「みんなが思うスーパーヒーローになろう」 映画「ドラゴンボール超」出演の神谷浩史&宮野真守が明かすガンマ1号とガンマ2号の魅力インタビュー(1/3 ページ)

実力と人気を兼ね備えたスーパーな2人がドラゴンボールの世界に。控えめに言っても最高のキャスティングを本人はどう感じているのかインタビュー。

» 2022年06月11日 18時00分 公開
[西尾泰三ねとらぼ]

 6月11日から映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」が劇場公開となりました。

「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」がついに公開! 「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」がついに公開!

 2015年から新たなテレビアニメシリーズとしてスタートした「ドラゴンボール超」は、原作者の鳥山明さんが初めてテレビアニメシリーズのストーリー原案を務めたことも話題に。番組終了後の2018年12月には「宇宙サバイバル編」のその後を描いた劇場版「ドラゴンボール超 ブロリー」が公開。かつて劇場版キャラクターとして圧倒的な強さを見せたブロリーが刷新された物語は全世界興行収入で劇場版の歴代最高となる135億円を突破。リブートに華を添え、ドラゴンボールが新たなステージに立ったことを感じさせました。

 そんな「ドラゴンボール超 ブロリー」に続く「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」でスポットライトを浴びるのは、強さを追究し続ける孫悟空やベジータではなく、孫悟飯とピッコロ。そして、今作に登場する新キャラクターが人造人間ガンマ1号&ガンマ2号です。

ガンマ1号&ガンマ2号 ガンマ1号&ガンマ2号

 かつて悟空が壊滅させたはずのレッドリボン軍が新たに生み出した2人の人造人間を演じるのは、当代きっての実力派声優である神谷浩史さんと宮野真守さん。リヴァイや阿良々木暦、刹那・F・セイエイや岡部倫太郎など2人が演じてきたキャラを数人連想するだけでもワクワクしますが、対となるキャラクターを演じることで、その魅力が膨れ上がっているようにも感じられ、控えめに言っても最高のキャスティングです。

 「機動戦士ガンダム00」や「デュラララ!!」シリーズなどでの共演もあり、2022年は「ドラゴンボール超」以外に「うる星やつら」でも共演する2人にねとらぼエンタではお話を聞きました。

「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」でガンマ1号&ガンマ2号を演じる神谷浩史さんと宮野真守さん 「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」でガンマ1号&ガンマ2号を演じた神谷浩史さんと宮野真守さん

神谷「スーパーヒーロー、です」 ガンマ1号2号という存在

―― ガンマ1号&ガンマ2号はとてもヒーロー然としています。彼らのスーパーヒーローとしての大義名分、あるいは価値観はどんなものだと感じますか? というのは、彼らが敵視するのは悪人じゃなく悪役、というようにも見え、それは神谷さんがアニメ「偽物語」で同じようなことを言われていたのと重なるのです。

神谷 彼らなりの正義感は当然持ち合わせているだろうし、それが彼らの言葉で言うと“スーパーヒーロー”となってくるのだと思います。ただ、言葉として“スーパーヒーロー”と“正義の味方”は似て非なるものだと僕は思っていて。だから、彼らが果たして“正義の味方”かどうかは別の話になってくるんです。

 彼らは、Dr.ヘド(CV:入野自由)が作った……

宮野 お、Dr.入野(笑)。

神谷 ガンマ1号&ガンマ2号はDr.ヘドの趣味を多分に受け継いでいる。作られたスーパーヒーローでもあるので、そういう正義感というかスーパーヒーロー像は、Dr.ヘドが思い描いたものが投影されているとは思いますが、彼らがそれにどういう意志を持って行動しているのかは、正直、分からないところではあります。

Dr.ヘド 卓越した技術力でガンマ1号&ガンマ2号を生み出したDr.ヘド(画面左)
特別映像:最悪の誕生編

宮野 ガンマ1号&ガンマ2号は、目的を与えられ人造人間として生み出されたキャラクター。自分たちの信じる道というか、戦うべきものに非常に真っすぐな2人なのは確かで、そこが物語でフックになってくる。そういう性質だと分かってもらえれば彼らの劇中での変化や存在感を感じてもらえるはずです。

 彼らが印象的な判断をする場面も出てきます。今回のキャラクターとしての役割があり、僕らはそれを魅力的に演じられるように真っすぐ向かい、さらに劇場公開前では伝えられない物語の核心にしっかりと関わり、そこで思いをちゃんと見せてくれるキャラクターなので、面白いと思ってもらえるんじゃないかと。

ガンマ1号&ガンマ2号

―― (取材当時、)まだまだベールに包まれていることが多く、お2人の演じるキャラクターの全貌がまだよく分かっていない部分があります。

神谷 スーパーヒーロー、です。

宮野 物語の内容に絡む部分なので、見る側にもその情報量でとどめてほしいのは僕らも同意見です。物語に付随するところは全く言えませんが、神谷さんと一緒になるってことで僕はすごく安心感があり、きっと(神谷さんと)対比になるキャラクターだとは思いました。多分だけど僕(が演じるガンマ2号の方)がおバカキャラかなと思っていたら、やっぱり僕の方がバカで(笑)。バカというかノリが軽い。

神谷 そういった意味では、スーパーヒーローであることと、僕とまもちゃんが声をやらせていただく時点で「なるほど」と僕は思ったんです。スーパーヒーローということを大前提に、僕とまもちゃんを選んでくれた。じゃあ僕たちはもうみんなが思うスーパーヒーローになろうと。

 周りからこう見られたらよりスーパーヒーローっぽくなるんじゃないかとポーズを取り続けているガンマ2号と、そうしたものは必要ないと思っている実直で真面目なガンマ1号。その2人が物語にどう関わるのかを楽しんでいただければと。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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