「最初の飴ザッパーンでビビり散らかした」「職人さんありがとう」 京のお手毬飴の作り方に5万いいねの反響(1/2 ページ)

何度も見返したくなる動画です。

» 2022年03月18日 11時30分 公開
[北崎早希ねとらぼ]

 カラフルでかわいい手毬あめ「京のお手毬」ができるまでの職人技を捉えた動画がYouTubeで大きな話題になっています。3月14日現在、再生回数はなんと238万回を突破。5万件以上の高評価が寄せられるなど、注目を集めています。

手毬あめ 製造風景 京都 かわいい手毬あめはどうやって作っているの?

 動画を制作したのは、京都府宇治市にあめ工場を構える「岩井製菓」。職人が昔ながらの製法で少量ずつ時間をかけて丁寧に手をかけて作り上げたあめを販売している、創業57周年の製菓会社です。

 YouTubeチャンネル「京の飴工房岩井製菓」では、さまざまなあめの製造風景や自宅で挑戦できるあめづくりのレシピなどを公開しています。

手毬あめ 製造風景 京都 伝統的なあめを製造する「京の飴工房岩井製菓」さん

 特に話題を集めているのが、優しいパステルカラーとコロンとしたフォルムがかわいい手毬あめができるまでの動画。お土産の定番品でもある手毬あめは、舞妓(まいこ)さんのかんざしに付いていた鞠から着想を得て生み出されたものだそうです。

 白をベースに桃色、青色、黄色、紫色で筋を入れている手毬あめ。いったいどうやって作り上げているのでしょうか。

手毬あめ 製造風景 京都 熱々に煮詰められたあめを作業台に流します

 まずはあめを鍋で煮詰め、作業台へと流し込みます。ある程度固まったら、筋になる部分を計量して分けとり、それぞれに色付けをしていきます。着色されたスライム状のあめの塊は、透明感がありビー玉のような美しさ。職人は全体が均等に色づくように微調節しながらこねていきます。

手毬あめ 製造風景 京都 鮮やかなブルーがとってもキレイ!

 続いて登場したのは、巨大なあめの塊。「京のお手毬」の白い部分をミルク味にするため全粉乳を投入して混ぜ込んでいきます。体重をかけながら大きなあめをたたみながらこねる伸ばし作業は見るからに重労働ですが、職人は難なくこなして次の工程へ移ります。

手毬あめ 製造風景 京都 乳白色の正体は全粉乳!
手毬あめ 製造風景 京都 体重をかけながら体全身でこねています

 機械を使ってあめを引き伸ばし、きれいな乳白色になった塊を太く大きな三角の棒状に伸ばしました。そこへ、色づけしておいたあめを二人がかりで貼り付けていきます。だんだんとお手毬あめに近づいてきましたが、まだ大きさは巨大なまま。この後どうやって小さなあめにするのでしょうか。

手毬あめ 製造風景 京都 着色したあめがここで登場!
手毬あめ 製造風景 京都 全体をなじませながら微調整するのも職人技!

 重そうなあめの塊を持ち上げ、「自動バッチ」という機械にセットする職人。あめはころころと回転しながら徐々に細く長く伸びていきます。抱えるほどの太さだったあめが直径数センチほどまで細くなったら、「球断機」で小さくカット。これでかわいい「京のお手毬」の完成です!

手毬あめ 製造風景 京都 機械にセットして……
手毬あめ 製造風景 京都 細く長く伸ばします
手毬あめ 製造風景 京都 カットして完成!

 小さくてかわいらしい手毬あめができるまでには、多くの工程や重労働があることに驚きが止まらない動画でした。

 コメント欄には、「職人技っ! お見事ですね」「めっちゃ熱いだろうけど…超かっこいい!!」「作るところ見ると感動してしまいます。技術って素晴らしいですね」といった、伝統の技術を絶賛する声が次々に上がっています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/26/news022.jpg 「日本人だけが感じる絶望」 職場に置かれたドーナツ → “抹茶味”かと思いきや…… “まさかの事実”に反響「怖くて泣いちゃった」「笑いました」
  2. /nl/articles/2503/25/news028.jpg 「これはうれしい」 引っ越しのあいさつでもらった手土産、開封したら…… “センス抜群の中身”に「参考にしたい」
  3. /nl/articles/2503/24/news034.jpg 「多分日本で1位、2位を争う」 3児のママが書いた“通園経路図”がすごい! 「えーめちゃ最高ですね」「中高生だったら溜まり場」
  4. /nl/articles/2503/22/news096.jpg 40歳女性、“ネットで買って失敗した服”→似合わせアイデアを募集したら…… 驚きの結果が720万再生 「すごい!」
  5. /nl/articles/2503/25/news050.jpg 初めて夫の実家に挨拶した妻、初々しかった表情が9年後…… “そうはならんやろ”な変わりっぷりが1150万再生
  6. /nl/articles/2503/26/news030.jpg 「やばい髪形にされた」とショートが気に入らなかった女性→バッサリ切ったら…… 衝撃のビフォアフに「可愛い過ぎる」「半端ねぇな」と反響
  7. /nl/articles/2503/23/news042.jpg ニットで口元が隠れた赤ちゃん、そっと脱がせてみると…… “想像を超える”表情が2300万再生「心に刺さった」「今まで見た中で1番!」【海外赤ちゃん記事3選】
  8. /nl/articles/2503/26/news110.jpg 「この値段は信じられない」 ワークマンの“2500円防水バッグ”に高評価殺到 「即買い」「使い勝手最高」
  9. /nl/articles/2503/25/news022.jpg これが駅前だって!? 世界最大級のデカすぎる重機が並ぶ景色が920万表示 「かっけぇぇぇ!」「どうやってここまで」
  10. /nl/articles/2503/23/news033.jpg 段ボールに切れ込みを4つ→“信じられない変形”をするライフハックに80万再生の反響 「今世紀最高の技だ」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  2. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  3. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  4. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが550万再生「凄すぎて笑うしかないw」「チーズが、、、」 話題になった作者に話を聞いた
  5. ディズニーランドがオープンした1983年当時、カップルだった2人→37年後…… 目頭が熱くなる現在の姿に感動
  6. ニットで口元が隠れた赤ちゃん、そっと脱がせてみると…… “想像を超える”表情が2300万再生「心に刺さった」「今まで見た中で1番!」【海外赤ちゃん記事3選】
  7. 水族館のイカに“指でハート”をしてみたら… “まさかのお返し”が190万表示「こ、こんなことあるのか」
  8. 「ひどすぎ」 東京ディズニーランドで“約100人のドジャースファン”が一斉に“迷惑行為” 「やめてほしい」と物議
  9. 19万8000円で購入した超高級魚を、4年間育てたら…… ド肝を抜く“大変化”に「どんどん色が」「すごい」
  10. 初めて夫の実家に挨拶した妻、初々しかった表情が9年後…… “そうはならんやろ”な変わりっぷりが1150万再生
先月の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  4. 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  6. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  7. 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  8. “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
  9. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  10. 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に