『鋼の錬金術師』実写映画が2部作で再び! 原作の最終話までを描ききる(1/2 ページ)

『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』が5月から公開。キャストが豪華。

» 2022年03月02日 04時00分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 荒川弘さんの名作漫画『鋼の錬金術師』連載20周年の新プロジェクトとして、新たな実写映画が二部作で公開決定しました。原作の最終話までを描ききる同作は、前編「復讐者スカー」が5月20日、後編「最後の錬成」が6月24日にそれぞれ公開予定で、スカー役新田真剣佑さんなどのキャスト情報に加え、予告映像も解禁されました。

実写映画「鋼の錬金術師 完結編」でのエド実写映画「鋼の錬金術師 完結編」でのスカー エドとスカーのビジュアル。劇場に掲出されるポスターは、2種類を合成したものに

 原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載された荒川弘さんのファンタジー漫画。錬金術が存在する架空の世界を舞台に、錬金術最大の禁忌・人体錬成を行い大きな代償を負ったエドワードとアルフォンスの兄弟が幻の術法増幅器「賢者の石」を探す旅に出る物語は人気を博し、これまでに2作のテレビアニメシリーズ(『鋼の錬金術師』『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』)と2作のアニメ映画(『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』)が製作されました。

 2017年にはHey! Say! JUMPの山田涼介さん主演で実写映画化。荒川さん描き下ろしの新作エピソードを入場者特典としたことも話題を呼び(関連記事)、興行収入約12億円を記録しました。

 連載20周年の新プロジェクトとして発表された新たな実写映画は、二部作で原作の最終話までを描き切る予定で、正式タイトルは『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』で、副題から分かるように、二部作の前編はイシュヴァール殲滅戦を生き延び、復讐のために国家錬金術師の命を狙う“傷の男(スカー)”が中心となる物語。後編は、原作のクライマックスシーンである“お父様”との戦いと、その後のエドとアルや仲間たちを描き、完結編のタイトル通り最終話までが描かれます。

映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』予告。ナレーションがアニメ版「鋼の錬金術師」でエドの声を演じた朴ロ美さんなのがいい

 キャストのうち、エドワード・エルリック役の「Hey! Say! JUMP」山田涼介さん、機械鎧(オートメイル)技師ウィンリィ・ロックベル役の本田翼さん、“焔の錬金術師”ロイ・マスタング大佐役のディーン・フジオカさんなど主要なキャストは前作から続投。リザ・ホークアイ中尉役の蓮佛美沙子さん、マース・ヒューズ中佐役の佐藤隆太さん、ハマり役だと騒がれたエンヴィー役の本郷奏多さん、グラトニー役の内山信二さんも引き続き出演します。

「鋼の錬金術師」スカーのビジュアル 2月に公開されていたスカーのビジュアル

 また、今作からの新キャストとして、2022年2月中旬にビジュアルだけが公開されていたスカーは新田真剣佑さん、エドとアルの父親であるヴァン・ホーエンハイムとホムンクルスたちの生みの親であるお父様の二役を内野聖陽さん。キング・ブラッドレイ大総統を舘ひろしさんが演じることが明かされました。

 さらに、東の大国シンから不老不死の法を求めてやってきた、シン国第十二皇子リン・ヤオを渡邊圭祐さん、リンの護衛ランファンを黒島結菜さん、ランファンの祖父フーを筧利夫さん、“剛腕の錬金術師”アレックス・ルイ・アームストロング少佐を山本耕史さん、その姉で“氷の女王”の異名を持つオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将を栗山千明さん、“紅蓮の錬金術師”ゾルフ・J・キンブリー中佐を山田裕貴さんが演じます。この他、エドとアルの母親役で仲間由紀恵さん、ウィンリィの機械鎧技師の師で祖母のピナコ・ロックベル役に風吹ジュンさん、ウィンリィの両親役に藤木直人さんと奥貫薫さん、ホムンクルスのセリムに寺田心さん、シン国第十七皇女メイ・チャンに中国出身のロン・モンロウさん、エドとアルの師匠イズミ・カーティスに元宝塚歌劇団の遼河はるひさんがキャスティングされています。

 解禁された予告映像では、スカーとのアクションシーンやスカーが復讐を誓うことになったイシュヴァール殲滅戦の様子が確認できる他、真理の扉の前のアルの後ろ姿、苦悶の表情で銃を構えるウィンリィ、キング・ブラッドレイとリンの剣術での戦い、右腕の機械鎧が崩壊していくエドの姿など、気になるカットがめじろ押しとなっています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」