちのことがとても気になり他のメンバー同様、いち早く日本に来て皆さんの前で歌を歌い、何か力になりたいと強く願ってたようでした。いつも日本のことを『愛シテマース』と言ってくださって本当にありがとうございました」(並木さん)
「#CarlosMarinForever」 これからのイル・ディーヴォ
イル・ディーヴォは1月5日、予定されていたツアーを2月から新たにスタートすることを発表。3年半ぶりの来日公演も含まれ、3月22日を皮切りに4月9日の東京国際フォーラムまでの全国7都市全12公演を予定しています。ゲストボーカルにメキシコ系アメリカ人のバリトン歌手スティーヴン・ラブリエを迎え、一部の内容を変更し亡きカルロスをしのぶ公演にすると明らかにしました。
最後にカルロスと直接言葉を交わしたのは、2021年8月のオンライン・ファンミーティングだったと小山さん。時差のため彼だけ早朝の参加だったにもかかわらず「朝からハイテンションで『マダマダ元気』とお決まりのフレーズを口にして、みんなを笑わせてくれました」とファン思いの一面はどんなときも健在でした。
並木さんによれば「日本でいつか暮らしてみたい」とたびたび口にし、「日本の所得税はどうなっているの?」と“未来”を想像させる質問をしていたというカルロス。「笑顔で手をふりながらもう飛行機から降りて来てくれないなんて残念」と悲しんでいます。
「どんなに前の日が大変で夜遅くても朝から元気いっぱいで、これから始まる1日を楽しみにしていた笑顔の彼。その“生きる姿勢やたくましさ”をたたえ、スタッフの間では“先輩”と呼ばれていました。スペインの太陽のようなカルロスさん、どうぞ、安らかにお眠りください」
公演スケジュール
【札幌】 3/22(火) 札幌文化芸術劇場hitaru 17:30開場/18:30開演
【仙台】 3/24(木) ゼビオアリーナ仙台 17:30開場/18:30開演
【東京】 3/26(土) 東京国際フォーラム ホールA 17:00開場/18:00開演
3/27(日) 東京国際フォーラム ホールA 12:00開場/13:00開演
【名古屋】3/28(月) ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館) 17:30開場/18:30開演
【福岡】 3/30(水) 福岡サンパレスホテル&ホール 17:30開場/18:30開演
【広島】 4/1(金) 広島文化学園HBGホール 17:30開場/18:30開演
【大阪】 4/4(月) フェスティバルホール 17:30開場/18:30開演
4/5(火) フェスティバルホール 17:30開場/18:30開演
4/6(水) フェスティバルホール 17:30開場/18:30開演
【東京】 4/8(金) 東京国際フォーラム ホールA 17:00開場/18:00開演
4/9(土) 東京国際フォーラム ホールA 12:00開場/13:00開演
チケット
S\15,000 A\13,000 B\11,000(税込)
※6歳未満(未就学児童)入場不可
企画・招聘・制作
ウドー音楽事務所(https://udo.jp/concert/IlDivo2022)
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死因は不明。代理人は「彼の死は突然だった」とコメントしています。
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