「警察官になる道も考えた」榎木淳弥が振り返る青春時代 空の美しさ魅せる劇場アニメ「ブルーサーマル」インタビュー(2/2 ページ)

» 2022年03月07日 18時00分 公開
[小西菜穂ねとらぼ]
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「10年に1本でも、何か面白いことができたらいい」

榎木淳弥 榎木淳弥さん

―― 「ブルーサーマル」という作品のどういった部分に魅力を感じますか?

榎木 映像美がとてもすばらしい。ポスターでも描かれているように空の色の移り変わりを美しく表現しています。空のグラデーションをただ単に青いだけじゃなく、いろんな色が混ざりあうように描いていて、雲のちぎれ方とかを見ていると自分も空を飛んでいるような気持ちになれるはず。

「ブルーサーマル」 空の美しさは見物

 なるべく原作は読むんですけど、どうしてもアニメーションとして表現するための変化はある。そこは台本からくみ取ってやりました。原作の小沢先生がアフレコのときにいらっしゃったのでランチを取りつつお話もしましたが、どう演じるとかはなくて楽しく雑談させていただきました(笑)。

―― ダイナミックな映像美は劇場作品の醍醐味(だいごみ)ですが、演者としてテレビ放送作品との違いはあるんでしょうか?

榎木 テレビだとその先のストーリーがどうなるか、演じていても分からないときがあるんです。僕は「どうなるんですか?」と自分から聞かないタイプ。「このキャラもうちょっとで死ぬんだ」「さぁ死に向かっていくぞ!」とあざとい芝居をしちゃうかもしれないし(笑)。

 映画だと1本まるまる台本もらえるので、毎週収録していくテレビとは異なり結末を知った状態で演じることになります。知らないなら知らないなりに、知っていれば調整ができることもある。どちらがいい悪いではなく、そういう部分で違いは感じますね。

榎木淳弥

―― 「ブルーサーマル」公開後は、劇場によっては「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」「アンチャーテッド」と並んで榎木さんの出演作が同時に3本上映されることになります。

榎木 そうですね。ただ、あまり出演作品の数では測らないようにしたいなと思っています。数じゃなく、1年に1本でも、10年に1本でも、何か面白いことができたらいい。1本1本自分なりに頑張れたら。

―― 今回はそうした1本になりましたか?

榎木 当時の自分は頑張っていたんじゃないですかね。頑張っていたと思います!(笑)

「ブルーサーマル」

「ブルーサーマル」 「ブルーサーマル」

出演:堀田真由 島崎信長 榎木淳弥 小松未可子 小野大輔 

   白石晴香 大地葉 村瀬歩 古川慎 高橋李依 八代拓 河西健吾 寺田農

原作:小沢かな『ブルーサーマル ―青凪大学体育会航空部―』(新潮社バンチコミックス)

監督:橘正紀 脚本:橘正紀 高橋ナツコ

主題歌:「Blue Thermal」SHE’S(ユニバーサル ミュージック)

挿入歌:「Beautiful Bird」SHE’S(ユニバーサル ミュージック)

アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム

製作:「ブルーサーマル」製作委員会

配給:東映


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(C) 2022「ブルーサーマル」製作委員会

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